
残念ながら、総裁選の実態はまるで違います。
ほぼ同じポストを複数人に提示したり、高い志ではなく、とりあえず推薦人を確保しよう、相手の議員を都合よく利用しようという意図がありありです。
わたし自身が3年前の総裁選で、ある候補から具体的な大臣ポスト名を挙げて、推薦人になるよう頼まれましたから、実態が良く分かりました。
今回、わたし自身が候補者ですから、わたしはポストで釣る行為を受けません。しかし話を聴いた議員のなかから、3年前のわたしと同じようにポストで釣る行為を複数、直に聴いています。実態は変わっていません。
( なおわたしは3年前のその総裁選で、安倍さんからの要請を、おのれの利益不利益とはまったく無関係に受け容れて、どなたの推薦人になるかを決しました。この新刊『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』ですこし触れています。しかし発刊が偶然、実際、偶然に総裁選の直前となったことから、ずいぶんやわらげて書きました)