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大腸切除後ほぼ2カ月、勤め先に病院の就業可能証明書を提出し、3月24日より業務復帰許可の連絡が3月20日にありました。折しも30年来の山友yahooブログのたっくんこと鹿児島のたぁ~さんから九重は黒岳スプリング・エフェメラル散策のお誘い。なんでも彼はここのところ地元鹿児島のマラソンランナーやママさんバレー選手の方々、ツワモノ同級生を結集し月例登山を決行中で今回も10名前後の皆様での徘徊と聞いた。私のベストな体調でも太刀打ちできそうにないメンバーですし、増してや今は左腕すら不自由な状況で付いて歩けるとは思いませんが、多勢で歩けば、それじゃ、私はこの辺でと。ソババッケあたりで気軽に爆っくれるって事も出来そうですし、娑婆への復帰祝いとして気持ちの良い春の山歩きに是非是非参加をお願いした次第。
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ところが当日は、馬鹿っ晴れのピ-カン青空ですが、九重の峰々は思いもよらない寒の戻りで前々日の積雪がマンマ残って真っ白けっけ。見上げる黒岳ももはや白岳ですねぇ!!
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月例登山のツワモノ同級生の方々にも何か手違いがあった様子で、、待ち合わせ場所の男池駐車場に現れたのはたぁ~さんとIちゃんのお二方。昨年の夏の向坂山~水呑頭以来のメンバーで徘徊決行となりました。
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黒岳原生林の中もやはりかなりの積雪、、
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思いもよらない雪山徘徊となり、、こりゃもう、、スプリング・エフェメラル散策なんて、、気軽なものではない。
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ソババッケ到着に1時間半、、見上げる大戸越も絶景でした。
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谷を吹く風も冷たく左腕もジンジンと痛みがでてきたぞ。気が置けない同行者お2人なのでいつでも引き返す事はできるのだけど、おい!早く来いよ!!おい!何処までいくだよ!なんて状態で亀足ながらいつの間にか奥セリです。
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ここらからは黒岳最高峰高塚まで見えてきました。こりゃ、上は更なる雪の華の世界でしょうね。
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奥セリを越えてしまえば、もう風穴までは行かねばなるまい、で、とうとう3時間もかかって来ちゃいました、黒岳直登の入口です。ホントはソババッケまで歩いて、あとはサッサと撤退し、大好きな長者原温泉で三俣山の絶景を眺めながら一っ風呂、それが正しい病人の雪山散策と思うのですが、、う~ん、、ここまで来れば行きたいんだろうな、、たぁ~さん。ウロウロと風穴の写真なんか撮ってます、まっ、行きたいのは私も同じ、と言うことで急登半ばまで登っちゃいましたが、、やはり途中で泣きを入れさせていただきました。ごめんなさい!
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誰も踏んでいない雪尾根の平らを見つけて大休止。栄養補給後下山です、、ところがねぇ~、ここで事件です。ドッかと腰を下ろし食事中のIちゃんの向うにソワソワと落ち着きのないたぁ~さんの姿が写ってますが、、このあと、ザックのポッケを洗いざらいぶちまけて、着ているアウターまで脱ぎだす始末、、、どうやら、、愛車ジムのキーが見当たらないらしく、、落ち着いて昼飯どころではないようです。まっ、無いモノはいくら探しても出てきやしません、なんでも黄色い熊さんの付いたキーホルダー(内心プッ)、、らしいのですが(そんな柄か?)、、復路を3人で目を皿にする事にして下山開始です。
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気が気ではないたぁ~さんですが、、下る途中から見上げる大船山もいい眺めです。なんて、、落ちてるキーを探すより見飽きる事のない雪景色に目がいってしまいます(ごめん)。往路以上にゆっくり歩き、そろそろ男池ですが、、黄色い熊さんが現れる事はなく、真剣に今から鹿児島往復の足になる覚悟を決めながら駐車場へ、、、ところが、、思わず(ρ≧□≦)ノ…コラーっ!!! このバカチンがぁ~って心の中で叫びましたねぇ、、、なんと、ジムの運転席側ドアの鍵穴から、、黄色い熊さんがダラリとだらしなく垂れ下がってます、、ったく、、人騒がせな珍道中でしたが!?
キーが手元に戻った、たぁ~さん、、現金なもので、、直入の秘密の花園へ行くぞと騒いでます、、やれやれ、、ついでなので最後までお付き合いさせていただきま~す!!
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