▼きのう6月9日金曜は、朝から3時間超に及ぶ参議院・本会議があり、入管法改正などを可決したあと、写真の「国家基幹技術としての海洋地球科学技術を推進する議員連盟」の会議に参加しました。
この間、LGBT法案に対峙する水面下の動き、また護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の活動を同時に進めています。
LGBT法案をめぐっては、岸田総理をはじめ推進側が、維新と国民民主党の案を実質的に丸呑みし、それを自公案の「修正」と称して衆議院の内閣委員会を通したことへの対応です。
護る会は、活気ある議論を続けている分科会 ( 台湾分科会、カウンター・インテリジェンス分科会、家族法制分科会 ) の今国会の会期末までの課題について協議です。
これらの国事を、前述のとおり、同時進行させています。
LGBT法案が、「修正」と称するものを経て、衆議院の内閣委員会で可決され、この個人ブログのコメントは「自由民主党は終わった」、「失望した」、「絶望した」、「もう何もかもおしまいだ」というコメントで溢れています。
もちろん、違う趣旨のコメントもあります。
その冷静なることに深い敬意を表しつつ、割合としては、昂奮 9.9 対 冷静 0.1ぐらいであるという現実をお伝えせねばなりません。
しかし、国事は、LGBT法案だけなのでしょうか。
上に記したことだけでも、台湾有事、スパイ活動の阻止、両親が離婚なさったあとの子供たち、元のご夫婦、元の祖父、祖母ら周りの人々の苦しみという国政の課題が浮き彫りになっています。
同時に、日本が、世界の近未来である海洋資源開発の最前線であることの課題と希望の両方を持つことも、お分かりでしょう。
そしてまったくの同時進行にて、LGBT法案が日本の特に子供たち、女性にとてつもなく深い不安と不幸をもたらしかねないことにも、懸命に対処しています。
すこし落ち着いて考えていただければ、日本のような大国で、こうした複雑怪奇な課題が同時に浮上し、それに慌てず騒がず、あるいは人心を動揺させず、着実に立ち向かっていくことは、ごく当たり前のことだと理解されるはずです。
▼もし他の人がやっているのを見たら、たぶんぞっとして身がすくむだろう・・・という日程のさなかでも、主権者への発信にも力を尽くすのが、わたしの責務です。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) を収録し続け、アップし続けています。
▽おおむね20秒から30秒台ですべてを話しているショート動画で、議員会館の青山繁晴事務所にて資料と書類に埋もれてうどんを食べているところを撮られてしまいました。それを含めショート動画は、ここに並んでいます。
あ~、正直、もう横になりたいです。
夜が明ければ土曜日です。国会に出ない例外の日です。しかし、横にはなれませぬ。
わたしを支えるのは、ほんらいの仕事として書き続けている文章を、読んでくださる人の存在です。
▽限定条件のもと、水面下の交渉を伝えるために、みなさんと対面し質問に答える機会は独立講演会ですが、それを精緻な文章で記すのは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) です。これです。
長い一日、一週間すきま無く長い日々のうち、誇張ではなく3分とか5分とかの時間を活かして、次の作品であるノンフィクションを書いています。しかしもう何か月も、難渋、苦吟しています。進むかと思ったら、また行きつ戻りつです。
わたしは小説と、ノンフィクションの両分野を書き続ける作家です。ノンフィクション分野では、今回がもっとも難産の本になっています。
けれども、献金を受けず、政治資金集めパーティを開かず、動画もスポンサー料を受け取らずのわたしには、資金源は原稿しかありません。
さて、とっくに夜が明けています。
みなさん、ずっと夜が続くと思ってしまったら、それがほんとうの闇なのです。
目を上げましょう。
わたしたちは、たとえ雨の中にあっても、光に恵まれた生き物、存在なのです。
どのように日々、動いているかについて、ほんとうは書き切れません。
たとえば、きのう6月9日金曜に、日程に無理にでもすきまを作って、台湾有事の隠された側面について政府側と会い、問題提起しました。
これは、ことし1月と5月に、いつもの自主海外出張にてアメリカ軍の「インド太平洋軍司令部」と「太平洋艦隊司令部」で膝をつき合わせ眼をのぞき込んで議論した結果を踏まえ、自衛隊と海上保安庁の訓練、備えのあり方をめぐって新しい提案をいたしたのです。
このように、国事はとにかく四方八方が同時進行です。
そのことだけでも、この週末、理解していただければ、わたしも励まされます。
この間、LGBT法案に対峙する水面下の動き、また護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) の活動を同時に進めています。
LGBT法案をめぐっては、岸田総理をはじめ推進側が、維新と国民民主党の案を実質的に丸呑みし、それを自公案の「修正」と称して衆議院の内閣委員会を通したことへの対応です。
護る会は、活気ある議論を続けている分科会 ( 台湾分科会、カウンター・インテリジェンス分科会、家族法制分科会 ) の今国会の会期末までの課題について協議です。
これらの国事を、前述のとおり、同時進行させています。
▼写真の、海洋に関する議員連盟では、AUV ( 自律型海中ロボット ) 、ASV ( 自律型海面ロボット ) の技術開発、また海洋プラスティック汚染への対処をめぐって、JAMSTEC ( 海洋開発研究機構 ) と議論しました。
ぼくは主として2点を、JAMSTECと文科省、内閣府へ提起しました。
ひとつは、日本のAUV、ASVはいずれも、実は肝心のAIを搭載していないことです。
たとえば、ぼくが民間の専門家時代に訪ねていた海外の研究所では、軍とも連携しAIを搭載するAUVもあります。日本は早急にそこを進めねばなりません。
もうひとつは、JAMSTECのAUV開発が、海洋資源の調査目的に終わっていることです。
ほんとうは、調査するだけではなく、大深度の海洋資源を含めて、採掘に使える大型AUVを開発せねばなりません。
ぼくは主として2点を、JAMSTECと文科省、内閣府へ提起しました。
ひとつは、日本のAUV、ASVはいずれも、実は肝心のAIを搭載していないことです。
たとえば、ぼくが民間の専門家時代に訪ねていた海外の研究所では、軍とも連携しAIを搭載するAUVもあります。日本は早急にそこを進めねばなりません。
もうひとつは、JAMSTECのAUV開発が、海洋資源の調査目的に終わっていることです。
ほんとうは、調査するだけではなく、大深度の海洋資源を含めて、採掘に使える大型AUVを開発せねばなりません。
▼みなさん、なぜ、上記のようなことを書き、上掲のような写真をこの未明にアップしているか、その真意を分かってくださる主権者もきっといらっしゃるでしょう。
LGBT法案が、「修正」と称するものを経て、衆議院の内閣委員会で可決され、この個人ブログのコメントは「自由民主党は終わった」、「失望した」、「絶望した」、「もう何もかもおしまいだ」というコメントで溢れています。
もちろん、違う趣旨のコメントもあります。
その冷静なることに深い敬意を表しつつ、割合としては、昂奮 9.9 対 冷静 0.1ぐらいであるという現実をお伝えせねばなりません。
しかし、国事は、LGBT法案だけなのでしょうか。
上に記したことだけでも、台湾有事、スパイ活動の阻止、両親が離婚なさったあとの子供たち、元のご夫婦、元の祖父、祖母ら周りの人々の苦しみという国政の課題が浮き彫りになっています。
同時に、日本が、世界の近未来である海洋資源開発の最前線であることの課題と希望の両方を持つことも、お分かりでしょう。
そしてまったくの同時進行にて、LGBT法案が日本の特に子供たち、女性にとてつもなく深い不安と不幸をもたらしかねないことにも、懸命に対処しています。
すこし落ち着いて考えていただければ、日本のような大国で、こうした複雑怪奇な課題が同時に浮上し、それに慌てず騒がず、あるいは人心を動揺させず、着実に立ち向かっていくことは、ごく当たり前のことだと理解されるはずです。
▼ぼくが掲げている「自由民主党を中から変える、それが日本の国政の王道である」という信念がこんな騒ぎで 1 ミリでも動揺したら、それこそ絶望ではないでしょうか。
揺らぐはずもありませぬ。
( ※ ここまでは、一人称をぼくとしました)
( ※ ここからは、わたしとします。実は、文章においてふだんから考えて、「ぼく」、「わたし」を使い分けています。ただし、みなさんは考えすぎないでくださいね )
▼LGBT法案は、このあと来週以降に衆議院の本会議で可決したら、参議院に送られてきます。
国会議員となって痛感しているのは、日本の国会の基本的な仕組み、また、具体的な動き方、ルール・法制が主権者にあまり理解されていないことも多いという現実です。
第一の責任は、国会議員にあると考えます。
これまで議員は、発信が不充分であり、また政界の慣用句に依存して話しているから、主権者のみなさんによく伝わっていません。
教育や、メディアの問題もあります。しかし第一の責任はあくまで、国会議員自身です。
まず、日本国は二院制です。
国会議員は、衆議院か参議院か、どちらか一方にだけ属することができます。
わたしは参議院議員です。
法案が衆議院段階にあるときに、審議や採決に参加することはできません。
一方で、非公式に、また水面下で動くことはまったく可能ですから、それを実行しています。
次に、すべて法案は、まず委員会で採決し、そのあと本会議にかけられます。
わたしは参議院において、経済産業委員会に属しています。内閣委員会には属していません。
LGBT法案を審議している委員会は内閣委員会ですから、委員会の段階では審議にも、採決にも参加することができません。
逆に言えば、そのあとの本会議では、必ず、採決に参加できます。
したがって、LGBT法案が衆議院 ( 委員会、本会議 ) にあるとき、衆議院から参議院に送られても、まだ参議院の内閣委員会にある段階のとき、わたしの動きはすべて水面下です。
そして法案が最後にやってくる参議院の本会議では、表で、行動することができます。
揺らぐはずもありませぬ。
( ※ ここまでは、一人称をぼくとしました)
( ※ ここからは、わたしとします。実は、文章においてふだんから考えて、「ぼく」、「わたし」を使い分けています。ただし、みなさんは考えすぎないでくださいね )
▼LGBT法案は、このあと来週以降に衆議院の本会議で可決したら、参議院に送られてきます。
国会議員となって痛感しているのは、日本の国会の基本的な仕組み、また、具体的な動き方、ルール・法制が主権者にあまり理解されていないことも多いという現実です。
第一の責任は、国会議員にあると考えます。
これまで議員は、発信が不充分であり、また政界の慣用句に依存して話しているから、主権者のみなさんによく伝わっていません。
教育や、メディアの問題もあります。しかし第一の責任はあくまで、国会議員自身です。
まず、日本国は二院制です。
国会議員は、衆議院か参議院か、どちらか一方にだけ属することができます。
わたしは参議院議員です。
法案が衆議院段階にあるときに、審議や採決に参加することはできません。
一方で、非公式に、また水面下で動くことはまったく可能ですから、それを実行しています。
次に、すべて法案は、まず委員会で採決し、そのあと本会議にかけられます。
わたしは参議院において、経済産業委員会に属しています。内閣委員会には属していません。
LGBT法案を審議している委員会は内閣委員会ですから、委員会の段階では審議にも、採決にも参加することができません。
逆に言えば、そのあとの本会議では、必ず、採決に参加できます。
したがって、LGBT法案が衆議院 ( 委員会、本会議 ) にあるとき、衆議院から参議院に送られても、まだ参議院の内閣委員会にある段階のとき、わたしの動きはすべて水面下です。
そして法案が最後にやってくる参議院の本会議では、表で、行動することができます。
この動画でお話ししたように、いまは戦いの真っ最中です。
美しい白鷺城こと、世界遺産の姫路城が隠れた戦闘ツールのぎっしり詰まった城であるように、わたしたちLGBT法案に反対して戦う側は、推進する側に手の内を見せるわけには絶対にいきません。
上記は実は、それを現段階のぎりぎりまで、主権者にお話ししているのです。
▼LGBT法案の「修正」の中身がいかにおかしいかについては、別のエントリー、あるいは動画などで述べます。
今週末は、福岡で独立講演会です。いただいている数多い質問をすべて頭に入れることをはじめその準備をせねばなりません。そして福岡に向かわねばなりませぬ。
美しい白鷺城こと、世界遺産の姫路城が隠れた戦闘ツールのぎっしり詰まった城であるように、わたしたちLGBT法案に反対して戦う側は、推進する側に手の内を見せるわけには絶対にいきません。
上記は実は、それを現段階のぎりぎりまで、主権者にお話ししているのです。
▼LGBT法案の「修正」の中身がいかにおかしいかについては、別のエントリー、あるいは動画などで述べます。
今週末は、福岡で独立講演会です。いただいている数多い質問をすべて頭に入れることをはじめその準備をせねばなりません。そして福岡に向かわねばなりませぬ。
▼もし他の人がやっているのを見たら、たぶんぞっとして身がすくむだろう・・・という日程のさなかでも、主権者への発信にも力を尽くすのが、わたしの責務です。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」 ( これです ) を収録し続け、アップし続けています。
▽おおむね20秒から30秒台ですべてを話しているショート動画で、議員会館の青山繁晴事務所にて資料と書類に埋もれてうどんを食べているところを撮られてしまいました。それを含めショート動画は、ここに並んでいます。
あ~、正直、もう横になりたいです。
夜が明ければ土曜日です。国会に出ない例外の日です。しかし、横にはなれませぬ。
わたしを支えるのは、ほんらいの仕事として書き続けている文章を、読んでくださる人の存在です。
▽限定条件のもと、水面下の交渉を伝えるために、みなさんと対面し質問に答える機会は独立講演会ですが、それを精緻な文章で記すのは、会員制レポートの東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) です。これです。
長い一日、一週間すきま無く長い日々のうち、誇張ではなく3分とか5分とかの時間を活かして、次の作品であるノンフィクションを書いています。しかしもう何か月も、難渋、苦吟しています。進むかと思ったら、また行きつ戻りつです。
わたしは小説と、ノンフィクションの両分野を書き続ける作家です。ノンフィクション分野では、今回がもっとも難産の本になっています。
けれども、献金を受けず、政治資金集めパーティを開かず、動画もスポンサー料を受け取らずのわたしには、資金源は原稿しかありません。
さて、とっくに夜が明けています。
みなさん、ずっと夜が続くと思ってしまったら、それがほんとうの闇なのです。
目を上げましょう。
わたしたちは、たとえ雨の中にあっても、光に恵まれた生き物、存在なのです。
どのように日々、動いているかについて、ほんとうは書き切れません。
たとえば、きのう6月9日金曜に、日程に無理にでもすきまを作って、台湾有事の隠された側面について政府側と会い、問題提起しました。
これは、ことし1月と5月に、いつもの自主海外出張にてアメリカ軍の「インド太平洋軍司令部」と「太平洋艦隊司令部」で膝をつき合わせ眼をのぞき込んで議論した結果を踏まえ、自衛隊と海上保安庁の訓練、備えのあり方をめぐって新しい提案をいたしたのです。
このように、国事はとにかく四方八方が同時進行です。
そのことだけでも、この週末、理解していただければ、わたしも励まされます。