9月5日(木)は総務委員会がありました。
議案は5件ありましたが、大きなものは来年4月から導入される会計年度任用
職員についての新しい条例でした。
これまで総務委員会には途中経過が報告されていたのでスムーズに進みまし
た。
市の職員は正規職員650人、嘱託職員369人、臨時職員700人(ならすと
150~200人)、その他任期付職員、再任用職員がいます。
会計年度任用職員はこれまでの嘱託職員と臨時職員を新たに地方公務員法
の一般職の公務員として位置付けるものです。ただし、国分寺市の考え方は
現状を大きく変えることなく移行することになっています。なので、大きく変わる
のはこれまでなかった期末手当2.6ヶ月が支給されることです。だいだい50万
位になる予定です。
国分寺市ではパートタイム会計年度任用職員のみですが、これがフルタイム会計
年度任用職員になるとほぼ正規職員と同じ待遇になるようです。これがいわゆる
同一労働同一賃金に基づく考え方です。
新たな職の区分は6種類です。いずれも今の報酬や賃金を下回らないようになって
います。このことは評価したいと思います。期末手当がでても月収が下がれば期末
手当は少なくなってしまいますからね。
途中、市長からも発言があり、そこは政策判断をした。嘱託職員は国分寺市でも
大きな役割を果たしており他市の動向も見ながら待遇改善を図った。待遇面が悪化
すると採用に影響するから、ということでした。
今回の改正により新たに2億7千万の財源が必要になります。
臨時職員の賃金はこれまでの物件費から人件費になり約4億円だそうです。
嘱託職員は今369人いますが、勤務年数5年未満が212人、10年未満が90人、
15年未満が49人、15年以上が18人だそうです。
優秀な嘱託職員はたくさんいるので、正規職員の応募年齢制限を現在の29才か
らひきあげるべきだという議員もいました。昇給がないのでなかなかモチベーションが
あがらないのではないかと思います。人事評価はあり、次回の採用時に影響するそう
です。
確かに正規職員と嘱託職員の仕事の役割分担が明確にわかれていない部署もある
ようです。同じような仕事をしいていて給料が何倍も違うのは不公平でしょう。
その点については最後に私からも発言しました。今、実態調査をしているそうです。
きちんと役割分担する。そのうえで正規職員と同じ仕事をしている人がいれば、フル
タイム会計年度任用職員にするか、正規職員への道を開くべきでしょう。
新しい制度になると収入は増えますが、一般職の公務員になるためさまざまな制約
や責任もで出てきます。
しっかりと説明会を開いて、混乱のないように。また、今後さらなる改善にむけて
力を入れていっていただきたいと思います。