ディオクレティアヌスによる四頭政治の成立と維持、そして第二次四頭政の開始までが語られる。かつてのような柔軟な仕組みを廃し、システマティックな構造を確立していく様は気持ちよく、とりあえず20年間は完璧に機能したようだ。まあ、どうもやはり、その後は長続きしない様子が次巻で語られるのでしょう。
ラクシは相変わらずカリスウェンを思ってふわふわしてるし、ボイスはライバルとの戦いに心躍らせてるし、ジッダも自分の軸となる生活を手に入れて喜んでるし…。ああ、もうティーエが世界を救えるかどうかってのがいまいち分かってないのだよね。困っちゃうねって感じ。