16 ミーター、そのアルカディアが見いだした「グレディアの日記」の中に極素輻射体について何か書いてあるっていうのね。
察しがいいね、イルミナ、ユーゴ・アマリルが極素輻射体を考案して実際の形態とした経緯が記されてある。
グレディアが母ドースに詰めよって大叔母のウォンダの少女時代のことを聞き出したことがあった。ユーゴは、ある日泣いているウォンダを哀れんだことがあったが、その時の妙な感覚から後のターミナス方程式の原型となる構造システムを考案できた。ウォンダは同情してくれたユーゴのその時の心理を読んだと後になって、祖父のハリ・セルダンに打ち明けている。 それによってハリは、第二ファウンデーションの構想を思いついた、と書いてある。いわば読心術と他人の心理を操作する能力のグループの設立を思いついた。彼らの能力によって、第一ファウンデーションを陰ながら支えることができる、と悟った。セルダンは盟友ユーゴ亡きあと、ユーゴの遺産を再認識できたと言える。
まあ、驚きの出来事ね。
それで、ウォンダの能力と極素輻射体が、それからの出来事に繋がっていくっていうのね。その先が聞きたいわ。教えて教えて、ミーターさん。
イルミナ、そう急かさないでくれ。
https://youtu.be/yUDhNHRFRlM
yatcha john s. 『ミーターの大冒険』 オーロラへ 16 「 精神感応力 」
Music ∶ Twilight Hour at Sunset Beach