一番最初のファンタジー篇はずっと前に読んでいた。ギャラクシー篇くらいまでは異世界冒険の外伝ってノリだが、続くワールドトリップ篇では、何かに気づき始めるキョンたち。最後のエスケープ篇では、この虚構世界のSOS団が現実世界のSOS団と量子もつれの状態にあることが予想される。まあ、わけわからんエセ物理考証はともかく、久しぶりの真剣モードのキョン、古泉、長門のノリはハルヒシリーズのメインパートでもあり面白かったです。古代ギリシアの女神を宿したハルヒにはもっと大暴れしてほしいと感じました。
今回は日本が舞台。竹取物語を題材にした物語で、あいかわらず登場人物多くワクワクです。探偵卿のヴォルフと仙太郎コンビがコンビニ店員にもなって大活躍。クイーンは何やら行方不明で、振り回されるジョーカーとRD。謎の暗殺者(アサッシン)の影郎。竹取村の宮造と華代にコンビニ社長、そして、TVディレクター堀越まで集合。不老不死の秘薬「蓬萊」とかぐや姫とクイーンがややこしく絡み合いながら、驚愕の結末に向かっていくのです。とてつもなく面白かったですね。そうそう、仙太郎のライバル水島花子は今後も登場するのかも気になります。