ダボス会議を主催するスイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」は17日、2019年版の男女平等度ランキングを発表した。日本は前年の110位からさらに順位を下げ、過去最低の121位だった。
日本国内で統合型リゾート(IR)事業への参入に意欲を見せていた中国企業の日本法人元役員らが、海外から違法な資金移動がIRに絡んで日本に持ち込んだ疑いのあることが関係者の話でわかった。
反政府デモが続く香港情勢が、来年1月11日の台湾総統選の様相を一変させている。台湾に統一を迫る中国への警戒感が高まり、歯切れ良く「一国二制度」を拒否する現職の蔡英文総統の支持率が急回復。香港と同じく若者が世論を引っ張っている。
12日の英総選挙で与党・保守党が大勝した。政治の迷走に嫌気がさした有権者が混沌から抜け出すため、与党の公約である「欧州連合(EU)からの離脱」に青信号を出した。だが危ういナショナリズムが見え隠れする英国の未来は霧にかすみ、EUも統合の逆回転という試練に見舞われる。英国の民意が欧州、そして世界を揺さぶった。
12日投票の英下院(定数650)総選挙は開票作業が進み、英BBCなどによると、ジョンソン首相率いる与党・保守党が第1党を維持し、単独過半数の議席を獲得することが確定した。
政府は13日、15~17日に予定している安倍首相のインド訪問について、中止する方向で調整に入った。モディ首相との会談場所になっていたインド北東部のアッサム州グワハティで、政府への抗議デモが起きて治安が悪化しており、会談の開催は難しくなっている。
公益財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市)は12日、今年の世相を表す「今年の漢字」に「令」が選ばれたと発表した。同協会が毎年公募しており、2位は「新」、3位は「和」。平成最後の発表となった昨年の1位は「災」だった。
米議会下院の司法委員会は10日、トランプ大統領の弾劾決議案を公表した。ウクライナ外交を悪用して2020年の大統領選を優位に進めようとした「権力乱用」に加え、議会の弾劾調査に協力を拒んだ「議会妨害」を弾劾訴追の根拠に明記した。司法委は週内に決議案を採決し、トランプ氏は来週にも弾劾訴追される見通しだ。
中国の習近平指導部は2022年を目標に、共産党や政府機関の情報システムをすべて中国製に切り替える。パソコンや基本ソフトが対象に含まれる可能性がある。米中ハイテク覇権の争いが激化しており、米国製を排除して自国のIT産業を育成するとともに、米中貿易交渉のカードにするとの見方も取り沙汰される。
北朝鮮で、故金正日総書記や朝鮮労働党幹部らエリート層が多く卒業し最高の権威をもつ教育機関の一つとされる平壌の金日成総合大に、日本語や日本文学を専門的に学ぶコースが2017年春に新設された。同大などが明らかにした。
朝鮮中央通信によると、北西部・東倉里のミサイル実験場「西海衛星発射場」で7日午後、「極めて重大な試験」が行われたと国防科学院報道官が8日発表した。北朝鮮が、米国との非核化協議の期限として設定した年末が迫る中、軍事挑発に向けた準備作業を進めることで米国を揺さぶる狙いがあるとみられる。
政府は2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、国連総会に諮る「オリンピック休戦」決議案をまとめた。伝統である休戦の順守を国連加盟国に呼びかけたうえで、日中韓3か国によるスポーツ分野の協力の強化や東日本大震災の復興支援への謝意などを表明しているのが特徴だ。
北朝鮮の崔善姫第1外務次官は5日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、北朝鮮への軍事力行使の可能性に言及したトランプ米大統領を非難した。「今のような危機一髪の時期に、意図的に対決の雰囲気を増幅させる表現を使うなら、老いぼれのもうろくが再び始まったと診断すべきだろう」と批判した。
アフガニスタン東部ジャララバードで4日、日本人医師で民間活動団体(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんが殺害された事件で、中村さんを乗せた車を襲った武装集団が警備員を先に銃撃し、その後に運転手と中村さんを撃った可能性があることが、目撃者への取材で分かった。
北大西洋条約機構(NATO)の創設七十年を記念した首脳会議が三日、二日間の日程でロンドンで始まった。加盟国首脳は同日夜、エリザベス英女王がバッキンガム宮殿で主催した歓迎式で節目を祝ったが、式に先立っては米仏などの不協和音が露呈した。トランプ米大統領は、シリアを巡る米、トルコの対応からNATOを「脳死状態」と表現したフランスのマクロン大統領を「侮辱的だ」と非難した。