大根は1本買うと大きくて野菜室に保存しにくいですよね。そこでおすすめなのが、部位別に切り分けて冷凍保存する方法。辛みや食感が部位によって違う特徴を活かして、料理に合わせて保存しておくと、使う時に便利なのです。さらに、1本そのままよりもかなり省スペースになるのもうれしいポイント。
部位ごとの保存方法を、調理のポイントと合わせてご紹介します。
大根の冷凍保存方法
上側
実は冷凍できる!「大根」冷凍保存のコツと調理のポイント© サンキュ!
甘みがある上側は、大根おろしにすると食べやすくておすすめです。おろしたものを、ジッパー付き保存袋に入れて薄く伸ばしたら、箸などで線をつけておきます。こうすることで、凍ったままでもパキッと折ることができるので、使いたい分だけを取り出すことができるように。自然解凍で薬味にもできますし、みぞれ煮などの加熱料理には冷凍のまま使うことができます。
中央
実は冷凍できる!「大根」冷凍保存のコツと調理のポイント© サンキュ!
太さが均一な中央は、厚めに切って煮もの用にすると便利です。輪切りや半月切りなど、使いやすい大きさに切ったら、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。調理の際は、冷凍のまま使ってOK。野菜の組織が壊れているので、味しみが早く、煮ものが短時間で完成します。面取りや隠し包丁をする場合は、冷凍する前にやっておくのがよいでしょう。
下側
実は冷凍できる!「大根」冷凍保存のコツと調理のポイント© サンキュ!
辛みが強く水分が少ない下側は、みそ汁やスープなどに向いています。いちょう切りにしたらジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存。一緒に使うことの多いにんじんもミックスしておくと便利です。調理の際は、冷凍のまま使ってOK。汁もの以外にも、炒めものにも使うことができますよ。
辛みの強い大根おろしがお好みなら、この下側をおろして保存してもよいでしょう。
葉
実は冷凍できる!「大根」冷凍保存のコツと調理のポイント© サンキュ!
葉も冷凍しておくと、ちょっとした彩りにパラッと使えるので便利です。使いやすい大きさに刻んで、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。細かく刻めば青みになりますし、ざく切りにして炒めものに使うこともできます。生でも食べられる部分なので、どちらも冷凍のまま使ってOKです。
皮
実は冷凍できる!「大根」冷凍保存のコツと調理のポイント© サンキュ!
捨ててしまいがちな皮も冷凍しておくと無駄がありません。厚めに皮をむいたら、短冊切りにしてジッパー付き保存袋に入れて冷凍保存。皮の活用は、浅漬けがおすすめです。冷凍のまま調味液に漬けたら、解凍される時に味がしみて、箸休めにぴったりの1品を簡単