硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
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お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

矢田坐久志玉比古神社から面塚へ

2016-03-23 00:57:50 | 奈良
三連休の最終日。
矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)へ。

場所は大和郡山市。矢田寺の近く。
奈良検定の勉強を始めて知った、楼門にプロペラがついている
珍しい神社です。

「くしたまひこ」は御祭神の「饒速日命」のこと。
物部氏の大祖神とされる「饒速日命」と「御炊屋姫命」の
夫婦神を祀っているんですね。

で、天孫降臨に先立って、饒速日命が天磐船で降臨した時、
3本の矢を射た、と。
うち、二の矢が落ちた所だとされるのがこの神社なわけです。

神社の正面にまわってまずびっくりしたのは、長い勧請縄。
圧倒されますね、こういうの。
 

そして正面に、お目当ての楼門です。
この大きなプロペラは、中島飛行機製、陸軍九一戦闘機のものだとか。
 
お洒落な形の扁額には「航空祖神」の文字。
つまり、「饒速日命」のことですよね。

瓦とか、あちこちに矢の文様が入っているのも魅力。


そして境内には、二の矢が落ちたという塚が。


いろいろと見どころのある神社です。


せっかくなので、すぐ近くにある、三の矢が落ちた場所にも。
三之矢塚は、「邪馬台国想定地」ってことになってます。
 
思いっきり田んぼの中ですね。


移動しまして、平端駅の近くにある「筒井順慶歴史公園」。

行ったことないってすごい。
……場所わからない&勝手にもっと広い公園だと思い込んでました。

あ、でも、五輪塔覆堂は素敵な建物です。


最後、これも、文字面だけで知っていたけど、行ったことなかった
「結崎面塚公園」。
桜並木はまだ蕾でしたが、ここでお能観られたらいいでしょうね。


能面と結崎ネブカ(ネギ)が天から降ってきたとかいう
オモシロイ伝説が残るところ。
「どうしてそうなった?」と聞きたいけれどね(笑)

大きな碑に刻まれた「観世発祥之地」の文字は、
観世流第二四世・観世左近氏のよるものだそうです。
 

この面塚は、何度か移動しているらしく、
公園の近く、同じ川沿いに、もう一つ面塚の碑があります。


観世座の発祥、実は知らない人多いと思うな。
もとの名前は、何を隠そう「結崎座」。
そもそも、大和四座、高校日本史では習うけどさ、
京都発祥だと勘違いしている人も多いのでは?

そう。アピール下手だよね、奈良県。
愛をこめてダメ出し&自分にも気合入れです。
がんばろ~!