〔諸国漫遊@見聞ログ〕(続)写真する山旅人

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20190420 断崖絶壁の奥に隠された、宝石のような湿原を訪ねて阿南の孤島〔伊島(本島)〕周回ウォーク

2019-04-20 | 〔歩く徳島 第一歩 全52コース〕山海里+花歩記@見聞ログ

今日は県南で残る島歩きとして、出羽島、竹ヶ島に次いで三番目の孤島「伊島」に渡ることにした。

早目に出発して、阿南市津乃峰町の連絡船乗場である答島港に向かった。

[7:30頃に、伊島港からの連絡船第1便が到着した]

 

ここから伊島行き第1便は、8:30出発である。

[答島港にある連絡船「みしま」の待合所、トイレはGSの横にあった]

 

第1便は、乗船者4名で伊島港目指して出航した。

[船内には、手書き風の伊島散策絵地図の観光パンフレットがあった]

 

船は出羽島の連絡船より二回り以上大きく(旅客48人乗り)、約30分で伊島港に到着する。

ただし高速運航のためか出羽島船に比べて、今日の好天でも凄く揺れた印象である。

なお、乗船券は船内の販売機で購入(やや高めの片道¥1,020)する。

[荒波を立ち上げて高速運航で進む]

 

[大揺れの中でガラス越しで何とか奇跡的?に写った伊島の一コマ]

 

[荒波上げる連絡船から、見処の伊島のカベヘラ岩壁付近?を撮影]

 

9時頃に伊島港に到着した。

[伊島港付近、奥の島は無人島企画のテレビ番組舞台になった棚子島]

 

伊島は、ほとんどが山林に囲まれた周囲約9.8kmで住民約180人程が生活しており、伊島港周辺に迷路のような狭い路地を挟んで民家が密集している。

[これ自体が史跡?のような伊島の史跡、名所等の案内看板を発見]

 

[ガイド本にあった、島唯一のスーパー「漁協」を発見]

 

[密集した民家の外れには、こんな近代的なマンション空間もある]

 

出羽島では見なかったが、ここでは走るクルマを見た。

[住民は約180名で伊島小・中学校、他に保育所もある]

 

民家を過ぎると、直ぐに山林へ向かう簡易舗装された道が始まる。

[観音堂の麓ぐらいまでは、主に簡易舗装してある道を進む]

 

まずは展望の良いカベヘラまで行ってみる。

この断崖絶壁の下には、海際に波で削られ出来た洞窟があるらしい。

[断崖絶壁から海を見下ろす]

 

[絶壁にしがみついて生える植物]

 

[断崖絶壁のカベヘラから見渡す大海原のパノラマ]

 

[展望所から伊島港周辺に密集する民家を見下ろす]

 

[少し登った展望地からのパノラマ]

 

[伊島港から出航した連絡船第2便が答島港目指して進む]

 

[昨日歩いた淡島方面~今朝の答島港方面にかけて、ズームで展望]

 

[昨日朝にいた蒲生田岬灯台も遠望出来た、右隅にモニュメント?]

 

[奥には、王子製紙らしき工場も見える]

 

さらに北上する。

[日照り続きで干上がったダム湖、大きな鯉と大量のオタマジャクシがヤバそうだ!]

 

そうしているうちに、地蔵峠に到着した。

ここが四ツ辻のようになっており、伊島灯台への山道があった。

[ここから、隣接する細い参道でミニ西国三十三番霊場が始まる]

 

まずは高台の伊島灯台方面へ登って行った。

[標高122m程のピークに建つ、四角い白亜の伊島灯台]

 

[手作りベンチもあり、ここで早い昼食を食べた]

 

見晴らし良く間伐がされており、観音堂建つピークの麓にはガイド本でウワサの「野尾辺湿原」が見下ろせた。

[断崖絶壁と観音堂建つ山に囲まれた、秘密の宝石を思わす湿原]

 

[その湿原の中でも、独特の表情をした部分をズームアップ]

 

[地塘と奇妙なトラ毛模様の湿原部分]

 

その後は地蔵峠に戻り、観音堂建つピークへの山道を目指した。

[途中の覗きから海岸方面を見下ろす]

 

ここ伊島では、固有種?「イシマササユリ」の群生が見られるらしい。

それでも以前に比べて激減してしまい、その普及に伊島中学生が取り組んでいるようです。

[この付近では5月下旬~6月上旬には、ささゆりが群生するようです]

 

ささゆりが咲く時期の訪問を検討したが、湿原模様が映える今の新緑時期を選択した。

[やや近づいた野尾辺湿原展望地からの眺め]

 

ここまで登って初めて、隠された湿原の全貌が望まれる。

[アシの湿地の中には、地塘や奇妙な湿原模様の宝石が散らばる]

 

[断崖絶壁と周りの新緑に取り囲まれた湿原が宝石のように輝く]

 

元々は、水田だったらしいアシ原の湿原である。

[こんな湿原の存在を初めて知った、未来に残すべき湿原のようです]

 

[周囲は、ほとんど断崖絶壁に囲まれている]

 

[大きなフェリーも通過する]

 

[時々、海を覗ける場所を通る]

 

[県南の海らしい色合いである]

 

[かなり奥まで簡易舗装されていた]

 

[文殊菩薩だけはお参りしました]

 

[最後の登りからは、石段になる]

 

[松林寺の奥の院「観音堂」に到着した]

 

[口称念仏の「空也上人」と観音信仰に謂れがあるようです]

 

観音堂を降り、野尾辺湿原へと下って行く。

一気に目の前に湿原が現れた。

湿原を間近に見ながら、端の遊歩道を歩く。

[芽吹き出した新芽が映える]

 

[この花が一番多く見られた]

 

[湿原越しの新緑が絵になる風景]

 

[絵になるポイントの大きな樹]

 

[トラ毛の湿原模様越しに新緑の木々を眺める]

 

[新緑の地塘が清々しい]

 

[地塘の奥に観音堂建つピークを見上げる]

 

一ヵ所だけは、湿原を横断する。

[湿原横断地からのパノラマ 1]

 

[湿原横断地からのパノラマ 2]

 

[歩道沿いにいっぱい咲いていた]

 

[再び、地蔵峠まで登って行った]

 

[地蔵峠付近で見つけた立派な巨木]

 

地蔵峠からは、近道案内の看板で港方面に降りていく。

[咲きだした白いツツジ]

 

こうして、伊島港近くの民家付近まで降りてきた。

まだ最終便までは時間があるので、海際の弁天島まで行ってみた。

民家や遊歩道には小さな花が多い。

山肌を巻くように山道が続いていた。

[奥の小さな島が弁天島のようだ]

 

途中で、イシマササユリ群生地を通って行く。

[小型据付けカメラで管理、監視していた]

 

[奥に弁天島、道はここまでだった]

 

この付近に旧港があったらしい。

[弁天島から伊島本島を見る]

 

[花が咲き乱れる弁天島]

 

[奥に阿南市方面を遠望する]

 

高台にある当所神社に寄ってから、港に向かった。

[民家の奥にある当所神社]

 

この当所神社は、日本で唯一「奥津三神」を祀る神社だとの信仰を集めている。

[高台の当所神社から密集する民家を眺める]

 

[仕事を終えた伊島港周辺の様子]

 

港周辺を歩いていると、「何処何処で15:30から餅投げがあります。多数お集まり下さい!」とのアナウンスが聞こえてきた。

狭い路地に民家が密集しているので、アナウンス1つで充分なのである。

[迷路のような狭い路地を挟んで民家が密集している]

 

歩いていると、かわいい子供らがバイバイと手を振ってくれた。

[どうやら、島の宝が餅拾いにババを迎えにやって来たようだった]

 

[島での生活の糧が並んでいる]

 

[伊島港付近から望める伊島灯台をズームアップ]

 

[帰りの船内には、島の花「イシマササユリ」の冊子があった]

 

[最終第3便16:00伊島港を出航、16:30頃に答島港に到着した]

 

南環状線が部分開通しているので徳島市内を通らず、混み合う前に帰宅した。

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