中国の放送当局は、英BBCのワールドニュースの放送を禁止した。BBCは、中国の新疆ウイグル自治区に関する報道などを巡って中国政府から批判を受けていた。英当局は4日に中国国際テレビ(CGTN)の放送免許を取り消しており、対立は深まっている。
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が11日、女性蔑視ともとれる自身の発言を巡り、辞任する意向を固めた。周辺に伝えた。発言に対して国内外で批判が高まっていた。組織委は後任を日本サッカー協会元会長の川淵三郎氏(84)に打診している。
米海軍第7艦隊は9日、原子力空母2隻が南シナ海で軍事演習を行ったと発表した。同様の演習は、バイデン政権発足後初めてで、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を牽制する狙いがあるとみられる。
昨年夏から秋にかけて国内で起きた新型コロナウイルス感染症の「第2波」では、変異によって重症化を引き起こしにくくなったウイルスが主流だったとみられると、慶応大などのチームが分析結果をまとめた。現在の第3波で主流のウイルスは同様の変異を持たず、チームは「気を抜かず、対策を徹底すべきだ」と強調している。
欧州各国が、中国の強引な海洋進出などへの警戒を強めている。英仏に加え、海外領土を持たないドイツも異例のアジア地域への艦船派遣を計画する。一方で経済関係などから中国との対立は避けたい思いもにじむ。
千葉県は7日、同県多古町の養鶏場で飼育中の鶏が死んでいるのが見つかり、高病原性の疑いがある鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が確認されたと発表した。
第11管区海上保安本部(那覇)は6日、尖閣諸島周辺の領海に午前4時45分ごろから中国海警局の船2隻が侵入したと発表した。中国海警局の武器使用を認める海警法が今月1日に施行されて初めて、中国当局の船が尖閣周辺領海に侵入した。
米国のバイデン大統領は4日、就任後初めて外交政策について演説し、中国を「最も重大な競争相手」と呼んで対抗姿勢を強調した。米国の国益に資する分野では中国と協力するとも述べた。ドイツ駐留米軍の削減を中止し、ロシアの選挙干渉やサイバー攻撃に対抗する方針も示し、厳しい対露姿勢を鮮明にした。
気象庁は4日、関東で春一番が吹いたと発表した。1951年の観測開始以降、最も早い春一番となった。これまでの記録は1988年の2月5日だった。4日午後1時までに観測された最大風速は、東京都心15・2メートル。
韓国国防省は2日、2020年版の国防白書を公表した。前回白書では日本を「同伴者」と位置づけたが、「隣国」に表現を変更した。韓国政府関係者は、日本による輸出管理厳格化を理由に「隣国が妥当と判断した」と述べ、日韓関係の冷え込みを反映させたことを明らかにした。
クーデターを起こしたミャンマー国軍は1日夜、国軍系のテレビ局を通じ、11人の新たな閣僚を任命したと発表した。国軍は1日にアウンサンスーチー国家顧問ら複数の政権幹部を拘束しており、外相を兼務していたスーチー氏ら現閣僚は事実上、全員が解任された。
政府は1日、新型コロナウイルス対策として11都府県に7日までの期限で発令している緊急事態宣言について、栃木県を除く10都府県で3月7日まで1か月延長する方針を固めた。2日の政府対策本部で正式決定し、菅首相が記者会見で説明する。
新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて外出自粛が求められている神奈川県内で30日、海沿いの国道などの渋滞が相次いだ。品川、多摩、世田谷など都内ナンバーも多く、住民らからは「人が密集して感染が拡大しないか心配」と不安の声が上がっている。