2018年5月3日(木)
実家より少し南に行くと、名山と呼ばれる丘がある。その北西斜面に実家が所有
する牧草畑がある。
1枚の牧草畑の西角の林の中に、私が作成中のツリーハウスがある。つくり始め
て8年目、ここ数年は冬の豪雪にも耐えてほとんど損傷はしなくなってきている。
しかし、雨漏りがしているので修理が必要だが、今年はメンテナンスをさぼって、
使いっぱなしで終了。
というのも、飲み友達のS氏と酒を飲むたびに、ツリーハウスで酒盛りをしよう
と盛り上がっていたのだが、なかなか都合が合わず、ようやく今年のゴールデンウィ
ークに実現することになったのだ。
5/2に帰省するやいなや宴会のための山菜取りに向かい、5/3の午前は準備、午後か
ら夕方まで宴会。夜は一人でツリーハウス泊まり。5/4は片付け。5/5は自宅へ戻った。
そんなわけで、ツリーハウスでの初宴会と初宿泊をはたし、満足の連休であった。
◎ 実家の山
実家は新潟の豪雪地帯。毎年2~3mの積雪があり、多い年は4mを超えることも。
隣村のK村は全員山を下り、もうだれも住んでいない。しかし、春になると水田耕
作にやってきて作業をしている。大きな沢地形の水田は棚田形状で美しい。
村の有志が整備した展望台から見る景色は一見の価値あり。棚田の反対側も展望が
開けている。遠くに見えるのは黒姫山か?


◎ ツリーハウス
ツリーハウスは2本のホウノキを利用した2階建て。ツリーハウスと言いながら、
大部分は地面から柱を立てて支えているので、ほぼ山小屋。


ホウノキは元気に葉をつけている。

入口脇にはかまど設置。ここで煮炊きができる。

入口はドア。カギはついていない。

入口を入ると2階へ上る梯子が見える。やや狭い登り口で太めのS氏は苦労していた。

2本の木の右側を抜けて左に折れるとトイレがある。アウトドア用のトイレで一応水洗。


2階の南側に小上がり。ここで宴会をして、夜は寝た。
壁は完全にふさがっておらず網戸のみ。夜寝るときは結構寒かった。

小上がりの反対側にキッチン。水タンクと流し。


2階からさらに梯子を上がると屋根裏部屋へ。物置になっている。
ホウノキが屋根を突き抜けている。


◎ 宴会
かまどで炭の火起こし。起こした炭火で焼き鳥。


酒は残雪でキンキンに冷やす

コゴミ・キノメはゆでて、ワラビはあく抜きしてからたれなどで、フキノトウ・ウドはテンプラで




◎ なぜツリーハウス
そもそもは長男が仲間と酒を飲んでいる時に盛り上がってログハウスを作ろうということに
なったらしい。そこで私に電話してきてログハウスが作れるかと聞いてきた。いきなりログハウス
は大変だけれど、ツリーハウスなら作れるんじゃないかと話したら、じゃあ試しに作ってみよう
ということになった。
2010年4月2日~4日。残雪残る中、林の杉を伐採してホウノキを残し、ツリーハウス作成開始。
長男と2人で最初の年は2帖ほどのスペースを作っただけ。

さすがに狭かったので、翌年には柱を立てて面積拡大。長男と仲間たちはすでに興味が失せ
ており、私と実家の甥っ子で作業。柱の基礎部分には杭を打ち込んで補強。


その後、時々次男が手伝ってくれたが、ほぼ一人で毎年少しづつ作りながら冬には雪で壊れ
ながら、また春に直しては作り、ようやく屋根を張り終えた。

来年はまた、雨漏りの修理をして完成させたい。壁には使われる時を待つ工具たち。
