「ニューロマーケティング」から『ニューロマネジメント』へ!
『脳科学』の時代が始まります。
「行動経済学」は市場の需給メカニズムだけではなく、「人間心理」のメカニズムに切り込んだ「経済」を予測します。
「人間心理」をコントロールしているのは脳機能です。『頭(脳)と心』と区別して使われる事もありますが、人間を生態的視点で見れば、「脳」のメカニズムを知る事が「心」を知り、人間の「行動予測」「購買予測」等が可視化されてきます。
「ニューロマーケティング」の呼ばれるトランステックの手法があります。
一つの事例がダイドードリンクのケースでふす。(日経新聞記事より)
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飲料大手ダイドードリンコが2021年3月にペットボトルを刷新したお茶シリーズ「大人のカロリミット」。開発段階では調査会社ニールセンの社員が、消費者モニターが装着した機器から送られる脳波の動きに目を凝らしていた。測定施設の壁は余計な刺激を与えないよう白一色で、ポスターなども一切ない。
測っていたのはペットボトルを握った時の心地良さだ。パンやサンドイッチなど軽食シーンの需要を狙うこの商品は、味だけでなく飲んだ時にリラックスできるかが売れ行きを左右する。...
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脳波から人間心理を読み取るテクノロジーが、経済活動に導入されています。
ダイドーだけではなく、「ニールセン」は2脳科学を応用した消費者調査を手がける米ニューロフォーカスを買収するなど、技術開発や顧客開拓をしています。
国内だけで年数十件の調査依頼を受けているとのこと。
神戸大や京都大で准教授を務めた辻本悟史ディレクター曰く、『2021年5月には消費者行動や神経科学の知見を伝える企業向けプログラムを日本でも始める』とのこと。
そして、資生堂も10月、脳血流を測定し化粧品の使用感を評価する手法を開発したと発表しました。
消費者の『無意識を商機』につなげようとする企業の動きが一段と広がっています。
この『無意識』を商機に繋げる「ニューロマーケティング」は、脳科学テクノロジーの商用化とも言えます。
私が、感性「場」のプロデュースを行う際にも、ナレッジワーカーの『無意識』の意欲向上を誘発させる「脳科学」の知見がベースにあります。
『無意識』がキーワードです。
人から言われたり、やらされたりする感覚ではなく、自分の判断で決める感覚!
『自分が!』の意識行動が、自立(律)した人財を創りだしてゆきます。
組織社会では「人を育成する」ことが重要な経営課題の一つです。
でも組織側が「人を育てる」という意識を持つ限り、人材は義務感の中でしか育ちません。
私は「人が育つ」環境を創りだすことが、価値創造に寄与する「人財」が育つ「場」となると考えています。
「人が育つ」場には、『無意識』を演出した、サブリミナル意識誘発の仕掛けが必要です。
それが私が進めている『感性投資マネジメント手法』です。
ニューロマーケティングを応用した「ニューロマネジメント」は、未来型ウェルビーング 経営のモデルとなる!
と妄想している朝です。
【参考】
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