6、介護認定について
〇96才の市民の男性から相談があった。介護認定が昔は要介護3だったのが数年前に2になって今年は1になったということ。どんどん年をとっていろいろなことができなくなっているのに常識的に考えてこの判定はおかしいだろうという相談だった。
〇そこで介護認定の判定方法についてコンピューターの一次判定と審査会の二次判定があると聞いているが大まかな流れを教えて欲しい。
⇒新規、更新、区分変更のいずれもまず申請してもらい、申請すると調査員がご本人の状態を対面で調査し調査票を作り、同時に主治医の意見書を作成する。調査票と意見書の2つを一次判定でコンピューター判定を行い、審査資料をつくる。この審査資料を基に介護認定審査会で二次判定を行い認定する。
〇一次判定から二次への変更率はどのくらいか❔
⇒変更率は22.3%で丁寧にやっているので全国平均より高い。
〇一次判定は70項目くらいあって細かく調査していく。点数化して加点していくのではないと聞いているがではどのように判定しているのか❔
⇒非常に複雑な調査で、枝分かれのツリーみたいな形が調査の基準になっていて、それに基づいて数値化を図って積み上げて一次資料のベースにしている。
〇見せてもらったが大変わかりづらい。2と1の違いもわからない。判定に不服があった場合はどうするのか❔
⇒認定結果に不満がある場合は東京都への不服申し立てと区分変更申請がある。東京都への申し立てはやり方に不服がある場合で区分変更にはならない。
〇区分変更した場合の変更率はどれくらいか❔
⇒令和3年度は93.2%で本人の状態が大きく変化した場合に出されるケースが多い。
〇この数字は驚いたが、実際はなかなか申請しても変わらないと言われた。本人があまりにもお怒りなので区分変更申請したが、実際そこまでやる方は少ないのではないか。
〇変更によってサービスが変わるので今まで受けていたサービスが受けられなくなる方も出てくるのではないか。
〇細かい調査をしても結果について目に見える形ではわかりづらいし、納得できなくても変更するのはハードルが高くなっている。ご不満がある方には市でも丁寧にわかりやすく説明していただきたい。
⇒認定結果に不満のある方には認定の仕組みや認定結果の意味などを丁寧にわかりやすく説明して納得していただけるように努めたい。
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