前半は前巻に続いてティベリウス、後半はカリグラの章となる。ティベリウスの末期は隠遁生活をしながらの遠方からのローマの統治を行うが、自分にも他人にも厳しいティベリウスは皆から怖がられていた。ティベリウスが死に若いカリグラが皇帝になるとみんな浮かれてお祭り騒ぎ。しかし資金が尽きると悪政が目立つようになり最終的に近衞軍団のケレアらによって殺害される。皇帝になって3年と10ヶ月だったそうだ。ひどいね。
カリグラの章にあるユダヤ人に関する記述、ユダヤ人とギリシア人とローマ人のそれぞれの立場による公平な文章が良い。
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