New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

高知打ち上げ

2009-05-26 23:12:00 | 2009年春のジャパンツアー
 今日はオフなので高知でのコンサートを主催していただいたオフィス蓮のタキさんの(高知市内の見晴らしの良い高台にある)お宅に伺う。お世話になったOPAさんを始め、スタッフの方々と一緒にランチをする。

 その後は各自が自由行動で、夕方になって関係者一同の集う打ち上げパーティの行われる市内のパレスホテルに集合した。美味しいバイキングに舌鼓を打ち(ポ~ン!)、高知工科大学の吹奏楽団長(女性)と指揮者、サックス奏者を加えてのジャムセッションとなる。興味深い各地域での演奏を終えて高知との別れを惜しんだ。


高知で発見した「おもしろ看板」


市場にて、天然あゆ


打ち上げで演奏に合わせて踊る参加者


打ち上げのジャムセッション


お世話になった方々と


See You Again


 【高知ツアーを終えて】
 このツアーでは実に多くの方々の尽力と努力によって、私たちの演奏が実現されていることを実感した。興行師ではない一般の方々のボランティアを中心とした実行委員会による諸機関への交渉、大型クレーン車でのピアノの搬入、地元の方々との折衝、当日までの宣伝、声かけ、コンサートの順調な進行など、通常のジャズのライブハウスでの演奏の数倍もの煩雑な手続きが必要とされる。当日会場に行ってライトを浴びて演奏するだけの私たちは、一番良い役をさせていただいているわけだ。

 主催者、音響PAやスタッフ、実行委員会の皆様にここで改めて深く感謝致します。



高知でのトンチンカン会話集
(1)「トデン勘違いの巻」
三上「トデン(都電)は今は1本くらいしか残っていないので寂しい限りですね。」
お客さん「トデンは今も一杯走ってるじゃろ」
三上「?」

高知市内に沢山走っている土佐電のことを地元の人達はトデンと呼ぶのでしたが、三上は都電と勘違い。話が食い違ったままなのでした。  

(2)「ツアー車二台」
ホテルの人「千昌男のツアーですか?
三上「いや、あの写真は千さんに似ているけど実は私なんですよ。」
ホテルの人「?」

私たちのホテルの駐車場に、丁度公演中の千昌男さんのツアートラックが停まっていて、トラックには千昌男さんの大きな顔写真がありました。私たちのワゴン車にも三上の顔写真が張ってあるので、てっきり自分たちの車のことを言われたと思った三上。



土佐病院

2009-05-25 00:09:00 | 2009年春のジャパンツアー
 土佐病院。ここは4回目の出演となる、今まで以上に多くの皆さんが集まり百人以上となる。患者さんもクラシックの演奏会とは違ってリラックスして手拍子や会話でのやりとりに参加、ウキウキの院内コンサートとなる。おなじみの曲ではメロディをハミングしてくれる人も。毎回、聴き手の素直な反応が嬉しいコンサートである。

 晩は高知で知り合ったA夫妻の案内で、外見は普通な食堂へ入る、と出てくるもの皆、美味しい豪快な土佐料理。「かつおの塩たたき」は厚さ2cmもある、間ににんにくや茗荷などの薬味をはさんで食することを初めて知った。醤油は付けない。四万十川の青海苔の天婦羅の口中に広がるノリの味、これでけ生魚臭の無い鯖の刺身は今まで食べた覚えが無いほどだ。

 これらの料理、量が多いのも嬉しいが、眼をつぶって味わったら、何を食べているのか判らないほど柔らかくて魚っぽくなくて、ただただ美味しいものを口にしているという印象である。良い酒は料理の味を惹き立てるし、うまい料理は酒の味を増す、とは下戸の長谷川氏の言である。また酒を一口含むとサッパリとして、次の料理に手が出る。

 演奏する際にも、こんなレフレッシュする1曲を間に挟めると良いのに・・という傾聴に値する案を出した。




客席の様子


いつもお世話になる職員の石坂さん、伊藤さんと正面玄関にて

高知県立歴史民族資料館

2009-05-24 00:05:00 | 2009年春のジャパンツアー
 城をモチーフにした山の上に建つモダンな建物の中庭が会場である。地元のスイング・メーカーズの演奏(私たちも「A列車」に参加)と男性2人と女性1人のボーカル、ピアノは3年前に私が演奏した市内のジャズクラブ「ジャスト・フレンズ」のオーナーであった。カンカン照りで始まり、途中、雨がポツリ、ポツリでまた晴れるという心配な天候だったが、無事、演奏を終えることが出来た。アンコールの拍手が二回もあって、嬉しい。副館長もサックスで飛び入り、「吹く副館長」となる。
 演奏後は毎回、いらしてくださる地元のピアノ教師、川島村節子さんにご招待をうけて、おいしい創作カレースープ料理の店へ行く。


駐車場にて


オパさんと


大きなポスターの前で演奏中


土佐スイングメーカーズと共演


吹く副館長と共演中


トリオ演奏


女性職員から花束贈呈



桜座/大川上美良布神社

2009-05-23 01:05:00 | 2009年春のジャパンツアー
昼・佐川町立桜座
 
豪華な4百名収容のホール、ピアノはスタンウェイ、と町の持ち物にしては国立級に立派な建物である。場内の響きも良く、ステージのすぐ裏が楽屋なので使い勝手が良い設計だ。土曜日なので親子連れも多かった。周囲の施設の方々や高齢者、町の皆さんが来てくれた。


桜座外観


桜座正面にて


夜・大川上美良布神社

 樹齢千年の杉のそびえる歴史の古い正一位の神社での演奏。長い事、プロ生活をしていてもこのような神域での演奏は初めてだ、身が引き締まる。高知工科大学のスタンウェーのコンサート・グランドをクレーン車で運び込み、能舞台に設置してのコンサートである。音楽による地域活性化の目的だったので地元有志の屋台も並び、境内はお祭り気分で盛り上がっている。

 地元の香北中学の吹奏楽団、勇壮な韮生太鼓、工科大学の吹奏楽部が演奏し、我々の出番である。神に捧げる神楽の心持でピアノソロから始まり、エリントンやガーシュインのお馴染みの名曲、ジャズが初めての方々が多いはずだが最後のシング・シング・シングでは皆、全員での手拍子で楽しそうに参加していただいた。


樹齢千年の杉

ピアノ搬入の様子












背中がオシャレな衣装で出番待ち



暗くなってきてかがり火がたかれた





神社の模擬結婚式に神妙な面持ちで参加した3人


香北中学吹奏楽部と共演



三翠園/ドリーマー・ベイシャトー

2009-05-22 01:01:00 | 2009年春のジャパンツアー
昼・三翠園
 朝、三上はRKC高知放送「みんなのラジオ」に生出演の後、昼からのティー・タイム・コンサートに向かい長谷川、池田と合流する。二人は前日の園芸団地に今朝も出向き、食べたブランチに満足している。

 演奏会場は立派なホテル・三翠園の豪華な庭園、朝方の小雨も上がり、暑いほどの上天気・・・というより暑い!皆さんも日傘持参である。演奏しているうちにドラムのシンバルが熱くなり、ベースの弦も熱くなってしまった。

 グランド・ピアノとエレキ・ピアノの両方で演奏してみた。ホテルのシェフの腕をふるったセロリのシャーベットやにんじんケーキなどの美味しいデザートが振舞われた。


RKC高知放送「みんなのラジオ」生出演中!ベテランパーソナリティー、井津葉子さんの引き出し方はさすが!


雨傘にて暑さをしのぐ


炎天下、ベースの弦がちょっと心配。シンバルは玉子が焼けそうな熱さに!ピアニストは丁度木陰でラッキー!しかし、後で顔は日に焼けていた!


後向きでグランドピアノとエレピの2台を演奏する


ロビーにて


夜・ドリーマー・ベイシャトー
 海辺の結婚式場での豪華ディナー・ショー。三上の顔に似せた頭に芝生が生えるおがくずを丸めた「芝八」君が皆さんへのおみやげ袋に入っている。おいしい料理とジャズという盛りだくさんの一晩だった。

 我々にも料理が振舞われて演奏者一同、笑顔となる。


ドリーマー・ベイ・シャトーのおしゃれな看板


ディナーショーの看板




オパさんを迎えて



これが芝八くん。頭に水をやるとそのうち髪の毛のように芝生が青々と生えてきます。