ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

『ノーマライゼーション』とSDGs

2019-12-10 08:55:00 | 日記

「ノーマライゼーション」の概念は、福祉に携わっている方々にとっては「常識」ですが、一般的にはあまり知られていないいないのではないでしようか。

世間では、

差別・格差のない社会!

ダイバーシティ社会!
  
ユニバーサルデザイン!

バリアフリー!

などなど、多様性社会、身体・精神・知的障害を持つ人たちとの共存共栄を、「社会理念」として唱えられています。
SDGs でも重要なテーマとしてとらえられています。

しかし、社会を見渡してみると、まだまだ「理念の実践」とはかけ離れた「現実」があります。

障害を持つ人々のことを『People with disabilities』と言います。

よく見る表現は、「disabled person 」や「handicapped peron」

私は、この英語表現の差が「ノーマライゼーション」意識の大切さを表しているように思います。

人間は平等です。

人間は「色々な事情」を持ちながらも生きています。

「色々な事情」は、人間性を決めつける要素ではありません。

「disabled person」と「person with disabilities 」!

「ノーマライゼーション」意識を持つ大切さ。これもSDGs 活動の一つです。

「ノーマライゼーション」は、元々デンマークから始まった活動ですが、アメリカを始め世界中でもこの理念は広がりを見せています。

日本も遅れをとってはいけません!

『トランステック』に注目です!

2019-12-09 08:26:00 | 日記

Medical Tech 、Agri Tech、Work Tech 、HRTech 、総務Tech .....等 〇〇Tech が大流行です。

先日の日経新聞に紹介された『ニューロテクノロジー』などは、私たちが知らないだけで、想像を超えるテクノロジーです。

今や、最先端の脳科学、生体科学、心理学、テクノロジーを活用して心の健康や幸福を実現するための“トランステック”(Transformative technologyの略)という新たなテック領域があります。

その市場規模は3兆ドルにも及ぶとされています。
昨今、瞑想とメンタルヘルスに特化したスタートアップ Calmが8800万米ドル資金調達したことが話題となりましたが、トランステック領域のスタートアップは合わせて16億ドルの資金調達を実行しているとのこと。

このような流れを受けて、日本においても感度の高いビジネスパーソンを中心にトランステックへの関心が高まりつつあります。

中でも、『アカツキ』が出資したヒューマンポテンシャルラボ(HPL)山下代表のメッセージには惹かれるものがあります。

『社名「ヒューマンポテンシャルラボ」の由来は、1960年代のアメリカで起こったヒューマンポテンシャルムーブメント(人間性回復運動)にあります。資本主義システムに異議を唱えたカウンターカルチャーの熱狂は消え去ったかのように見えました。しかしそこにあった火種は生きており、最先端のテクノロジーを投下することで勢いを吹き返し、爆発的なムーブメントとして復活することを確信します。私たちは、これまでのテクノロジーの概念を超えたトランステックの先駆者として次世代社会を創造するイノベーターの内的成長を促し、古代からの夢であった「悟りの民主化」を通じてウェルビーイング社会を実現します。』

『アカツキ』と『HPL』を注目しています。

https://h-potential.org/

https://aktsk.jp/press/14129/

私が進める未来「場」創りとは、幸福社会「場」の創造です。

謂わば、HPLが目指すヒューマンポテンシャルムーブメント(人間性回復運動)の社会実装であり、金銭資本レジームの時代から人間オリエンテッドレジームへの時代移行を進めてゆく活動ともいえます。

金銭資本価値を否定するものではありません。
テクノロジーが果たすべき「共通善」の在り方、つまり、便利過ぎて人間が不幸になってしまわないようなテクノロジー「幸福価値創造Tech」を実現し得る『人間資本価値』のプライオリティを高めてゆくものです。

HLD Lab とHPLのコラボレーションが出来れば!と大阪出張の新幹線の車内ででの考えています。^_^

「人道活動」とSDGs

2019-12-05 08:11:00 | 日記

中村哲医師の悲報がありました。

アフガニスタンで30年にわたる「人道活動」を医師として、そして農業指導者として、さらには建設作業員として尽力されてきたノーベル平和賞に値する人道家でした。

テロは理不尽です。

何故!の思いが募ります。

中村医師の活動の軌跡を知るにつれ、自分自身、日本の恵まれた環境下で「より良い社会創造」!と、SDGsを旗印に謳っているだけの虚無感を感じます。

死と背中合わせの、過酷で極限の状態で「人道活動」をされてきた73歳のパッションとエネルギーを、私たち日本人は知っておくこと、そして、名目や実利だけに気を向けている日本社会が「できる事は何か」、を考えてみることが大切です。

Sustainable Development Goals :SDGsの本義は『人類誰一人落ちこぼれのない社会創造』であり、『人類平和と人類愛の追求』です。
これを『人道』といいます。

中村医師の「人道」活動を忘れてはなりません。

先般、日本経済新聞が公表した「SDDs経営指標」で、偏差値70以上の超優良企業2社、そして60以上の優良企業が紹介されていました。
名だたる大企業の名前が連ねられていました。
素晴らしい事です。

でも、こうした日本を代表する企業が、中村医師が代表であるNPO法人をどれほど支援をされてきたか! 私はよく知りませんが、大手企業は、人道活動の現場貢献が難しい場合は、今まで以上に、資本的(金銭)支援を真剣に検討すべきではないでしょうか。

500兆円にのぼる内部留保を持つ日本の大手企業の果たすべき社会責任は、理念だけでなく、人類意義のある人道支援に、価値のあるお金の使い方(投資や消費ではありません)を考えてゆくことが大切です。

私は、これこそが「SDGsの意義」ではないかと思いを馳せている朝です。

「ニューロマーケティング」から『ニューロマネジメント』へ!未来型ウェルビーング 経営

2019-12-04 08:35:00 | 日記

『脳科学』の時代が始まります。
「行動経済学」は市場の需給メカニズムだけではなく、「人間心理」のメカニズムに切り込んだ「経済」を予測します。 

「人間心理」をコントロールしているのは脳機能です。『頭(脳)と心』と区別して使われる事もありますが、人間を生態的視点で見れば、「脳」のメカニズムを知る事が「心」を知り、人間の「行動予測」「購買予測」等が可視化されてきます。

「ニューロマーケティング」の呼ばれるトランステックの手法があります。
今朝の日経新聞の抜粋です。

-Quote-

飲料大手ダイドードリンコが今年3月にペットボトルを刷新したお茶シリーズ「大人のカロリミット」。開発段階では調査会社ニールセンの社員が、消費者モニターが装着した機器から送られる脳波の動きに目を凝らしていた。測定施設の壁は余計な刺激を与えないよう白一色で、ポスターなども一切ない。
測っていたのはペットボトルを握った時の心地良さだ。パンやサンドイッチなど軽食シーンの需要を狙うこの商品は、味だけでなく飲んだ時にリラックスできるかが売れ行きを左右する。...

-Unquote-

脳波から人間心理を読み取るテクノロジーが、経済活動に導入されています。

ダイドーだけではなく、「ニールセン」は2011年、脳科学を応用した消費者調査を手がける米ニューロフォーカスを買収するなど、技術開発や顧客開拓をしています。
国内だけで年数十件の調査依頼を受けているとのこと。
神戸大や京都大で准教授を務めた辻本悟史ディレクター曰く、『5月には消費者行動や神経科学の知見を伝える企業向けプログラムを日本でも始める』とのこと。

そして、資生堂も10月、脳血流を測定し化粧品の使用感を評価する手法を開発したと発表しました。
消費者の『無意識を商機』につなげようとする企業の動きが一段と広がっています。

この『無意識』を商機に繋げる「ニューロマーケティング」は、脳科学テクノロジーの商用化とも言えます。

私が、感性「場」のプロデュースを行う際にも、ナレッジワーカーの『無意識』の意欲向上を誘発させる「脳科学」の知見がベースにあります。

『無意識』がキーワードです。
人から言われたり、やらされたりする感覚ではなく、自分の判断で決める感覚!
『自分が!』の意識行動が、自立(律)した人財を創りだしてゆきます。

組織社会では「人を育成する」ことが重要な経営課題の一つです。
でも組織側が「人を育てる」という意識を持つ限り、人材は義務感の中でしか育ちません。

私は「人が育つ」環境を創りだすことが、価値創造に寄与する「人財」が育つ「場」となると考えています。
「人が育つ」場には、『無意識』を演出した、サブリミナル意識誘発の仕掛けが必要です。
それが私が進めている『感性投資マネジメント手法』です。
ニューロマーケティングを応用した「ニューロマネジメント」は、未来型ウェルビーング 経営のモデルとなる!
と妄想している朝です。

【参考】

『感性弱者』にならない「場」つくりのプロデュース術とは!

2019-12-03 22:29:00 | 日記

日本でも、エンジニアが「リベラルアーツ」を学ぶ機運が高まり始めています。

サイエンスの世界は「理論」と「発見・証明・実証」の「科学・技術」の世界。
アートの世界は「感性」と「心」を拠り所とした「人間味」の世界です。

価値を創造してゆく「人間の英知」が結実する過程に「サイエンス」は不可欠です。
AI、量子コンピュータ、ビッグデータ、ゲノム解析、DXテクノロジー、ディープテック...etc 全て、科学が生み出しできたもの。
でも、「科学」だけでは人間社会が豊かにはならないこともあります。

人間が持つ「感性アート」の心、言い換えれば『美』の心とも言えます。
多くの日本人は、仕事で「美」を考える事はありません。
「美」では、経済的対価を生み出すこと、要は、儲けられない!との意識があるからです。.....でも、この意識は本当に正しいのでしょうか。

私流の「美」が生み出す価値創造(感性弱者にならない)ストーリーテリングをご紹介しましょう。

「美心」は「幸福心」の触媒であり、幸福感のセルフ・エモーショナルマネジメント術を身につけていると、生産性や創造性を高められる!との仮説。
幸福感は、ワクワク心を刺激し、やる気を増進させるはず!との想い。

「美」を感じる心「美心」の感性を磨くことで「幸福心」を感じられる「意識のセルフマネジメント」ができるようになります。

哲学や美学、幸福学等の視点で難しく考えるのではなく、感じたままの思いです。

私たちは、目に見える「綺麗」なものや「素晴らしい景色」例えば、ロマンチックな夕日や抜けるような青空、一面の花畑や満開の桜...、女性美、肉体美そして、心脳で感じる情景や人の優しさなどにも「美」を感じます。
目の見えない方は、心で「美」の感じるとの話を聞いた事があります。心美眼です。

あらためて「美」とは!を考えてみると、生きる喜びであり、心の豊かさを醸しだす触媒でもあり、心地を良くする「糧」になる幸福感!と言えます。

暮らしの中で「美しさ」を感じる感性・感情セルフマネジメントを身につけてゆけば、暮らしの潤いと「幸福心」を育み、人生の幸福を感じられるようになるのでは!と思う次第。

もう少し具体的にお話すると、

「美」は自然に感じる無意識ですが、敢えて、何事にも意識を向けてみると、様々な「美」を感じられるようになります。
デザイン美、審美、機能美、造形美、曲線美...etc

こうした美的意識を「自覚」して見ましょう。
段々と「美心」が芽生え始め、見聴きする物や事象がポジティブ心理を触発し、「幸福心」を育むゆとりや安らぎの気持ちを感じられるようになります。

ただ無理強いをしてはいけません!

さり気なく「美しい」ものに浸ってみることです。セルフ・エモーショナルマネジメントのコツです。

私が目指す「幸福社会創造」活動に於ける「場」つくりでも「美の演出」は、社会や組織に於いても、大切な要素です。

美の探求!
深い世界ですが、ワクワクするテーマや沢山の学びがある世界です。

皆さんも是非「美しさ」とは! を考えてみてください。
日頃の無意識を目覚めさせると、面白い心の景色が見えてくると思います。

こうした意識を持たぬままに、日々を「義務感」と「科学」だけで過ごしていると、「感性弱者」となり、発想力や創造性にも影響がでてくる可能性も⁈
と思うのは私だけではないはずです。