久々にシューティングの記事でも書こうと思って、本当に今更ですが「フィロソマ」の紹介です。
この「フィロソマ」はプレステの初期のSCEの作品です。今後のゲーム作りのデフォルトになることを狙ったように思われます。それがどういうことかと言うと、下のオープニングの動画を見ればわかるでしょう。
はい、映画っぽいですね。映像はそこそこですが、オーケストラ的な音楽、映像とのシンクロ、日本語吹き替えふうの会話などがもろ映画です。もちろん映画だろうがなんだろうがプレイヤーが楽しめればいいわけですが、ではシューティング部分はどうでしょうか。
一つのステージは短くてテンポがよく、難易度も高くないしコンティニューも多くできます。ステージはバラエティに富んでおり、縦スクロールで下からの視点や、3Dで前からの視点など、妙な見所もあります。映画の雰囲気を味わいながら、1時間程度没頭してさっくりとエンディングを迎え、余韻に浸ることができます。
でも、確かにシューティングをプレイしたことがない人でもそれなりに楽しめるのは間違いないでしょうが、それがシューティングの楽しさかと言えばそうではありません。実際にシューティングの部分は大味です。攻略を楽しむゲームではないというのはわかるのですが……。だから私は難易度イージーとノーマルはノーコンティニューでクリアしましたが、ハードではコンティニューしてのクリアしかしていません。そこを極めるゲームじゃないだろうと。
映画の先を観るためにシューティング風ミニゲームをやらされる、という気がしないでもありませんが、ルールが単純なシューティングだから成立したゲームである、と前向きにとらえておきましょう。
ただこういうゲームって、一回通してプレイしたらもういいやってなるんですよね。ゲームの寿命を短くしてしまったという問題点もあるでしょう。しかもかなりの量が出回っているようで、中古屋で200円くらいでしょうか。
で、SCEはこの世界設定が気に入っているようです。敵の名前を寄生虫の形態からとったり、難易度によってエンディングで語られる内容が変わったり、戦闘機ストレガや母艦ギャラントを作り込んでみたり、いろいろと凝ったことをしてます。そしてこの「フィロソマ」の設定を引き継いだ続編があるのですが、そちらはあまりメジャーではないようです。次回は
続編について紹介しましょう。