中国の政府当局が、中国から韓国への団体旅行を再び禁止したことがわかった。北京の複数の大手旅行会社が「国の政策で(関連商品の販売を)停止した」と本紙に語った。在韓米軍に配備されたミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」について中国が撤去を求めている問題で、幕引きを図る韓国の文在寅政権に対して圧力策を復活させた。中国は3月から、THAAD配備への経済的な「報復」措置として、韓国への団体旅行を全面禁止。12月中旬の文大統領の訪中を前に、北京と山東省の旅行会社に限って、関連商品の販売を許可していた。