こんにちは。膳所本町校マナビスより横江です。
9月に入り涼しくなってきましたが、あいにくの天候が続き、悶々とした日々が続いていますね。先日も中秋の名月の話題が上がっておりましたが、月がきれいに見えるこの時期、曇り空ばかりなのがなんとも残念で。とはいえ、今年の満月は27日。その時期には晴れて良い月見日和になってくれることを願っています。さて、古文の和歌など見ていると「月」が持ち出されることも多く感じています。「十五夜」、「望月」など満月ひとつとっても呼び方はさまざま。月は日ごとに満ち欠けしますが、それぞれに呼び名があるのはご存じでしょうか。「三日月」などはそれにあたりますが、「十五夜」以降、欠け始めてからは「十六夜」→「立待月」→「居待月」→「臥待月、寝待月」→・・・と呼び方が変わります。
「○待月」が多いですが、それはそれぞれ月の出のタイミングと関係があって、
17日目(立待月)は夕方、立って待っている頃に。
18日目(居待月)は立って待つのは疲れて座って待つ頃に。
19日目(臥待月)は座っているにも長いので横になって待つ頃に。
それぞれ月が姿を現すのだそうです。
こんな事を考えていると、昔の人は毎日毎日月が出るのをのんびり待っていたのかな。などと考えてしまいます。とはいえ、現代っ子はのんびりしているわけにはいきません。受験生は特に忙しいですね。昨日も今日も、生徒は暗くなって月が出てからも頑張って勉強しています。9月の頭に模試がありました。10月にも模試があります。模試だらけで大変です。月が出るのを待つように、模試の結果が出るのを待っていたら何にもなりません。模試の結果が出る前に、今できることをこなしていかなければなりませんね。
頑張れ受験生。月を愛でるのは来年にとっておこう。