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「サブリミナル・ラーニングメソッド」を活用した「人が育つ場つくり」 -シニア世代の暗黙知伝承法- その1

2018-10-18 07:48:36 | コラム

組織にはヒエラルキーが存在します。
年長者(先輩)は、後輩世代に対し心のマウンティング意識を持つ傾向があります。

組織に雇用されている社員等の場合、年次が1年違うだけで「お前!」「〇〇さん」の関係が当たり前となり、この関係はその組織に勤めている限り「終身」続くこともあります。

後輩たちと同世代の他社社員や、独立して仕事をされている事業パートナーの人たちにはふつう「お前!」とは言いません。(時々、マウンティングする輩もいますが....)

この意識はどこからくるのでしょうか。
私は日本社会が儒教的意識、つまり年長者を敬い尊ぶ意識が普遍化している「上下意識文化」が組織社会に厳然と存在している風土や年長者の驕りに起因しているように感じます。

年長者の人生経験値は、若い人たちよりも若干多目かもしれませんが、歳の差が人間力差になるものではありません。

組織社会での年長者(上司)は、責任と権限を持って組織運営を行う立場であり、「権力」を振りかざして「部下」を扱き使う立場ではないはずです。
また、「部下を育成する!」との思いが強くなると、強引に「育成」つまり「鍛えてやる!」と「ハラスメント的指導」を始める
管理職もまだまだ多く存在する日本社会。

年長者や上司の立場に居る管理職階層の人々は、そろそろ意識を変えて行かねばならない時代となっています。

このシリーズでは、年長者やシニア世代の管理職階層で仕事をされてきた方々が、自身が組織社会で仕事を通して得た「経験の暗黙知」を、次世代並びに広く社会にさりげなくかつ効果的に伝承する方法「サブリミナル手法」についてお話しししてゆきたいと思います。

-続く-