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着物の御仕立、お直しのお店岩佐和裁
袖の躾についても以前ブログで公開しましたが、内容がいまいちだったので補完の意味で再度公開致します。
躾はぞべ糸という絹糸を使い、きものを仕立てる時に形を整える為にして、着用する時には解きます。
袖を縫う時も袖口の吹きや口下や袖下の”けぬき”の状態を安定させる為にします。
映像の躾の種類は5分飛ばし(拍子木躾)といい、上前は袖下から、下前は袖口からします。
上前の袖で説明しますと、まず袖下の袖幅のところから袖裏と表地を別々に縫った部分の表地と表の縫込み計3枚に躾をして(ぞべの深さは1分で針目は5分位です)、袖下4枚をそくに縫ったところから表地、袖裏、縫い込みの計6枚全てに躾をします。
そして丸味のところの前後を数針ぐして斜めに渡し、袖口止めの手前で数針ぐして袖口止め部分も数針ぐして、袖山の手前まで5分飛ばしをして袖山も数針ぐしをして、袖口の止めの手前で数針ぐして玉止めをします。
また、袖口の”かくし”は躾を解いた後でも口吹きの形が崩れないように、口合せの表地と袖口布と袖裏の縫込みを袖口布表の躾をした地の目2本位下に、地の目2本位の針目を出して裾廻しの色糸で5分位の間隔でおさておきます。
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そして丸味のところの前後を数針ぐして斜めに渡し、袖口止めの手前で数針ぐして袖口止め部分も数針ぐして、袖山の手前まで5分飛ばしをして袖山も数針ぐしをして、袖口の止めの手前で数針ぐして玉止めをします。
また、袖口の”かくし”は躾を解いた後でも口吹きの形が崩れないように、口合せの表地と袖口布と袖裏の縫込みを袖口布表の躾をした地の目2本位下に、地の目2本位の針目を出して裾廻しの色糸で5分位の間隔でおさておきます。
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