大好き森の人

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ラストサムライ

2012-10-08 21:11:27 | ボルネオツアー

  国立公園内と言っても、大きな木が生えていないと思います。

それは、山火事でかなりの面積の森を焼失してしまったからです。

プランテーションによる森林伐採と山火事とボルネオ島の熱帯雨林は、少なくなる一方です。

森林を失う時は、一瞬ですが

再生には、相当な時間がかかります。

それでも、地道に植林を続け、森をつないで「緑の回廊」をつくろうとしています。

FNPFでは、ボーイング社からの助成金を使い2011年から三年間で40haの植林をする計画があるそうです。

バスキさんから、森がどのように失われていて

今後どのようにして食い止めなければならないか話がありました。

(言葉がわかれば、もっとよく理解できるのになあと自分の語学力のなさを悲しいと思いました)

村のスタッフたちは、

自分たちのやっていることに意義を感じているので

とても誇らしげにバスキさんの話を聞いていました。

バスキさんは、植林による「緑の回廊」づくりを続けないといけないのですが

それには、とても時間がかかるので

残されている森を手に入れて開発されないようにしなければいけない

土地を確保したいと思い始めたと語っていました。

上の写真の方は、ここで農業を営む最後の農民だそうです。

最後の砦の方だと思いました。

「ラストサムライですね。。。」と言うと、彼は自信たっぷりにポーズをとってくれました。

ピノキオのおじさんもそうですが

彼に続く若い人が育ってくれるといいなと思いました。


小舟で進む

2012-10-08 15:20:52 | ボルネオツアー

 苗木を積み込んで植林に出発です。

植林をする場所に行くのには、せまい水路を通るので

この日の舟は小さいものでした。

途中で、さらに小さな舟(カヌー)に乗り換えました。

川岸には、両手を伸ばすと届きそうでした。

木の橋の下をくぐることもあり、背を低くして通ることもありました。

村の人は、舟の扱い方が若い人もとても上手でした。

私は、高い所、せまい所、不安定な場所はとても苦手ですが

村の人は、とても信頼できましたし、

みんなと一緒かと思うと簡単な舟の上でも全然こわくありませんでした。

川から上がりました。

植林の場所までは、まだまだ歩きます。

ところが、雲が重く立ち込めてきて雨が降り出しました。

熱帯雨林での天気は変わりやすいのだと思いました。


ピノキオのおじさん

2012-10-08 10:02:27 | ボルネオツアー

 ゆかいなピノキオの歌を歌ってくれたおじさんです。

家の前で、香木を育てています。

おじさんが育てている木は、

樹木に傷をつけるとそこに香りの種のようなものができるのだそうです。

それを香木として利用します。

その木は、しいたけの原木と考えるとわかりやすいと通訳してもらいました。

香りはアロマテラピーや香水など、ビジネスになると思います。

おじさんの仕事がうまくまわり確実に副収入が得られるということになると、村のみんなも同じように苗づくりを始めるでしょう。

苗作りで森再生と収入が得られて一石二鳥です。

私たちも、ピノキオのおじさんに苗を分けていただいて

他の苗木と一緒に植えることにしました。