及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

手をつなぐ親の会と懇談しました(10/24)

2019-10-25 16:01:02 | 日記

10月24日(木)国分寺市手をつなぐ親の会の皆さん4名と会派の4人で

来年度の市への要望について懇談しました。

数年前から毎年この時期に懇談しています。市への要望を出し、市との

懇談を経て議会の各会派とも懇談をされています。私たちも個別の要望を

いただきますので、折に触れ議会でもいろいろな会派が質問したり要望し

たりして、一定前進しているようで良かったです。

親の会は知的障害のあるお子さんやご家族をもつ家族の会です。昭和39

年ごろから活動を続けていらっしゃいます。

要望事項としては

1.移動支援を使えるようにしてください。

一人で外出できない人への移動支援ヘルパーが足りない問題です。国分

寺は他市に比べて短時間の単価が低かったのですが、要望により改善さ

れました。昨年親の会と6事業所で移動支援連絡会をつくり、「ガイドヘル

パー養成講座」も実施しました。今後は講座への助成や会場提供のバック

アップを要望しています。自宅や駅、グループホームからの移動はOKです

が、ショートスティからの移動はダメだそうです。

2.緊急時の受けいれ・対応の体制を整えてください。

緊急時に特に夜間、相談でき受け入れ・対応することが今は難しいようです。

地域生活支援拠点の施設では24時間の相談体制を目標にしていますが、

実際は市に権限があるためになかなかうまく機能していないようです。

3.グループホームの整備をすすめてください。

グループホームについては障害者計画にもりこんでもらい昨年は7つのグ

ループホームが出来ましたが、支援の必要性が高い人がなかなか入れて

いない実態があるようです。

4.相談支援専門員を増員し、利用計画の書式を本人にわかりやすくしてく

ださい。

国分寺市のサービス等利用計画書はわかりにくいそうです。また、相談支援

専門員が少ないので、年1回のモニタリングや支援会議が行われていない

実態があるようです。介護保険では一人のケアマネがかかえるのは35件

ですが、障害の方は一人100件も抱えている方がいるそうです。報酬単価が

低いこともあってなかなか相談支援専門員も増えないようです。人数を増やし

力量を高めてほしいそうです。

5.成年後見制度を利用しやすくしてください。

費用負担が重いのと市長申立てに限るとの用件でなかなか使いにくいようで

す。国分寺は被後見人の数が157人と少ないそうです。小平は570人との

こと。この差はなんでしょうか?

6.障害児が保育を受けられるようにしてください。

現在国分寺市の保育園で障害児を受け入れているところは約半数だそうです。

1人入れはば保育士が加配されていますが、はじめの一人を入れるのが難し

いそうです。障害児なので保育指数は高いはずですので、高い順から入れる

ようにしてください、とのことです。国立と武蔵野は全保育園で受け入れている

そうです。

7.教育と福祉の連携を強めてください。

障害児の切れ目ない支援のために教育と福祉の連携は不可欠です。障害児

支援利用計画と学校生活支援シートの連携をすすめてほしいとのことです。

学童での障害児の受け入れと担当者の研修をしてほしいとのことですが、

学童で中学生まで受け入れているのは国分寺市だけだそうです。

私たちも数年前から継続的に懇談しているので、改善された点もわかりますし

何より当事者の声を聞かせていただき、本当にありがたく思っています。

以前に比べて市の姿勢も前向きで積極的にやっていただいていてるとのことで

良かったと思いました。