キリが誘拐された…というのに、なかなか話が進みません。いろんな人の思惑を描いて一気に何かが起こる気配はあるのだが…。というわけで、かわいそうなキリは囚われたままなのでした。次巻では救われると良いですね。
久々登場のタニス。相変わらず、このハーフエルフが誰よりも人間臭く感じるのです。レイストリンはアビスでもがき続けるが、キャラモンとタッスルはどうなったのか?いよいよ次巻がラストですね。
なんだか登場人物が多くてよく分からない感じで、何もかもが決着つかないままドラマになっていくようです。次くらい大きな事件が起こるのかな…。
辞書のように分厚い本。やっと読了。
このシリーズは大好きなのだが、一度挫折していたが最近の読書習慣の復活に伴い読み終えた。山の中で禅の修行僧たちが多数登場し次々と殺される。みんな檻から抜け出せなくなっていくのだった。
(823ページ)
勿論科学的疑問を持つことは結構だし、科学技術の使用方法には大いに不信を持っていいのだが、科学的思考自体に不信を抱くというのは、基本的な教育がなっていないとしか云いようがない。疑われるべきは科学を用いる人の側の方なのです。
ディオクレティアヌスによる四頭政治の成立と維持、そして第二次四頭政の開始までが語られる。かつてのような柔軟な仕組みを廃し、システマティックな構造を確立していく様は気持ちよく、とりあえず20年間は完璧に機能したようだ。まあ、どうもやはり、その後は長続きしない様子が次巻で語られるのでしょう。
ラクシは相変わらずカリスウェンを思ってふわふわしてるし、ボイスはライバルとの戦いに心躍らせてるし、ジッダも自分の軸となる生活を手に入れて喜んでるし…。ああ、もうティーエが世界を救えるかどうかってのがいまいち分かってないのだよね。困っちゃうねって感じ。