New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

休み、小樽へ、夜は喜来鮨

2009-06-18 22:10:00 | 2009年春のジャパンツアー
 オフなので私の父親の故郷、小樽へ行ってみる。JRで30分と札幌から近い、途中には線路が海岸線間近を走り、海辺の家々が「遠くまで来たんだ」と思わせる。しかし、到着した小樽は駅こそレトロで可愛いのだが、街はモダンな小都会だった。修学旅行やバスツアーの人々で賑わっていた。

 「前回思った小さな街という印象と違うな」と感じたのだが、最初に来てから10年も経っているのだから・・・と我ながら月日の速さに驚く。その時にはタイヤや工業機械をロシア人向けに売っていた店があったのだが今は閉店していた。ロシア人が減っている、らしい。タクシーは初乗り470円と安い。倉庫を改良した数々の店の並ぶ通りが面白い。

 素敵な北一ホールを見せてもらう。ピアノはスタインウェイのフルコンだとか。いつかここでの演奏を実現させていものである。


小樽街中で


小樽駅のランプ


照明が蝋燭の灯りだけの北一ホール、奥にカバーのかかったピアノが見える


小樽駅にて


小樽~札幌へ向かう電車にて、今日買ってお気に入りの帽子



 夜は宏樹の実家「喜来鮨」で美味しくご馳走になる。丸ごとの毛蟹、甲羅の中身がこんなに旨いとは!驚いた!


親父さんと


札幌・時計台ホール

2009-06-17 23:42:00 | 2009年春のジャパンツアー
 札幌市内のど真ん中にあるアノ有名な時計台の二階はグランドピアノのあるコンサートホールなのでした。館内の歴史博物館閉館後の搬入という規則なので午後5時20分から開演7時に間に合うように大急ぎでPAやドラムを運び上げる。今回のボーヤ、藤井亮君や主催協力の川原田さん、宮崎さんらの奮闘ですんなりと物事が進む。川原田さんと宮崎さんが入り口で列を成す入場者をテキパキと導いてくれた。

 札幌出身の伊藤宏樹と佐藤忍が沢山の知人に声をかけてくれたので満席となる。最初は知り合いばかりで緊張気味な2人だったが、次第に落ち着いて平常心での演奏が出来た。

 打ち上げはBbというライブハウスで、オーナー兼凄腕調理人の松本さんは東京で吹いていたベテラン・テナー奏者。一緒にジャムになって彼の太くファンキーな音色に驚かされた。料理も旨いが、演奏も凄腕だった!ピアノの加奈子さんも素敵でした、良い店を知ったなぁ。


時計台前で


演奏中


客席の様子




室蘭・リアレスト

2009-06-16 23:58:00 | 2009年春のジャパンツアー
 札幌は朝から北海道神社の祭礼で賑わっている。ホテル近くの中島公園(この周辺にはホテルが異常に多い!)には屋台が列をなして並ぶ、いくつあるのだろうか?到底、端から端までは辿り着けなかった。街には山車が繰り出している。


祭にて

 午後4時出発、1時間少しで室蘭に到着。元ディスコだったこの店には天井からシャンデリアが。若い頃演奏したサパークラブを思い出す。7時になっても出足が悪いので心細くなったが、演奏を開始したら近くの工科大学のジャズ研の青年たちが沢山やって来てくれたのでホッとした。新しい土地ではお客様の顔を見るまでホッとできない。
 
 オーナーは私と同じ名前の三上さんであった。親戚ではないのだろうけど眉毛の濃いところが共通している。

 帰りの高速は霧に覆われていて、入り口でペットボトルをくわえた可愛い子狐に出会う。

エレピも使ってます


3人演奏中


今日も亮君登場!ダンスを披露


歌う亮くん


マスター三上さん、室蘭工科大ジャズ研の学生らと一緒に

石狩・Art Warm

2009-06-15 23:22:00 | 2009年春のジャパンツアー
 函館のホテルから歩いて5分の朝市で、「いかそうめん」や「海鮮丼」の朝ごはん、横田マネージャーは「たらばがに」や「メロン」を購入し東京へ送っている。道に露店の並ぶ高知の日曜市とは違って、ここは沢山の海産物の店と食堂が集まった地域であった。


函館駅前


函館市場のいかそうめん 

 10時に出発、札幌に向かう、途中でお昼にしようと計画していたら高速「道央道」にSAが見当たらず、200kmも走ってやっとあったのだが、そこは札幌のすぐ近くだったのでそのまま市内へと直行した。ホテルにチェックインして、すぐに目的地である石狩へ向かう。
 1時間もかからずに倉庫をとても綺麗にモダンに改造したアート・ウォームというライブ・スペース、小劇場に到着する。しゃれた照明の灯りと落ち着いた木とレンガ作りの空間での演奏。ここはNPOで運営されており、スタッフの皆さんはボランティアで今日までの準備をしてくださった。

 伊藤宏樹氏の知り合いも札幌から来てくれた。札幌出身の伊藤、佐藤両氏は実家に宿泊する。


アートウォーム全景


おしゃれなオブジェ


演奏風景


上から見た様子


お世話になった皆さんと




青森・BJ Boulverd

2009-06-14 23:23:00 | 2009年春のジャパンツアー
 私の東北での演奏に毎回遠方からいらして下さる竹森さんが、ご自分で開いたライブスペースでジャズ初ライブ演奏である。こじんまりした会場にある2台のエレピを使った。高知以来、エレピの音色が気に入っている。

 本日はこのツアーにスタッフとして同行している若干20歳の藤井亮君がブレイク・ダンスと歌を2ステージ目の最後に飛び入り披露し、好評を得た(パチ、パチ、パチ)。


2台のエレピを駆使して演奏


亮君登場!


竹森さんと

 演奏は7時に終了、車で青函連絡船の波止場に向かう、大きな船に車ごと乗り込み、津軽海峡を渡る。飛行機よりロマンのある船旅・・・のはずなのだが、室内は案外寒いし、板敷きの和室風の客室には知らない人達も一緒で、旅人宿の感覚である。4時間後に到着した函館はすっかり深夜、コンビニで夜食のおにぎりを買う、「筋子おにぎり」があるのがさすが北海道である。

 宿泊のホテルは「朝食7時から」と書いてあるのに実はやっていなかったり、「インターネットは今夜繋がらなくなっています」というのに私の部屋では接続出来たり。「エレベータ」と表記されていたり、「寒いので暖房を」とフロントに訊くと「もう冷房に切り替えてしまったので」空調にさわるな、との事など、何もかもが何か少しずれている。



船の中、若者は元気


船の中、休む三上