臼杵・六ケ迫温泉(ろっかさこおんせん)
今では通る車も数えるくらいしかない大分市と臼杵市を結ぶ旧道を延々と登っていき、あれが出るという心霊スポットの六ケ迫トンネルを抜けると臼杵市側に六ヶ迫温泉があります。昭和の中頃までは繁栄を極め、臼杵名所の一つとして有名でしたが交通量の激減により衰退してしまい、今では旅館が2軒あるのみです。
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六ケ迫温泉は良質な炭酸含有食塩泉がでることで知られ、水汲みに多くの人が訪れます。痛風、糖尿病、肝臓病、胆石、慢性の消化器病や皮膚病などに効用があり、飲用と入浴を併用することによってより効果があがるといわれています。
旅館の前庭の奥に飲泉場があり薬師如来と明神様が祀られ、その下から霊泉が湧き出ています。ひしゃくがあるので飲んでみると「ベ~」という味で、たとえるならコーラに塩を入れ、それに濃い抹茶を加えたような味です。
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こちらはもう一軒の宿「しらさぎ荘」の浴室。迷路のように入り組んだ狭い廊下を案内され、急な階段を下りると浴室があります。当日は常連客らしい入れ墨の人や手首のない人、それに湯治に来ているらしい人が入っていました。
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別府や由布院温泉とは異なり観光や慰安で来る温泉でなく、飲泉による治癒効果を目的とした温泉です。
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別府や由布院温泉とは異なり観光や慰安で来る温泉でなく、飲泉による治癒効果を目的とした温泉です。
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浴槽から階段で下がった所には加温していない源泉のままの浴槽があります。水温は17℃で「寒の地獄」のようなものです。右が水風呂でその後左側の源泉に入るという作法です。
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入湯料:500円
-以上でヤフー投稿分の温泉記事は終了。最近は山野草と野鳥をおもに撮っていましたが、またボチボチ温泉めぐりをしようかと思っています。