第8話は「宿敵トルコ」…というか、強敵マホメッド2世。ヴェネツィアもこの天才スルタンにはやられっぱなし。いや、ヴェネツィアに限らず全てのキリスト教圏が耐え続けたという感じの話でした。
第9話は「聖地巡礼パック旅行」と題して聖地イェルサレムに旅行するキリスト教圏の人々相手に「パック旅行」をビジネス化したヴェネツィアがみごとに語られる。語りは、サント・ブラスカというミラノの官吏が実際にその旅行に参加し、その後残した旅行記を元にしており、なんだかそんな昔のこととは思えないような臨場感があり、とても面白かった。