▼ひとつ前のエントリーに記した、自由民主党本部での「政調全体会議」の2時間20分の議論を終えて、議員会館へ戻ると、ネットニュースにて「麻生財務大臣が、記者会見で『手を上げた方に1人10万円』と発言し、申請によって初めて給付される自己申告制という考えを述べた」という報道に接しました。
▼記者を19年近く務めた者として、正確にメモをしました。
一方で、麻生財務大臣の仰ったのは、あくまでも報道によればの話ですが、明らかに「手上げ方式」です。
総務省の説明はその真逆です。
国庫を預かるのは財務省であっても、今回の総理の決断に基づく手続きは、総務省です。
したがって、麻生大臣はご自分の考え、あるいは願望を仰ったと考えるほかなくて、政府が実際に用意していることとは食い違っているのでしょう。
▼いや、政調全体会議での総務省の説明はまったく違いました。
議員の発言ではありません。
行政官 ( 官僚 ) の発言です。
政府内の総務省の、前田一浩・大臣官房総括審議官から以下のような説明がありました。
「今回の10万円は、住民基本台帳に基づいて、全世帯へ書類をお送りして、そこに口座番号を書いてくだされば世帯の人数分を振り込みます。 ( 全世帯に ) 郵便を出して、口座番号だけ書いて返送して頂ければ、審査は不要です。その口座に振り込みます」
「手上げ方式ではありません。手上げ方式では、希望される国民が申請書を入手して、その全項目に記入して役場に持って行くことになります。これをやれば、役場が全てチェックせねばならず、なりすましや誤記が無いかも確認せねばならず、今回はやりません」
議員の発言ではありません。
行政官 ( 官僚 ) の発言です。
政府内の総務省の、前田一浩・大臣官房総括審議官から以下のような説明がありました。
「今回の10万円は、住民基本台帳に基づいて、全世帯へ書類をお送りして、そこに口座番号を書いてくだされば世帯の人数分を振り込みます。 ( 全世帯に ) 郵便を出して、口座番号だけ書いて返送して頂ければ、審査は不要です。その口座に振り込みます」
「手上げ方式ではありません。手上げ方式では、希望される国民が申請書を入手して、その全項目に記入して役場に持って行くことになります。これをやれば、役場が全てチェックせねばならず、なりすましや誤記が無いかも確認せねばならず、今回はやりません」
▼記者を19年近く務めた者として、正確にメモをしました。
一方で、麻生財務大臣の仰ったのは、あくまでも報道によればの話ですが、明らかに「手上げ方式」です。
総務省の説明はその真逆です。
国庫を預かるのは財務省であっても、今回の総理の決断に基づく手続きは、総務省です。
したがって、麻生大臣はご自分の考え、あるいは願望を仰ったと考えるほかなくて、政府が実際に用意していることとは食い違っているのでしょう。