皆さんが組織勤めをしている場合、組織内で、自分が帰属している部門の人たちや、仕事で繋がりのある部署の人たち(所謂 内集団)とのコミュニケーションは、お互いに同僚としての認識がありますから、話しかけることや話を聞くことには さほど抵抗がないと思います。
一方、同じ会社で勤めているけれど、仕事や仕事以外での関係性が全くない「他人社員」(所謂、外集団にいる人たち)とは、『あの人とチョット話してみたい』と思っても、なかなか話しかけ辛いものです。
こうした想いを持っている人にとって、外集団同僚との交流をスムーズに行う方法、つまり「他人社員との距離感を縮めるコミュニケーションスキル」とは!
何も難しい事ではありません。
例えば、大学時代の先輩後輩の関係や同期との関係は、お互いにある種の「心の絆」が出来ており、職場を越えた外集団組織に居ても「意識の内集団」化が出来ているものです。
また、かつて一緒に仕事をした人や、会社内の同好会的な活動を一緒にしている人も同じ「意識の内集団」にいる人たちです。
要は、こうした自分が持っている人的なネットワーク(社内人脈)を上手く活用しようと「意識」する事が大切です。
さりげなく、社食等で隣合わせになった「話したい人」に声をかけるのは勇気がいります。
ついつい尻込みしてしまうことが普通です。
実は、HLD Lab での活動で、組織内ファシリテーションサポートや、ソーシャルイベントを企画して、コミュニケーション促進を図る意図は、外集団他人社員同士や、他社の方々とのソーシャルネットワークを繋ぐきっかけを提供しているのです。
自分が、組織の中で「話し上手」になる秘訣は、人とのネットワークを上手く活用しながら、(会社側:と言っても総務人事:が提供する)社内イベント等の機会に積極的に関与してみてください。
自分の属する組織内外のコミュニティを広げる努力、つまり「ネットワーキング活動」を業務の一部と考ることが必要と思います。
ただ、まだまだ日本の多くの組織では、日常業務以外の活動は、「遊んでいる」とか「サボっているの」と見られる傾向があり、積極的な活動がし難い環境があります。(例外があります!スモーカーズソサエティです!)
その原因は、長年培われてきた「組織風土」や上長の意識に起因するものも少なくありません。
皆さんが部下を持つ立場にいる場合は、一度振り返ってみてください。
部下の育成・教育と称して、目先の目標だけに目を向けていませんか?
人の育て方、コミュニケーションスキルを身につけさせる指導方法は、部下の目線を内集団だけに留めるのではなく、外集団に目を向けさせることが重要です。「あいつはすぐサボるからなぁ....」と思っていても信頼すること、そして我慢する事です。
さすれば、人は成長するものです。(まぁ、何事も例外はありますが....)
エイジレス・ライフデザインを設計してゆく上で、コミュニケーションスキルを向上するには、引っ込み思案にならず、社会との交わりを積極的挑戦してゆく「社会意識」をしっかり持つことが大切です。
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