9月1日(火)大学のオンライン授業問題について、国民民主党の伊藤たかえ参議院
議員の取り計らいで、文部科学省担当者と伊藤議員、私と大学3年の娘でzoom
で懇談しました。
zoomの研修会に2回参加したので、安心して参加できました。
最初に文科省からオンライン授業について現状の説明がありました。
オンライン授業は5月には9割を超えていたが、7月には全体の1/4がオンライン
のみで6割が対面とオンラインをおこなっている。コロナの感染拡大防止でオンライン
が増えているができる限り対面授業をするように大臣が会見でも言っている。
後期に向けて、①できる限り体面をおこなうように好事例を発信する②全国的調査
をおこない、対面授業を行ってほしいという強いメッセージを発信したい。
ということでした。
伊藤議員からはオンライン授業での学費の問題は?質の良くない授業がある。学生
にアンケートをとっているのか?辞める意向のある学生の把握はしているのか?
などの質問がありました。
私からは、学生にはアンケートをとっていて、子どもたちもオンライン授業がつらいと
正直に書いている。子どもたちはとにかく課題が多くて大変だなんとかならないのか?
大学に行かないのだから施設整備費は払わなくて良いのではないか?と質問しました。
⇒大学の授業は4年間で6000時間なので、1年間で1500時間あり、これは労働時間
に近い。2時間の授業で予習・復習あわせて4時間。授業料の返還の予定はない。
利用料をとっていない大学もある。との説明でした。
私からは「6割がオンラインと対面というが1コマでも対面があればそちらに入る。息子
は今年大学に入学したが、1度も大学に行っていないので友だちもできない。これは
異常だ。」と言ったら、文科省の人は驚いていました。
伊藤議員からは「どうしたら対面授業が増やせるのか考えてほしい。昨日受けた陳情
も先生の本を買って感想を書かせるという授業で、対面を増やしてほしいというもの
だった。」と発言があり、
文科省は「大学での感染も増えている。どうやって増やすかは、教室の配置や廊下、
ラウンジなども考え、二部授業や登校日の分散など考えたい。」「大学は授業だけで
ない。生活面の不安も多い」「これまでオンラインは進んでこなかったがここで一気に
進み、良かった面もある。」
私は「大学生は18才から22才で、年齢的には子どもとも大人とも言えるが、できれば
大人として扱い、もっと信用してほしい」と言いました。
その後、大学3年の娘も参加して、「やはり課題が多くてつらかった、就活もオンライン
で大変。実習も現場に行かれない。オンラインは良い面と悪い面がある」と発言しま
した。
☆
文科省も大学での対面授業を増やそうとしていることはよくわかりましたが、現実は
なかなか進んでいないというのが実感です。大学の授業はブラックボックスで
これまで全然わからなかったと言ってました。確かに私も子どもの大学の授業につ
いてこんなに関わることはこれまでありませんでした。
オンラインは良い面と悪い面があり、悪い面は直していっていただきたいです。
大教室の講義などはオンラインで可能だし、オンラインの方が適している授業も
あると思います。とは言え、少人数や対話型の授業などは対面でないと効果が上がら
ないのも事実だと考えます。
課題は減らすように言っていると文科省は言っていましたが、後期もどうなることやら
です。
伊藤議員に国会で質問していただきたいですが、総理が辞めることになりバタバタし
ていていつになるかわかりません。後期に入っても良いので、ぜひお願いします。
と頼みました。
うちの息子が後期に大学に行かれるかどうかはまだ不明です。