今日は県南で残る島歩きとして、出羽島、竹ヶ島に次いで三番目の孤島「伊島」に渡ることにした。
早目に出発して、阿南市津乃峰町の連絡船乗場である答島港に向かった。
[7:30頃に、伊島港からの連絡船第1便が到着した]
ここから伊島行き第1便は、8:30出発である。
[答島港にある連絡船「みしま」の待合所、トイレはGSの横にあった]
第1便は、乗船者4名で伊島港目指して出航した。
[船内には、手書き風の伊島散策絵地図の観光パンフレットがあった]
船は出羽島の連絡船より二回り以上大きく(旅客48人乗り)、約30分で伊島港に到着する。
ただし高速運航のためか出羽島船に比べて、今日の好天でも凄く揺れた印象である。
なお、乗船券は船内の販売機で購入(やや高めの片道¥1,020)する。
[荒波を立ち上げて高速運航で進む]
[大揺れの中でガラス越しで何とか奇跡的?に写った伊島の一コマ]
[荒波上げる連絡船から、見処の伊島のカベヘラ岩壁付近?を撮影]
9時頃に伊島港に到着した。
[伊島港付近、奥の島は無人島企画のテレビ番組舞台になった棚子島]
伊島は、ほとんどが山林に囲まれた周囲約9.8kmで住民約180人程が生活しており、伊島港周辺に迷路のような狭い路地を挟んで民家が密集している。
[これ自体が史跡?のような伊島の史跡、名所等の案内看板を発見]
[ガイド本にあった、島唯一のスーパー「漁協」を発見]
[密集した民家の外れには、こんな近代的なマンション空間もある]
出羽島では見なかったが、ここでは走るクルマを見た。
[住民は約180名で伊島小・中学校、他に保育所もある]
民家を過ぎると、直ぐに山林へ向かう簡易舗装された道が始まる。
[観音堂の麓ぐらいまでは、主に簡易舗装してある道を進む]
まずは展望の良いカベヘラまで行ってみる。
この断崖絶壁の下には、海際に波で削られ出来た洞窟があるらしい。
[断崖絶壁から海を見下ろす]
[絶壁にしがみついて生える植物]
[断崖絶壁のカベヘラから見渡す大海原のパノラマ]
[展望所から伊島港周辺に密集する民家を見下ろす]
[少し登った展望地からのパノラマ]
[伊島港から出航した連絡船第2便が答島港目指して進む]
[昨日歩いた淡島方面~今朝の答島港方面にかけて、ズームで展望]
[昨日朝にいた蒲生田岬灯台も遠望出来た、右隅にモニュメント?]
[奥には、王子製紙らしき工場も見える]
さらに北上する。
[日照り続きで干上がったダム湖、大きな鯉と大量のオタマジャクシがヤバそうだ!]
そうしているうちに、地蔵峠に到着した。
ここが四ツ辻のようになっており、伊島灯台への山道があった。
[ここから、隣接する細い参道でミニ西国三十三番霊場が始まる]
まずは高台の伊島灯台方面へ登って行った。
[標高122m程のピークに建つ、四角い白亜の伊島灯台]
[手作りベンチもあり、ここで早い昼食を食べた]
見晴らし良く間伐がされており、観音堂建つピークの麓にはガイド本でウワサの「野尾辺湿原」が見下ろせた。
[断崖絶壁と観音堂建つ山に囲まれた、秘密の宝石を思わす湿原]
[その湿原の中でも、独特の表情をした部分をズームアップ]
[地塘と奇妙なトラ毛模様の湿原部分]
その後は地蔵峠に戻り、観音堂建つピークへの山道を目指した。
[途中の覗きから海岸方面を見下ろす]
ここ伊島では、固有種?「イシマササユリ」の群生が見られるらしい。
それでも以前に比べて激減してしまい、その普及に伊島中学生が取り組んでいるようです。
[この付近では5月下旬~6月上旬には、ささゆりが群生するようです]
ささゆりが咲く時期の訪問を検討したが、湿原模様が映える今の新緑時期を選択した。
[やや近づいた野尾辺湿原展望地からの眺め]
ここまで登って初めて、隠された湿原の全貌が望まれる。
[アシの湿地の中には、地塘や奇妙な湿原模様の宝石が散らばる]
[断崖絶壁と周りの新緑に取り囲まれた湿原が宝石のように輝く]
元々は、水田だったらしいアシ原の湿原である。
[こんな湿原の存在を初めて知った、未来に残すべき湿原のようです]
[周囲は、ほとんど断崖絶壁に囲まれている]
[大きなフェリーも通過する]
[時々、海を覗ける場所を通る]
[県南の海らしい色合いである]
[かなり奥まで簡易舗装されていた]
[文殊菩薩だけはお参りしました]
[最後の登りからは、石段になる]
[松林寺の奥の院「観音堂」に到着した]
[口称念仏の「空也上人」と観音信仰に謂れがあるようです]
観音堂を降り、野尾辺湿原へと下って行く。
一気に目の前に湿原が現れた。
湿原を間近に見ながら、端の遊歩道を歩く。
[芽吹き出した新芽が映える]
[この花が一番多く見られた]
[湿原越しの新緑が絵になる風景]
[絵になるポイントの大きな樹]
[トラ毛の湿原模様越しに新緑の木々を眺める]
[新緑の地塘が清々しい]
[地塘の奥に観音堂建つピークを見上げる]
一ヵ所だけは、湿原を横断する。
[湿原横断地からのパノラマ 1]
[湿原横断地からのパノラマ 2]
[歩道沿いにいっぱい咲いていた]
[再び、地蔵峠まで登って行った]
[地蔵峠付近で見つけた立派な巨木]
地蔵峠からは、近道案内の看板で港方面に降りていく。
[咲きだした白いツツジ]
こうして、伊島港近くの民家付近まで降りてきた。
まだ最終便までは時間があるので、海際の弁天島まで行ってみた。
民家や遊歩道には小さな花が多い。
山肌を巻くように山道が続いていた。
[奥の小さな島が弁天島のようだ]
途中で、イシマササユリ群生地を通って行く。
[小型据付けカメラで管理、監視していた]
[奥に弁天島、道はここまでだった]
この付近に旧港があったらしい。
[弁天島から伊島本島を見る]
[花が咲き乱れる弁天島]
[奥に阿南市方面を遠望する]
高台にある当所神社に寄ってから、港に向かった。
[民家の奥にある当所神社]
この当所神社は、日本で唯一「奥津三神」を祀る神社だとの信仰を集めている。
[高台の当所神社から密集する民家を眺める]
[仕事を終えた伊島港周辺の様子]
港周辺を歩いていると、「何処何処で15:30から餅投げがあります。多数お集まり下さい!」とのアナウンスが聞こえてきた。
狭い路地に民家が密集しているので、アナウンス1つで充分なのである。
[迷路のような狭い路地を挟んで民家が密集している]
歩いていると、かわいい子供らがバイバイと手を振ってくれた。
[どうやら、島の宝が餅拾いにババを迎えにやって来たようだった]
[島での生活の糧が並んでいる]
[伊島港付近から望める伊島灯台をズームアップ]
[帰りの船内には、島の花「イシマササユリ」の冊子があった]
[最終第3便16:00伊島港を出航、16:30頃に答島港に到着した]
南環状線が部分開通しているので徳島市内を通らず、混み合う前に帰宅した。