大分発のブログ

由布・鶴見やくじゅうをメインにした野鳥や山野草、県内四季折々の風景などアウトドア写真のブログです。 

(九重)宝泉寺温泉

2019-06-03 23:04:56 | 大分の温泉めぐり
日本最大の石櫃(いしびつ)

 山の中の静かな宝泉寺温泉。今から1000年ほど前に空也上人が訪れ、上人が杖を突き刺した場所から温泉が湧きだしたのだそうです。以前は「宝泉寺」というお寺があったそうですが、現在はお寺は残っていません。その宝泉寺で湯船として使われていたという「石櫃(棺桶)」が残っているのが、共同露天風呂の「石櫃の湯」です。川を渡った静かな場所に露天風呂があります。(現在は足湯)



 川を渡ろうにも橋の入口に門があり鍵がかけられていて入れません。門に張り紙があり鍵は歩いて5分ほどの酒屋さんにあるとのことなので、そこで鍵を借りて入ります。50分貸し切りで1000円です。


 湯は無色透明でちょうどいいかげん。静かな自然の中で石を枕に寝そべり、この地の歴史に思いをはせながら、ゆったりと湯に浸かります。(現在は足湯のみ)

 * 空也(くうや)上人は、平安時代中期の僧。天台宗空也派の祖。阿弥陀聖(あみだひじり)、市聖(いちのひじり)、市上人と称される。民間における浄土教の先駆者で鎌倉時代の一遍上人に多大な影響を与えた人物です。

 若い頃から在俗の修行者として諸国を廻り、南無阿弥陀仏の名号を唱えながら道路・橋・寺などを造り、社会事業を行い、貴賤(きせん)を問わず幅広い帰依者を得ました。

(九重)筋湯温泉

2019-06-03 19:04:04 | 大分の温泉めぐり
 「筋湯」というこの名の由来は、白壁造りでどっしりと建てられた共同浴場「うたせ大浴場」の湯にあります。


 もうもうと湯気の立つ向こうには18本の打たせ湯が並んでいて約2mの高さにある壁から熱い湯が大きな音を響かせて滝のように勢いよく落ちています。


 打たせ湯の目の前には20~30人ぐらいは浸かれる広い湯舟があり、ここで休んで二度三度と滝に打たれます。

 このうたせ湯は“筋肉をほぐす湯”として、肩こりなどの“筋の病に効く”ということから「筋湯」と呼ばれています。これはなかなか効き目のありそうな痛し気持ちいい湯です…五十肩の時に来ればよかった。

 入湯料:温泉メダル(300円)


 共同浴場「岩ん湯」

 轟音とどろく「うたせ大浴場」を出るとすぐ近くにはひっそり静かな露天「岩ん湯」と内湯「薬師湯」とがあります。日替わりで男湯と女湯が入れ替わりです。 


「岩ん湯」は筋湯に4つある共同浴場のなかで唯一の露天風呂です。二筋の打たせ湯がありますが、大浴場のと比べるとまるで子供だまし。

   

   入湯料:300円


 筋湯温泉の近くにある九重森林公園スキー場。大分県で唯一、九州エリア最大級のスキー場で、最長滑走距離1800m、総延長2500mの滑りが味わえるそうです。


  九重町 15/3/25


久住・赤川荘

2019-06-03 06:32:37 | 大分の温泉めぐり
 標高1.100mの久住高原にある赤川荘は日本でも有数の秘湯であり、類まれな泉質を持つ秘境の一軒宿です。


 内湯は源泉(冷鉱泉)と加熱湯(約40度)との二つに分かれていて交代で入るとよく効くとのこと。源泉は26度くらいそれでもかなり冷たく長くは入れません。


 内湯の広いほうは適温にされています。硫黄の臭いがする濃厚なお湯。日本三大天然湯の花だそうです。外には冷鉱泉の露天風呂。



 内湯で体をあたためた後で冷たい鉱泉に入るのがここの入浴方法で、これを二三回繰り返しとよいとのことです。  
  

 露天風呂の奥から「雄飛の滝」が見えますが、奥に行くほどに冷たくなり、とても滝見どころではありません。
  

 源泉は乳白色から淡いエメラルドグリーン。

おまけの赤川のマンサク