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仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

文字について

2022-01-27 21:38:42 | 文字について
文字について
 前からかねがね皆様に訴えたいことがありました。文字についてです。fb仲間では、日本の縄文文化の高揚が叫ばれているのですが、本気で皆さん、そう思っているのかなあ、という寂しい気持ちに襲われることしばしばです。どういうことかと申しますと、余りに文化、文明の既成概念が強すぎて、日本にもあったんだよ、~文字。という論調が多々見かけます。つまり、古代文字の有無、云々の是非はおいといて頂き、文字の有無で文明の高低を考える癖ができてしまっている、ということです。縄文文化の優越性は、要するに、人間性の強さにあり、人を許容する能力が高いこと。手先が器用だったこと、そして魂と魂の感応、魂と自然との感応能力にあったのです。つまり文字など介在する必要のない世界だったのです。古墳や遺跡にも出土しないのは、支配層は知ってたとしても、敢えて使わなかったのです。その証拠に大化後には、漢字どころか、かなの急速な普及がなぜ起こったのか考えればわかります。
 そこで考えられることは、じゃあ中国では何故に?
 簡単です。異文化、異人種の統治の手段として必要だったのです。


実は日本には独立自尊の法律があった

2022-01-27 21:24:54 | 北条泰時
実は日本には独立自尊の法律があった

 「御成敗式目」という法律がかつて日本にはありました。
 北条泰時(三代執権)は、当時の評定衆と諮って、1232年8月、武士社会の健全な常識すなわち「道理」を基とした先例をみない、全51ヶ条からなる鎌倉幕府の新しい基本法典を完成させました。
 完成に当たって泰時は六波羅探題として京都にあった弟の重時に送った2通の手紙の中で、式目の目的について次のように書いています。

 「多くの裁判事件で同じような訴えでも強い者が勝ち、弱い者が負ける不公平を無くし、身分の高下にかかわらず、えこひいき無く公正な裁判をする基準として作ったのがこの式目である。京都辺りでは『ものも知らぬあずまえびすどもが何を言うか』と笑う人があるかも知れないし、またその規準としてはすでに立派な律令があるではないかと反問されるかもしれない。しかし、田舎では律令の法に通じている者など万人に一人もいないのが実情である。
 『式目』は漢字も知らない地方武士のために作られた法律であり、従者は主人に忠を尽くし、子は親に孝をつくすように、人の心の正直を尊び、曲がったのを捨てて、土民が安心して暮らせるように、ごく平凡な『道理』に基づいたもの。」

 『御成敗式目』は日本における最初の武家法。それ以前の律令が中国法、明治以降現代までの各種法律法令が欧米法の法学を基礎として制定された「継受法」であるのに対し、式目はもっぱら日本社会の慣習や倫理観に則って独自に創設された「固有法」という点で日本法制史上特殊な地位を占めています。

 「式目」はそういう意味で日本初、唯一の日本人的法規範でありました。
 そしてそれは、中国由来の律令によらない、いわばそれ以前の日本人の本来の縄文の精神に繋がるものの復活であったと思うのです。

 それは、同時に今日本人が是非とも必要とする新たな将来の、かつまた本来的な国家イメージを構築させるための、模範となる指針を差し示していると思うのは、僕だけでしょうかねぇ。「道理」がいつでも必要でしょうね。

 写真は北条泰時の絵


ファウンデーションの夢 ミュータント 1 「ベイタ・マロウ」

2022-01-27 21:23:12 | ファウンデーションの夢
41 私がベイタ・マロウです。エブリング・ミス博士に急なお話しで参りました。

 これはこれは、こんなぼろやに、よくぞいらしてくれました。もっと堅苦しい方だと思いきや、若くて美人のお出ましとは、我が家には不似合いです。調べものが多くてこんな状態ですが、そこいらのものをどかしてお座り下さい。
なにせ、セルダン、ドーニック、ハーディン、マロウのご子孫様が来るなんて、光栄極まりありませんから。

 実は、誰にも話せない事実をお伝えに参りました。母ロアには内緒でお伺いしました。ドーニックの館が我が家の所有だということはご存知でしょうけど、ドーニックの直筆の手紙を所有しておりまして、ミスさんもご存知ないことかと思って、お伺いさせてもらったのです。
 セルダン宛の手紙で、その原書だと思います。
 あなたもそうでしょうけど、心理歴史学は全体の帰趨を扱う学問であって、個々人の個別行動の有り様はそれに結びつかないという前提でしょうけど、セルダンはその個別様態をも視野にいれていた、という内容だったのです。その調査のためにドーニックに行かせたのです。銀河帝国が成立する前、ふるさとの星からの第一波の銀河への移民として五十数個の惑星に移民したスペーサーワールドと呼ばれる、中心星オーロラ、最後に移民されたソラリアに赴きました。オーロラで彼が発見したのは、当時Rといいわれた存在の代わりの番犬の群れ、でした。ソラリアでは人間一人につき一万台といわれていたR は存在してはおりませんでしたけど、当時医学の過度の発達によって何百歳という寿命を獲得していた反動で、奇形した人間が存在しているのです。それが両性具有の人間だったんです。
  
 それがどうしたっていうのかね?私の研究は長年「心理学」に携わって来たが、ハッキリ言って「心理歴史学」という実態が思うように探りあてられないで、私の研究が中途で頓挫している。そしてこのターミナスの存亡は、もう一つのそれを操る奴ら、いわば第二ファウンデーションが握っていると理解している。その彼らの脅威をどうにか取り除かなくてならない。私はそれだけに関心がある。ドーニックの私的手紙なんて、どう見てもでっち上げに決まってる。私には関係ないと、思うがね。

 でも、その博士の第一の関心事にボー・アルーリンやガール・ドーニックが関わっているとしたら?

 いやいや、そんなことありはしない。

 関係ないとお思いですか!「心理歴史学」では、奇形や突然変異体による感応能力者の全体構成に対する影響を考えてはおられないと、おっしゃるんですね!
 
 論外ですね。セルダンやドーニック、アルーリンの学説をくまなく調べてもどこにもありゃしない。私が問題にしているのは、ただ第二ファンデーションの存在だけなんだよ、お嬢さん。私が調べる。専門家じゃない人が、とやかくいうものではありません。

 ミスさん、最近ではターミナスでは第二ファウンデーションの話は聞かれないでしょうけど、他のターミナス所属の星々では、セルダンの誕生日もちゃんと祝われ、第二フウァンデーションの存在も真実として語られているということをご存知ないのですね!

 ベイタさん、言っておくが仮に第二ファウンデーションが存在するとしたら、取り除かねばならない我らの脅威ではないだろうかねぇ!

https://youtu.be/oHdJas4t9_Q

yatcha john s. 『ファウンデーションの夢』 ベイタ・マロウ 1 「ミュータント」


ファウンデーションの夢 ミュータント 1 「ベイタ・マロウ」

2022-01-27 04:02:48 | ファウンデーションの夢
41 私がベイタ・マロウです。エブリング・ミス博士に急なお話しで参りました。

 これはこれは、こんなぼろやに、よくぞいらしてくれました。もっと堅苦しい方だと思いきや、若くて美人のお出ましとは、我が家には不似合いです。調べものが多くてこんな状態ですが、そこいらのものをどかしてお座り下さい。
なにせ、セルダン、ドーニック、ハーディン、マロウのご子孫様が来るなんて、光栄極まりありませんから。

 実は、誰にも話せない事実をお伝えに参りました。母ロアには内緒でお伺いしました。ドーニックの館が我が家の所有だということはご存知でしょうけど、ドーニックの直筆の手紙を所有しておりまして、ミスさんもご存知ないことかと思って、お伺いさせてもらったのです。
 セルダン宛の手紙で、その原書だと思います。
 あなたもそうでしょうけど、心理歴史学は全体の帰趨を扱う学問であって、個々人の個別行動の有り様はそれに結びつかないという前提でしょうけど、セルダンはその個別様態をも視野にいれていた、という内容だったのです。その調査のためにドーニックに行かせたのです。銀河帝国が成立する前、ふるさとの星からの第一波の銀河への移民として五十数個の惑星に移民したスペーサーワールドと呼ばれる、中心星オーロラ、最後に移民されたソラリアに赴きました。オーロラで彼が発見したのは、当時Rといいわれた存在の代わりの番犬の群れ、でした。ソラリアでは人間一人につき一万台といわれていたR は存在してはおりませんでしたけど、当時医学の過度の発達によって何百歳という寿命を獲得していた反動で、奇形した人間が存在しているのです。それが両性具有の人間だったんです。
  
 それがどうしたっていうのかね?私の研究は長年「心理学」に携わって来たが、ハッキリ言って「心理歴史学」という実態が思うように探りあてられないで、私の研究が中途で頓挫している。そしてこのターミナスの存亡は、もう一つのそれを操る奴ら、いわば第二ファウンデーションが握っていると理解している。その彼らの脅威をどうにか取り除かなくてならない。私はそれだけに関心がある。ドーニックの私的手紙なんて、どう見てもでっち上げに決まってる。私には関係ないと、思うがね。

 でも、その博士の第一の関心事にボー・アルーリンやガール・ドーニックが関わっているとしたら?

 いやいや、そんなことありはしない。

 関係ないとお思いですか!「心理歴史学」では、奇形や突然変異体による感応能力者の全体構成に対する影響を考えてはおられないと、おっしゃるんですね!
 
 論外ですね。セルダンやドーニック、アルーリンの学説をくまなく調べてもどこにもありゃしない。私が問題にしているのは、ただ第二ファンデーションの存在だけなんだよ、お嬢さん。私が調べる。専門家じゃない人が、とやかくいうものではありません。

 ミスさん、最近ではターミナスでは第二ファウンデーションの話は聞かれないでしょうけど、他のターミナス所属の星々では、セルダンの誕生日もちゃんと祝われ、第二フウァンデーションの存在も真実として語られているということをご存知ないのですね!

 ベイタさん、言っておくが仮に第二ファウンデーションが存在するとしたら、取り除かねばならない我らの脅威ではないだろうかねぇ!

https://youtu.be/oHdJas4t9_Q

yatcha john s. 『ファウンデーションの夢』 ベイタ・マロウ 1 「ミュータント」