廃墟再生ぷろじぇくと

田舎に広大な敷地を購入!
敷地内の作業所跡思われる廃墟を、たった一人で再生、家庭菜園とかも作って楽園化して行きます。

交換を始めましたが、悲劇が・・・の解決編です。

2020-12-10 20:38:00 | 車やユンボのメンテなど

この後、クローラー(キャタピラ)を新品に交換を始めましたが、悲劇が・・・

何が悲劇であったのかと言うと、

クローラーの取付部の、アジャスター(油圧シリンダーとスプリングで動輪スプロケットとアジャスター輪の間を伸び縮みさせる機構)を、油圧をかけているグリスを抜くニップルボルトを抜いて、グリスを排出して縮めて、古いクローラーを外して、新しいクローラーをセットした。

ここまでは良かったのですが、ニップルボルトをセットして、今度はアジャスターを伸ばそうとしても、1ミリも伸びない(ToT)

つまり、クローラーを動輪に押し付けられないので、ユンボを動かせない。

ユンボが1ミリも動かせないなら、そのユンボは、タダの粗大ごみ。

そして、その原因を調べてみたところ、裏側から大量のグリスが裏側に漏れており、油圧シリンダーの破損か、クラック(ひび割れ)か、良くてもシリンダーのシール(パッキン)が破れたか・・・

シリンダーの破損かクラックなら、ほぼ修理不可能。

終わった!!!!

とにかく修理方法を見つけるべく、このユンボPC20-6のサービスマニュアルを探すが、メーカー自体も経年のため在庫が無く、ヤフオク等でも見つけられない。

そして、遂に海外サイトで、PDFファイルの有料ダウンロードサイトを見つけて、3千数百円は痛かったけど、ダウンロード。

そして、これを元に整備方法を探した所、もしかしたら、ニップルを抜いたことが原因かもと思えました。

何故なら、普通はニップルを抜いてグリスを排出するのですが、こいつは特殊で、下図の様に

ボルトを数周緩めるだけで、ドレンからグリスが排出される仕組みになっており、一度抜いたことにより、間にグリスと砂が混ざったのもが噛み込んで、シリンダーに届いていないのでは無いか疑惑が浮上してきたのです。

この仮説に基づけば、ボルト自体をきつく締め込んだ状態で、裏側のドレンから、どんどんグリスが排出されていた説明が付きます。

と言う事で、もう一度ボルトを抜いて、グリス混じりの砂を排除して、しっかり置くまで差し込んで、再度グリスを圧入。

やりました。!!!

アジャスターが伸びて、クローラーが張りました。\(^o^)/

これで、粗大ごみにならずに済みました。

まぁ、マニュアルの購入に費用は掛かりましたが、値打ちがありました。

 

と言う、お話で、悲惨な状態から、見事に生還したと言う事です。