及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

都知事との懇談について✌(11/29一般質問⑦)

2024-12-15 14:13:36 | 日記


11月29日(金)一般質問しました。

7、都知事との懇談について

10/24に都知事と懇談した。ユーチューブで見た。内容について何点か質問する。

(1)都立武蔵国分寺公園と連携した防災対策の推進ということでペット防災=公園を開放してもらってペットと一緒に避難したいということだがこれは市民からの要望がかなりあったということか?

⇒市民からの要望ではなく、能登半島地震の教訓を受けての要望。能登半島地震ではペットの飼い主が避難所に入らずテントを設置してペットと避難生活を送った事例があった。災害時は学校の校庭でテントを受け入れることも想定しているが現状では貨物の輸送等の車両の出入りで安全確保上の問題があるので武蔵国分寺公園を災害時にペットと過ごせるテント避難所として開放してほしいと要望した。

(2)西東京警察病院跡地の効果的な活用については今回は介護老人保健施設と屋外体育施設の整備でいずれもドッグラン併設という要望をしていた。実現の可能性はどの程度あるのか?

⇒まずは東京都で検討することになるが都知事との意見交換で過去2回同様の要望をしている。東京都で活用策がないようなら本市の意向を一定配慮いただけるのではないかと期待している。なお、現時点での利用について方針は決まっていないと聞いているが具体的な実現の可能性について答えるのは難しい。

⇒(市長)昨日、東京都に行き都知事と懇談した。その後も総務局長と話してきた。なかなか利用については難しいが早急に対応を考えていただきたいと申し入れをしてきた。一部府中市も入っているが府中市長にも話をして国分寺市の意向でと内諾をもらっている。地元市としてしっかりと東京都に伝えながら、東京都もこちらの方に相談しながらあそこの土地利用については考えていきたいとのことだ。時間がかかっているので早く結論を出したいと思っている。

市内にまとまった土地はないので市長の手腕に期待したい。

(3)歴史文化のまちづくりにむけた支援について=文化財(土器や瓦など)を後世に引き継いでいくために必要な環境整備にかかる支援について要望している。展示する場合は補助があるが保存・保管については補助がなくて大変なようだ。どのくらいの量があってどこに保管しているのか?

⇒発掘された遺物は、プラスチックコンテナ=縦40センチ、横60センチ、高さ15センチのケースに入れて保存している。2万1千箱ある。瓦が全体の半分。保存場所は史跡地のほか遺跡調査会や鳩山町など。

(4)活用する方法はないのか?

⇒武蔵国分寺資料館や文化財資料展示室で常時展示しそれ以外も定期的に企画展示で公開している。その他市史編纂事業にも活用していく。また新庁舎のエントランスに設置された七重塔の模型の周りにも瓦の展示をしていて新たな活用方法も検討していきたい。保存場所には苦労しているが埋蔵文化財は国や地域の歴史や文化を理解するために欠かせない。活用しながら次世代に引き継ぎたい。

(5)文化財なので活用方法が限られているが、市民や子どもたちに活用方法のアイディアを出してもらったらいかがか?今後さらに増えることが予想される。


空き家対策について✌(11/29一般質問⑥)

2024-12-15 13:19:43 | 日記


11月29日(金)一般質問しました。

6、空き家対策について

(1)市の空き家対策は?

⇒現地調査をして所有者を調べたうえで管理状態のよくない空き家の所有者に適正管理依頼を送付している。送付した4割が改善されている。管理状態のよくない空き家件数は令和5年27件と減少している。今後は管理不全空き家の認定といった新しい手法を用いてさらに減少させたい。

⇒空き家の利活用については空き家バンクや庁内他課、社協との連携も行っている。

(2)空き家バンクについて平成29年から始めて登録数累計4件、成約数累計3件は少なすぎるのではないか?原因と対策を問う。

⇒所有者の意向や管理状態のよくない空き家があることが主な原因と考えている。管理状態のよくない空き家をなくしていくことでバンクへの登録数を伸ばしていきたい。

⇒昨年度、空き家情報を庁内の統合型情報管理地図システムにデータ移行したので発展できれば課題解決の一つの方策になりえると考えている。

(3)経済課で実施している空き家・空き店舗を活用したまちとつながる創業支援事業が空き家を活用しているそうだが、どういう事業か?

⇒令和6年度から実施している。こくぶんじカレッジの受講生のうち創業を希望する方に主に家賃補助を最大10万円で6か月、上限を50万円としたリノベーション等の補助をしている。市から商工会に補助金として交付し商工会の事業として実施している。6件の相談があり、うち1件に補助金を交付している。

(4)社協でも空き家を活用した居場所づくり事業をやっているがどういう事業か?

⇒重層的支援体制整備事業の地域づくり事業の中で立ち上げ支援として、地域福祉コーディネーターがかかわった事例がある。空き家を地域コミュニティに使ってほしいという所有者と居場所として活用したいという地域の声をつなぎマッチングして居場所の立ち上げ支援をした。2か所で活動し、また新しく1か所で取り組みを進めている。

(5)いろいろなところで空き家の活用事業をやっているようだが、この際ばらばらではなく全体を統合して、例えば空き家対策協議会のような組織を作って全体で情報共有して機能的に事業を展開してはいかがか?

⇒経済課の事業はまちづくり推進課にある空き家情報とこくカレ情報を活用してマッチング支援をしている。社協についても寄せられた相談をまちづくり推進課に伝えてもらってまちづくり推進課が持つ空き家情報を活用して所有者に連絡を取ってマッチング支援している。現状においてもバラバラではなく空き家担当であるまちづくり推進課が結節点とした連携により対応がなされているので現在の体制で引き続き取り組んでいきたい。

(6)現状は理解した。件数がまだ少ないがこれが10件、20件となってくると考えなくてはならないと思う。空き家は今後さらに増えるのでそのことも含めて考えていただきたい。

少し話がかわるが住むところがなくて困っている人もいる。居住支援協議会は当市にはないが、居住支援での空き家の活用についてはどう考えるか?

⇒居住支援協議会については高齢者など住宅にお困りの方が賃貸住宅に入りやすくすることが目的なので主に戸建住宅を対象としている空き家対策とは異なる。仮に住宅にお困りの方が空き家を利活用したいという希望があれば居住支援協議会がなくても居住者と所有者のマッチングはできるし、相談もうけることができるようにしている。