東京に戻る帰路上にある福島県西郷村の避難所での演奏を設定してくださったのは数年前に知己となった鈴木さんである。
震災当初は400名以上が寝起きしていたこの避難所「那須甲子青少年自然の家」は、今は100名の方々が住む。那須高原地域で、通常は自然体験やボーイスカウトやブラスバンドの合宿に使用されるから、周囲は緑に囲まれ館内設備も充実しているので、「ここの皆さんは元気だから記事にならない」とマスコミの取材で言われたそうだ。
土日は仮設住宅に入る準備等で外出することが多くなってしまった、ということで、館内にいた35名程の方々が集まってくれて午後のひと時、音を楽しんでいただいた。
「気持ち、心が洗われ感動しました」「音楽の中でも心がうきうきするのがジャズで、最も楽しめるジャンルだと思いました。私たちの心の傷をいやしてくれる気持ちが伝わって感激しました」という感想は嬉しい。
職員の方々にも大変喜んで頂き、演奏後に箭内室長と懇談することに。煩雑なケアへの職員の的確な対応などのお話を伺った。実に献身的なお仕事だ。
箭内室長から話を伺う
続いて鈴木氏の先導で白河にあるコーヒー豆の「玄豆屋」立ち寄る。震災がなければここで5月14日に演奏するはずだった。
ユニークなこのお店、写真だけでは判らないが、造詣に富むオーナーにより1階のお店には「厳選された」コーヒー豆やナイフ、紅茶、オイルなどが並んでいる。2階で複雑に味の深いコーヒーを、そして香木のような馥郁たるハーブ茶をいただく。
道をはさんで向かいにはコンサートを行うはずだった「レコード美術館」と「蔵」がある。オーナーの面白い話を聞きながらあっという間に2時間が過ぎてしまい、これでは東京に戻れない、というので再会を期してお別れ。
練馬に9時半到着、各自の自宅に戻る。
これが玄豆屋さんの正面。オーナーと
向かいにある「レコード美術館」
震災当初は400名以上が寝起きしていたこの避難所「那須甲子青少年自然の家」は、今は100名の方々が住む。那須高原地域で、通常は自然体験やボーイスカウトやブラスバンドの合宿に使用されるから、周囲は緑に囲まれ館内設備も充実しているので、「ここの皆さんは元気だから記事にならない」とマスコミの取材で言われたそうだ。
土日は仮設住宅に入る準備等で外出することが多くなってしまった、ということで、館内にいた35名程の方々が集まってくれて午後のひと時、音を楽しんでいただいた。
「気持ち、心が洗われ感動しました」「音楽の中でも心がうきうきするのがジャズで、最も楽しめるジャンルだと思いました。私たちの心の傷をいやしてくれる気持ちが伝わって感激しました」という感想は嬉しい。
職員の方々にも大変喜んで頂き、演奏後に箭内室長と懇談することに。煩雑なケアへの職員の的確な対応などのお話を伺った。実に献身的なお仕事だ。
箭内室長から話を伺う
続いて鈴木氏の先導で白河にあるコーヒー豆の「玄豆屋」立ち寄る。震災がなければここで5月14日に演奏するはずだった。
ユニークなこのお店、写真だけでは判らないが、造詣に富むオーナーにより1階のお店には「厳選された」コーヒー豆やナイフ、紅茶、オイルなどが並んでいる。2階で複雑に味の深いコーヒーを、そして香木のような馥郁たるハーブ茶をいただく。
道をはさんで向かいにはコンサートを行うはずだった「レコード美術館」と「蔵」がある。オーナーの面白い話を聞きながらあっという間に2時間が過ぎてしまい、これでは東京に戻れない、というので再会を期してお別れ。
練馬に9時半到着、各自の自宅に戻る。
これが玄豆屋さんの正面。オーナーと
向かいにある「レコード美術館」