12月20日(日)立憲民主党自治体議員ネットワーク結成総会がありました。
zoom開催ですが、全国の自治体議員1058名中109名が参加しました。
かつて民主党時代は地方議員は2000名位いたようですが、半分になったとはいえ
1000名以上いるのは心強いですね。
地方組織も富山と鹿児島を除く都道府県でできたそうです。
ただ、1000名以上いるのに参加者が100名程度なのは少し寂しいですね(-_-;)
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総会の後は基調講演がありました。
講師は江藤俊昭山梨学院大学大学院教授でした。
「コロナ過と議会・これからの議会~危機状況で「住民自治の根幹」としての議会
を作動させる~」というテーマでした。
江藤先生には以前国分寺市議会でも講演いただきました。
今、地方議会には3つの危機があり、1つ目はコロナをめぐる危機で、議会改革の
成熟度が試されている。2つ目は議員のなり手不足。3つ目が首長主導型地方自治
で議会の弱体化を招いている。
1つ目については
1.議会活動は不要不急ではなく必要緊急な活動で、行政はコロナ対応で手いっぱ
いななか議員が個々バラバラでなく議会として対応する必要がある。
2.議会運営の再検討が必要である。一般質問は重要だが、議案審査がより重要であ
る。
3.オンラインは重要だが、住民とのコミュニケーションを常に意識する。
4.災害対策基本条例や議会BCPの策定が必要。
5.その他マスコミへの周知も必要。傍聴中止は法律違反である。
議会の存在意義の再確認が必要だ。
「地方自治の根幹」としての議会。⇒議会からの政策サイクルを執行機関がいなくて
も作動させ、住民からの意見・要望を踏まえて行政への監視や提言ををおこなう。
明確になった課題としては
1.議会版BCP、2.オンライン議会、3.議員間討議、4.住民と歩む議会。がある。
新たな課題としてはテーマを明確にして議論を巻き起こすことが必要だ。
などのお話を伺いました。
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議会改革など課題は多くあり現実がなかなか追いついていない感はありますが、大変
参考になりました。