国立公園内と言っても、大きな木が生えていないと思います。
それは、山火事でかなりの面積の森を焼失してしまったからです。
プランテーションによる森林伐採と山火事とボルネオ島の熱帯雨林は、少なくなる一方です。
森林を失う時は、一瞬ですが
再生には、相当な時間がかかります。
それでも、地道に植林を続け、森をつないで「緑の回廊」をつくろうとしています。
FNPFでは、ボーイング社からの助成金を使い2011年から三年間で40haの植林をする計画があるそうです。
バスキさんから、森がどのように失われていて
今後どのようにして食い止めなければならないか話がありました。
(言葉がわかれば、もっとよく理解できるのになあと自分の語学力のなさを悲しいと思いました)
村のスタッフたちは、
自分たちのやっていることに意義を感じているので
とても誇らしげにバスキさんの話を聞いていました。
バスキさんは、植林による「緑の回廊」づくりを続けないといけないのですが
それには、とても時間がかかるので
残されている森を手に入れて開発されないようにしなければいけない
土地を確保したいと思い始めたと語っていました。
上の写真の方は、ここで農業を営む最後の農民だそうです。
最後の砦の方だと思いました。
「ラストサムライですね。。。」と言うと、彼は自信たっぷりにポーズをとってくれました。
ピノキオのおじさんもそうですが
彼に続く若い人が育ってくれるといいなと思いました。