おっちゃんの山登り日記

うまいビールを飲むための中年おっちゃんの山登りの記録

(95)鋸山~(96)御前山~(97)月夜見山

2019-07-28 21:20:13 | 山登り・ハイキング

2019年7月27日(土)

【鋸山】   1,109m 東京都
【御前山】  1,405m 東京都
【月夜見山】 1,147m 東京都

◎参加者
 ソロ

◎アクセス
 行き 奥多摩駅
 帰り 温泉センターバス停~武蔵五日市駅

◎地図
 1/25000 奥多摩湖・猪丸 / 山と高原地図 奥多摩



◎ルート
奥多摩駅~2°10‘~鋸山~0°40’~鞘口山~0°50‘~御前山~
0°20‘~惣岳山~1°15’~月夜見山~1°50‘~仲の平

◎山登り
曇り~時々小雨。サポートタイツ+ハーフパンツ、Tシャツ。

8:30 奥多摩駅
 トイレに寄ったら燕の巣が。ひな鳥に見送られて出発。



8:40 登山道入り口
 橋を渡ってすぐ右側に登山道入り口。登り始めてすぐ花が咲いていた。オオバギボウシ・イブキノトラノオと思われる。

  

9:00 愛宕神社
参道の長い階段を上り、愛宕神社へ。山と高原地図では187段と書いてあったが、踊り場先の階段も数えると192段あった。

 

愛宕神社から下ると車道を横断する。整備された看板に従って登山道へ入る。木の根の目立つ登山道を進む。天狗様が祀ってある。時々岩場・鎖場。四角い穴の開いた立木あり。キツツキの仕業?

 

 

 

10:40 鋸山山頂
 御前山分岐を一旦通り過ぎ鋸山へ。登山者一人のみ。



 鋸山から少し戻って御前山へ向かう。大ダワで車道を横切る。トイレの裏の登山道を進む。道の脇に花がちらほら。ツルアジサイ・ヤマホタルブクロ。

  

11:20 鞘口山頂
 見落としそうな目立たない山頂看板。



12:15 御前山避難小屋
 少し寄り道をして避難小屋へ。立派な山小屋で中もきれい。おいてあったノートを見ると、結構泊まっている人がいる。しかし、水場はすぐ脇の沢で、水は煮沸して飲むようにとの注意書き。飲み水の補給は断念。

 

 

12:30 御前山山頂
 本日の最高峰御前山へ到着。



12:50 惣岳山山頂
 程なく惣岳山へ到着



 わざわざ、通行止めと矢印に書いてある。尾根道は広くて歩きやすい場所が多い。注意書きが細かく書いてある看板もあり。

 



 小河内峠を通過。本日はあまり休憩をとらずに先へ進む。



 月夜見山の手前の駐車場へ到着。車道を右側へ少し下って登山道へ入る。入口の看板が見えづらい。少し登ると立派な看板。登山道脇にギンリョウソウ。ここのところ、登山のたびに見かけている。

 

 

14:05 月夜見山山頂
 前半のスピードが速かったためか、太ももの内側が疲労。つりそうになりながら、スローペースで山頂へ。



 月夜見山を下ると、登山道と車道が並んでいる。時々車道に出ながら進む。風張峠駐車場から登山道へ入る。
 当初は都民の森へ抜けてバスに乗る予定だったが、別行動の山の会の仲間が数馬の温泉に集まるとのことだったので、数馬方面へ進路変更。意図していなかったが、山と高原地図の点線の登山道へ入っていた。ほとんど人が歩いていないようで、どこが道かわからなかったり、斜面では道がなくなりかけていたり、どこが階段かわからなかったり。あまり歩くべき道ではない。

 

 

 



15:05 浅間尾根駐車場
 なんとか車道まで降りて、浅間尾根駐車場に到着。ここからもう一回登山道に入って数馬に向かうのだが、その入り口を見つけられず時間ロス。20分ほどして駐車場の西隅にあった入り口を発見。下山再開。

 



15:55 仲ノ平
 結構急な下り坂を降りてようやく数馬に到着。




◎下山後
 山の仲間は早めに到着してすでに温泉に入り、16時過ぎのバスに乗るとのこと。私はここで温泉に入ることをあきらめて、同じバスに乗った。
 武蔵五日市駅まで移動して、会食。




◎感想・反省
 本日は着替えと食料と雨具程度の荷物で、軽めの荷物で移動。ストックなしでも問題なし。前半は少し早めのペースで移動。しかし、標準コースタイムとそれほど変わらず。月夜見山の手前くらいから疲れがでてきて、太もも内側がつりそうになりながら登っていた。太もも強化メニュー必要。
 月夜見山から数馬までのルートは調査不足。結果的に正しいルートで降れたが、暗くなっていたら迷っていた可能性あり。

(94)北岳

2019-07-20 22:05:48 | 山登り・ハイキング

2019年7月13日(土)~15日(月)

【北岳】 3,193m 山梨県

◎参加者
 山の仲間3人と(バンベー・ドラポケ・テンコ)

◎アクセス
 行き 甲府駅~バス~広河原バス停
 帰り 広河原バス停~バス~甲府駅

◎地図
 1/25000 鳳凰山・仙丈ヶ岳 / 山と高原地図 北岳・甲斐駒



◎ルート
 7/13:広河原バス停~3°05’~白根御池小屋(テン泊)
 7/14:白根御池小屋~3°50’北岳肩の小屋~0°40’~北岳~0°20’~吊尾根分岐~1°50’~北岳肩の小屋(テン泊)
 7/15:北岳肩の小屋~0°30’~大樺沢方面分岐~1°10’~大樺沢二俣分岐~2°00’~広河原バス停

◎山登り
7/13 曇り~夕方小雨~夜雨。サポートタイツ+ハーフパンツ、シャツ~Tシャツ。

11:10 広河原バス停
 バスは狭い山道を含め、2時間走行。雨は降っていいないが怪しい天候。
 吊り橋を渡って登山開始。

 


 階段・梯子を含めてきつい登りが続く。視界が悪いのと天気が悪いので、近場の花を眺めながら登る。

 

  


14:15 白根御池小屋到着
 雲の切れ間から山並みがちらりと見える。小屋の少し先に白根御池。
 本日は北岳肩の小屋まで進まずにここでテント泊。





 

 明るいうちから乾杯~夕食。鍋~うどん。

  

 

 夜中に激しい雨。

7/14 朝から雨。時折風も強まる。サポートタイツ+ハーフパンツ、Tシャツ~シャツ、雨具。

7:10 白根御池小屋出発
 朝食は私の担当。山菜おこわに海苔入り味噌汁、味噌ラッキョウ、小魚の甘露煮。
小雨の中テントを撤収して、雨具を着て出発。



草スベリから肩ノ小屋を目指す。相変わらずのきつい登りが続く。あちこちに咲く花で一息。

 

   



11:00 北岳肩ノ小屋
 Tシャツに雨具を着て歩いていたが寒くなり、肩ノ小屋で着替えてシャツも着る。北岳山荘あるいは農鳥小屋で
テン泊の予定だったが、諸事情により肩ノ小屋でテン泊とした。テントに荷物を下ろし、荷を軽くして北岳に向かう。



11:40 北岳山頂
 周囲は何も見えない。ひとまず、間ノ岳方面へ進む。



12:00 吊尾根分岐
 分岐点の看板に間ノ岳まで2時間30分と書かれていた。風も強まってきたため引き返すこととした。



 分岐点近くに白い花。キタダケソウ?チョウノスケソウ?ハクサンイチゲ? 図鑑と見比べても良くわからない。

 

 再び北岳山頂。ほとんど人影無し。さっきまでの風もやんで、不思議なほど静か。
 肩ノ小屋に向かう途中、北岳バットレスが見える。足がすくみそうな眺め。



14:00 北岳肩ノ小屋
 夕食には早いので、ビールを賭けてトランプ大会。ドラポケ2本、テンコ1本のビール提供。
 夕食はチキンカツ丼。



7/15 雨~曇り。サポートタイツ+ハーフパンツ、シャツ~Tシャツ、雨具。

6:25 北岳肩ノ小屋出発
 朝食はサンマ缶詰のひつまぶし。本日も雨具を着こんで出発。



6:45 小太郎山分岐
 時折霧が晴れて山なみが見えることもあり。



6:55 大樺沢方面分岐
 帰りは草スベリ方面ではなく、大樺沢方面に向かう。雨はあがり、時折薄日がさしている。

 

8:00 大樺沢二俣分岐
 左俣コースの雪渓が見える。ほどなく分岐に到着。バイオトイレあり。工事現場の簡易トイレの感じ。

 

 まだ、かわいい花がちらほら。

 

 大樺沢や支流を何度か渡る。左岸側は山の斜面が崩れてガラ場になっており、とても歩けそうにない場所がある。

 


 
9:50 広河原山荘
 白根御池分岐を過ぎ、広河原山荘へ到着。晴れそうになったり、また雨が降り出したり。バス停まで進む。
 バス停で一休み。軽くビールで乾杯。11:00発のバスに乗り込む。

 


◎下山後

 甲府駅に到着。休憩スペースの片隅に荷物をデポして銭湯へ。雨で濡れて重たい荷物を持ってく奴はいないだろう
ということで、金目なものとお風呂セットのみを持って移動。
 少し歩いたところにある銭湯(菊の湯温泉)で汗を流す。銭湯代400円。泡のお風呂で疲労を癒す。
 駅に向かって七夕飾りの商店街を歩く。営業している中華料理屋発見(餃子 三久)。カウンターに座る。おばちゃん
一人でやっている店だったが、どの料理もうまかった。ビールも次から次へと。

 

 大満足で甲府駅へ。「荷物なくなっていたらどうしよう」とか言いながら休憩スペースへ到着。なんと、荷物が
2倍に増えている!われわれを見習って?みんな荷物をデポしてどっか飯食いに行ったものと思われる。甲府駅安
全性高し!



◎感想・反省
 テント荷物は分散してもらい、少し軽量化。食料も分散して準備。結局私の荷物は18kg程度か。サポートタイツ
と膝サポーター、ストックのおかげで、3日間ともひざの痛みは発生せず。疲労もそれほどひどくはなかった。サ
ポートタイツはテント内では脱いでズボンにはきかえ、出発の時にまたサポートタイツをはいていた。そうしない
とタイツが濡れていて不快なうえに、膝の裏部分が痒くなってしまい、とても眠れたもんじゃない。
 着替えは余分目に用意いしてあったので、テント内では快適に過ごせた。ただ、テントの中で着替える時は濡れ
た服をうまく処理しないと、テントの中が濡れてしまって睡眠に支障が出てしまう。工夫が必要。
 食事は夕朝食を4人で分担したが、私以外の人はかなり工夫した料理で、大変おいしくいただいた。料理に関し
てはもう少し研究が必要。

 今回の山行は、北岳~間ノ岳~農鳥岳の白峰三山を縦走する予定だった。しかし、雨風にあって思うように進む
ことができずに引き返し、結局北岳のみの山行となってしまった。ただ、梅雨のこの時期だから見ることのできた
花も多かったと思われる。

 次回は好天の白峰三山を縦走したい。


(56)霧藻ヶ峰~(58)白岩山~(26)雲取山~(27)七ツ石山

2019-07-07 08:54:32 | 山登り・ハイキング

2019年6月29日(土)~30日(日)

【霧藻ヶ峰】 1,523m 埼玉県
【白岩山】  1,952m 埼玉県
【雲取山】  2,017m 東京都・埼玉県・山梨県
【七ツ石山】 1,757m 東京都・山梨県

◎参加者
 ソロ

◎アクセス
 行き 西武秩父駅~バス~三峰神社
 帰り 鴨沢~バス~奥多摩駅

◎地図
 1/25000 三峰・雲取山・丹波 / 山と高原地図 雲取山・両神山


◎ルート
 三峰神社~1°50’~霧藻ヶ峰~1°50’~白岩山~1°10’~雲取山荘(テン泊)
 雲取山荘~0°30’~雲取山~1°30’~七ツ石山~2°30’~鴨沢登山口

◎山登り
6/29 曇り~夕方小雨~夜雨。サポートタイツ+ハーフパンツ、Tシャツ~シャツ着たり脱いだり

10:40 三峰神社バス停
 小雨が降ったりやんだりの中出発。雨具を着るほどでもない。
 かなり控えめな登山口看板。はじめのうちは石畳の道だが、雨に濡れてかえって歩きにくい。

 

 登山道にも鳥居がある。ここをくぐって進む。カエル(?)の合唱が賑やか。この付近の森林の樹木に
ついての説明看板あり。ブナ・ミズナラ・ナツツバキ・・・。地表はスズタケが密生している所多し。

 

11:50 地蔵峠
 分岐点。小さな白い花が咲いてる。

 

12:10 霧藻ヶ峰 12:40
 避難小屋の手前にトイレ。自然観察の注意点の看板。良く整備された登山道である。

 

 霧藻ヶ峰の避難小屋に到着。昨年8/13に立ち寄った時は閉まっていたが、本日はオープン。ジュース
や缶ビール(400円)が常温で並べてあった。管理人のA氏によれば、週末のみ開いているとのこと。
 昨年の秋に熊と格闘した雲取山荘のスタッフ(I氏)の話題になった。I氏がクマと遭遇したのは私が
歩いている登山道ではなく、大血川からお清平に抜けるルートだったとのこと。その日はA氏も途中まで
一緒に登ってきて、途中の分岐でA氏は霧藻ヶ峰に直登したそうだ。I氏はクマに勝ったものの負傷し、
A氏が救護にあたったとのこと。

 

 昼食をとりながらA氏と話をしていたが、別の登山者が来たので先へ進む。本日、三峰側から雲取方面
に向かう登山者は私を入れて3人目らしい。
 天候は回復せず、もやで霞む登山道を進む。あたりのコメツガの葉先は今年伸びたためか、鮮やかな緑。

 

 雨のためか、地面に花が降っている。ピンクのかわいい花で、あとで調べたらサラサドウダンのようだ。

 

14:30 白岩山
 白岩山少し手前にクマが引っ掻いたと思われる傷を持つ木があった。熊鈴を鳴らしながら進む。

 

15:20 大ダワ
 コメツガやシラビソの原生林の中を進む。地面に白い怪しい花。ユウレイタケ(ギョリンソウ)と思わ
れる。

 

15:40 雲取山荘(テン場)
 テン場は予想以上に混みあっていた。昨年泊まった山荘近くの小さなスペースを確保。隣は高校生と思
われるチーム。大きなテントが数張り。彼らのメニューはカレーらしい。
 ひとまず着替えてから夕食。私は一人鍋をつまみに、山荘で買った冷えたビール(500円)をいただく。
最後は煮込みうどんで満足。

 

6/30 雨~曇り。昨夜の濡れた服を着こんで、その上に雨具。10時過ぎに雨がやんで雨具を脱ぐ。

7:30 雲取山荘
 雨の音が気になってよく眠れず、やや遅い目覚め。周辺のテントはすでに撤収済み。完全に出遅れてい
る。もっとも、本日は鴨沢に下る予定なので急ぐ必要もないのだが。
 雨の中テントを片付けて出発。今回は中古で買った105ℓのザックだったので、適当にパッキングしても
余裕で収まった。

 

8:00 雲取山
 カメラも濡れてわけのわからない写真になった。雲取山は今回で4回目だが、毎回どこかで雨か雪に降
られている。
 もっとも雨は周辺の木々には必要。山頂付近は植生復活のため、カラマツが植えられているようだ。

 

8:40 奥多摩小屋
 昨年11月に泊まった奥多摩小屋。予定通り今年3月に閉鎖。テント泊もできなくなっている。
 霧藻ヶ峰のA氏によれば、この山域でスズタケが枯れているエリアが広がっており、山の保水能力が落
ちて湧き水の量が減っているとのこと。そのためかわからないが、昨年水汲み場の水量がずいぶん少なく
感じたのを覚えている。スズタケは数十年~数百年に一度枯死して十年以上かけて復活するらしい。

 

9:30 七ツ石山
 雨の中を進む。数組の登山者とすれ違う。分岐より鴨沢に下る。

 

9:50 七ツ石小屋 10:00
 七ツ石小屋で休む人影無し。水場で飲み物を冷やしてある。缶ビール600円!なぜ、雲取山荘より高い
のか?
 当然ビールなど飲まずに下っていく。枯れたスズタケが目に付く。

 

 なぜか、下界に近づいてから野生動物を目にする。サルとシカ。シカは駆除の対象となっているようで、
散弾銃と思われる銃声が遠くに聞こえた。

 

12:00 鴨沢登山口
 最初に雲取山に来た時、村営駐車場脇にある鴨沢への近道の看板に気づかずに車道を下り、バスに乗り
遅れた。今回は予定通りのルートを下りバス停に到着。他に1人の登山者が待つのみ。

 

◎下山後
 奥多摩駅からもえぎの湯まで歩いて温泉(780円)。さっぱりして奥多摩駅へ。駅の少し手前の雑貨店
で缶ビール(250円)を買い、駅前のベンチで飲み干す。今回はそのまま電車で帰宅。



◎感想・反省
 テント泊用具・食事材等で17kg程度の荷物だったが、サポートタイツ+膝サポーター+ストックで膝の
痛みは無し。少し山行の間隔が開いていたので疲労はあるものの、翌日に残るほどではなかった。
 今後は荷物を減らす工夫も必要。