樹齢800年。高さ41m、幹周10m、、、堂々たるイチョウの木。凄いもんだぁ、、島津の殿様が薩摩街道沿いに植えたものらしい、、山間にスッくと立っている。ノーマルレンズのデジカメじゃ全体が写せないじゃないか!宮崎市内、黄葉真っ盛りといったとこかな。
去年の9月、大腸憩室炎で苦しんでた頃、東大阪で手に入れた「天」。とうとう使う機会もなく1年と2ヶ月。点灯してみた、、どこか本当に山の中で使いたくなった。あまり寒くも暑くもない丁度いい季節だよなぁ、、、焼酎お湯割りで暖まりながら、、、
9月に歩いた湿度ムンムンのトロッコ軌道の谷、宮崎市南部の「加江田渓谷」。この渓谷の東にそびえるのが鵜戸山地。その中でも宮崎平野側から「斟鉢山」500m・「花切山」669m・「岩壷山」738mと連なる部分を徳蘇山系と呼ぶらしい。標高500~700m級がずらり並んでいる訳ですね。鹿児島のたぁ~さんが久々に何処かに登りたいと言う。我が家から登山口までマービーで3、40分の距離。燃料代高騰のおり、それじゃ二人とも比較的近場にあたる、徳蘇山系を一回で全部済ませちゃおうと出かけたんだけど、少し考えが甘かったようです、、朝9時、たぁ~さんの車は丸野の駐車場へ。我が愛車で椿山森林公園へ到着。9時半、椿山キャンプ場までは足で山道を下る事にしてスタート。だ~れも居ないキャンプ場を過ぎると登山靴を脱いで渓谷を渡る「超熟女4人組」に出会う。丸野まで下るんだそうだ、ナカナカ賑やかなハイキングですね。渓谷を5分ほど一緒に歩き、超熟組は加江田渓谷を下っていった。我々は花切山山頂を目指し椿山コースへ分岐。のっけから倒木のオンパレードじゃないですか!?ほとんど登りも無く、約20分で尾根コースと滝コースの分岐が現れる。さて?どちらに参りましょう?一服し考。
ここは変化を求めて滝コースを選択。ここからズンと高度を上げる。
約20分、密生する照葉樹林に昼なお薄暗く、滝の前には倒木が横たわる「鏡洲万葉の滝」である。目測10m弱ってとこですか?
滝の横を巻いて登るといきなり崩落地。道を崩れてきた岩が埋めている。幸い通過には全く問題ありませんでしたが、ここからがまた長く、何の展望も期待できない薄暗い森の中を歩く歩く。途中に枕木が何本も埋まっているのに気づいた。驚いた事にトロッコの軌道は渓谷沿いだけでなくこんな山の中まで引きこまれていた訳です。新たなる発見。さらに進むと、どうも炭焼窯だったらしい場所にでる。藪の中に崩れかけた石積みと、土の色が真っ黒な部分が覗いている。山で暮らした昔の人の痕跡にただただ感心するばかりです。
喘ぎながら登っていくと左手上に土中から湧き出る水が流れ落ちる音が聞こえます、しかし流れ落ちた水はまた唐突に地面の中に消えていき、流れの痕跡はなくなるのです。自然の神秘。足を垂直に置くことのできない登りにアキレス腱が悲鳴を上げてます。上を見上げると木々の間に青空がチラチラと見え始めた、尾根は近いと頑張るんだが、、、脹脛はすでにパンパン状態。
そしてやっとの思いで尾根の上に飛び出したようです。滝からゆうに1時間を費やしてやっと尾根コースに合流。時計は11時40分、小休止。本日初の展望!ここからが両サイド転がり落ちそうな更なる急登。しかし打って変わって木の根や岩が階段状で足を垂直に置けるので足首・脹脛への負担も随分減り歩きやすい。約30分で花切展望所到着。渓谷を挟んだ向うには双石山。
そして宮崎市内大展望!あり?シーガイアオーシャンリゾートあんなに低かったっけ??
展望所で展望し過ぎて、、花切山山頂到着は13時。それにしても、さっきから出てくる看板がデカすぎません?山頂東面の展望を得る為だけの様な意図を感じる伐採、、いままでのコースが野性味溢れ面白かっただけに、少し残念ですね。お結びの昼飯。さて、これから斟鉢山方面に向かおうと渓谷入り口に置いてあった「宮崎自然休養林エリアマップ」に目を通す、ええっ?この稜線歩きのコースタイム、赤松展望所まで80分、そこから斟鉢山までまたまた80分・・・3時間っすか??斟鉢山到着は16時を過ぎるのですか?やむなし斟鉢山は取りやめて、今登ってきた尾根コースの途中からあかご淵コースで渓谷へ、このあかご淵コ-スのタイムだけでも120分と記入してあります。急がねば!!
渓谷の照葉樹林の森の中、日が隠れればすぐに暗くなっちまうってんで、最大戦速で下山にかかります、が!?、あっけなくあかご淵に下り着いてしまった、、マップ記載の半分の時間もかかっていません。案外、斟鉢山経由でもコースタイム半分でよかったのかも知れないと、二人ブツブツ。時間に余裕ができすぎたので多目的広場で二人してのんびりとコーヒータイムと洒落込みます。まっ、こう言ったユッタリ時間も良いのかもしれません。それでも丸野到着は17時前、、、斟鉢山経由、、未練!
本日は新湯から獅子戸岳・新燃岳分岐へ獅子戸岳を越え韓国岳山頂へ、ここから一気に高度を下げて大浪池の東西周りの分岐、西回りに池を半周し大浪池登山口へ下る。と書けば用意周到、吟味の上のコース選択と思われそうだが、ホントは当日、人気コースの、えびの高原発のあまりの団体さんの数にビビリ、逃げ出した挙句の行き当たりバッタリの霧島徘徊であった訳で、春秋シーズンの「えびの高原」高千穂河原」には近づけないなぁ。
9時半、新湯新燃荘を過ぎて新湯林道を歩く、ほぼフラットな林道を約50分。所々に色づいた木々。見上げると青空に紅や黄、オレンジ色が映える。前後には少人数が2、3組。コース変更で正解でした!霧島川渡渉点、丸太2本の架け橋流出。と言っても小石の上をピョンピョンで事足りますが。写真を撮ったり、一服したりで獅子戸・新燃分岐到着。ここからは行き交う人がグッと増えます。霧島縦走路の真っ只中です。獅子戸岳山頂11時半到着。山頂は縦走路上にある為、早めの昼食、休憩の方々でどうも慌しい様子。ミヤマキリシマの群落に分け入り、見晴らしの良い崩壊地の岩影に陣取る。(ゆっくり新燃・高千穂峰方面を眺めての休憩にはお勧め)絶景を眺めながらビール・昼飯・コーヒーまでフルコースで楽しんでしまい、危うく前回のパターンにはまりそうなる。が、、、意を決して、韓国岳へ向かう準備。13時過ぎ、重い腰をやっと上げ獅子戸岳を韓国岳方面に下る。
目の前には今から登り返す霧島連山最高峰「韓国岳」がデ~ンと広がる!「おいおい、結構遠いゾぉ~、、」と腰を落ち着け過ぎた獅子戸岳山頂フルコースを少し悔やんでみたり。メインの縦走路上は韓国岳から下ってくる登山者で結構な人出です。
途中40名規模の団体さんに2組遭遇、失礼ながらイチイチ挨拶も疲れたのでそっぽを向いて景色を眺めるふり、いや本当に眺めてました!左手の韓国・大浪池方面の谷はベストな紅葉。
右手には5月の梅雨入り前に歩いた、夷守岳~丸岡山~大幡山に続く峰々が連なります。
琵琶池手前の1392m地点で休憩。多くの人は韓国岳より下ってきますが、ここで初めて高千穂峰からの逆縦走者の若者3名に追い抜かれた。高千穂峰から6時間かけて来たとの事。追いかけて登るが当然、登りの苦手な親父の足では差は開くばかり。ゼイゼイハァハァと息も上がり追跡断念、振り返ると琵琶池は眼下に。獅子戸岳の高さも越え高千穂峰がドッカリと彼方に両翼を広げ青空に聳え立つ。15時10分韓国岳1700m山頂到着。
山頂で先ほどの3人組が山頂指標と三角点前の撮影スポットを譲ってくれた。彼らはえびの高原へ下山、私は大浪池経由、ここでお別れだ。ナカナカ気持ちの良い青年たちでした。15時20分韓国岳下山開始。この大浪池の東西分岐までのコースは初歩き、分岐は等高線を見ると標高1340m、って事は一気に360mも下る訳だ、ここで佐賀よりこられた単独さんに「大浪池に下るのに危険はないですか?」と尋ねられる。「さ~て、どんなもんでしょ?なにしろ初めて下ります。」と答えて先行、眼下には大浪池がポッカリと火口を広げて佇む。
最初は溶岩の小石が転がる荒れた道、すぐに幅の小さな急勾配の木段が始まる。この木段、、段差が大きくなったり小さくなったり、時々ヅルッと動いたり、、既に結構足にきてる状態の私には辛くて長い下りです。とうとう途中一度、バランスを崩し笹薮の中に転げ落ちました(前に落ちなくてよかったぁ~、こわ)。膝も悲鳴を上げ始め途中休憩。佐賀の単独さんが追いついてこられたので先行をお願いする羽目に、、、トホホホ。
やっとたどり着いた大浪池東西周回コースの分岐。後は火口壁によじ登り西回りに池を半周すればよい。さてさて火口内の紅葉はどうだろう?火口の中の池を覗き込んだのが4時過ぎ、ムムッ、既に日は傾き逆光の上、西半分は火口壁の影になっておりまする、おまけに湖上には少し靄もかかっているのかな?期待通りにはいかないのも自然だ、已む無し。
西回りで大浪池休憩所に到着が16時40分。たった今下ってきた韓国岳の斜面にルートを目で追いながら一服。ふと、湖面に目を落すと、、、水面に映り込んだ韓国岳の姿が視界に!それも眺めている間に西日を浴びて見る見るうちに赤みを帯びてくる。そしてカメラを構えて3ショット。夕陽に赤い韓国岳、火口壁の伸びる影、そして大浪池に映り込んだ逆韓国。最高ですねぇ~と自画自賛。おっと、登山口まであと30分はかかる。森の中は暗くなるのも早い、薄暗くなりつつある大浪池登山口到着は17時30分、、。いい一日でした!
9時半、新湯新燃荘を過ぎて新湯林道を歩く、ほぼフラットな林道を約50分。所々に色づいた木々。見上げると青空に紅や黄、オレンジ色が映える。前後には少人数が2、3組。コース変更で正解でした!霧島川渡渉点、丸太2本の架け橋流出。と言っても小石の上をピョンピョンで事足りますが。写真を撮ったり、一服したりで獅子戸・新燃分岐到着。ここからは行き交う人がグッと増えます。霧島縦走路の真っ只中です。獅子戸岳山頂11時半到着。山頂は縦走路上にある為、早めの昼食、休憩の方々でどうも慌しい様子。ミヤマキリシマの群落に分け入り、見晴らしの良い崩壊地の岩影に陣取る。(ゆっくり新燃・高千穂峰方面を眺めての休憩にはお勧め)絶景を眺めながらビール・昼飯・コーヒーまでフルコースで楽しんでしまい、危うく前回のパターンにはまりそうなる。が、、、意を決して、韓国岳へ向かう準備。13時過ぎ、重い腰をやっと上げ獅子戸岳を韓国岳方面に下る。
目の前には今から登り返す霧島連山最高峰「韓国岳」がデ~ンと広がる!「おいおい、結構遠いゾぉ~、、」と腰を落ち着け過ぎた獅子戸岳山頂フルコースを少し悔やんでみたり。メインの縦走路上は韓国岳から下ってくる登山者で結構な人出です。
途中40名規模の団体さんに2組遭遇、失礼ながらイチイチ挨拶も疲れたのでそっぽを向いて景色を眺めるふり、いや本当に眺めてました!左手の韓国・大浪池方面の谷はベストな紅葉。
右手には5月の梅雨入り前に歩いた、夷守岳~丸岡山~大幡山に続く峰々が連なります。
琵琶池手前の1392m地点で休憩。多くの人は韓国岳より下ってきますが、ここで初めて高千穂峰からの逆縦走者の若者3名に追い抜かれた。高千穂峰から6時間かけて来たとの事。追いかけて登るが当然、登りの苦手な親父の足では差は開くばかり。ゼイゼイハァハァと息も上がり追跡断念、振り返ると琵琶池は眼下に。獅子戸岳の高さも越え高千穂峰がドッカリと彼方に両翼を広げ青空に聳え立つ。15時10分韓国岳1700m山頂到着。
山頂で先ほどの3人組が山頂指標と三角点前の撮影スポットを譲ってくれた。彼らはえびの高原へ下山、私は大浪池経由、ここでお別れだ。ナカナカ気持ちの良い青年たちでした。15時20分韓国岳下山開始。この大浪池の東西分岐までのコースは初歩き、分岐は等高線を見ると標高1340m、って事は一気に360mも下る訳だ、ここで佐賀よりこられた単独さんに「大浪池に下るのに危険はないですか?」と尋ねられる。「さ~て、どんなもんでしょ?なにしろ初めて下ります。」と答えて先行、眼下には大浪池がポッカリと火口を広げて佇む。
最初は溶岩の小石が転がる荒れた道、すぐに幅の小さな急勾配の木段が始まる。この木段、、段差が大きくなったり小さくなったり、時々ヅルッと動いたり、、既に結構足にきてる状態の私には辛くて長い下りです。とうとう途中一度、バランスを崩し笹薮の中に転げ落ちました(前に落ちなくてよかったぁ~、こわ)。膝も悲鳴を上げ始め途中休憩。佐賀の単独さんが追いついてこられたので先行をお願いする羽目に、、、トホホホ。
やっとたどり着いた大浪池東西周回コースの分岐。後は火口壁によじ登り西回りに池を半周すればよい。さてさて火口内の紅葉はどうだろう?火口の中の池を覗き込んだのが4時過ぎ、ムムッ、既に日は傾き逆光の上、西半分は火口壁の影になっておりまする、おまけに湖上には少し靄もかかっているのかな?期待通りにはいかないのも自然だ、已む無し。
西回りで大浪池休憩所に到着が16時40分。たった今下ってきた韓国岳の斜面にルートを目で追いながら一服。ふと、湖面に目を落すと、、、水面に映り込んだ韓国岳の姿が視界に!それも眺めている間に西日を浴びて見る見るうちに赤みを帯びてくる。そしてカメラを構えて3ショット。夕陽に赤い韓国岳、火口壁の伸びる影、そして大浪池に映り込んだ逆韓国。最高ですねぇ~と自画自賛。おっと、登山口まであと30分はかかる。森の中は暗くなるのも早い、薄暗くなりつつある大浪池登山口到着は17時30分、、。いい一日でした!