低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

霧島 セタオ道(宮崎県)

2009-05-30 21:23:00 | 徘徊の記(霧島山系)
5月の30・31日にプラス1日の有休を入れ宮崎へ。2日からは埼玉へ出張と、なんだか忙しい日々なんですが。前週も宮崎往復で酔いどれたせいでドッと体が重い週半ば。まずは豚インフルで埼玉行きが延期に。更に娘っ子の試合はシードのおかげで31日からと判明。おまけに山友の鹿児島「たぁ~さん」は23日に霧島の大幡山のミヤマキリシマを堪能したようで、さらなる山行を密かに計画中の様子!よっしゃ、30日なら歩けるぞ!

夜中に九州道を一気に南下し、6時に待ち合わせ。高千穂河原からセタオ道を行く。終盤ながらミヤマキリシマの季節、縦走コースや高千穂峰へ向かう人の数はGW中に比べても遥かに多い、が、我々の向かうコースには?誰も来ない!?

約20分、杉の樹林を抜ければそこが「つつじヶ原」。もちろん雑草もイッパイですが人の手のあまり入っていない秘密の花園的雰囲気が大好きな場所です。

ミヤマキリシマ・・・植物学者牧野富太郎が新婚旅行で霧島方面を旅行して発見、明治42年に命名しました。つまり今年2009年は命名100年の年にあたります。祝!ミヤマキリシマ生誕100年!なんですね。いつも思うのですが霧島一帯に咲くミヤマキリシマのその彩は九重辺りに比べて非常に多彩です。ほとんど山つつじに近い赤や、グッと目を引く濃いピンクから儚げな淡い色、サーモンピンクや一つの花びらに濃淡の2色を持つもの、、、そしてその極めつけが真っ白な花なのでしょう。飽きる程お花を眺めて再び樹林の中のセタオの道を進む。いつ歩いても本当に心地よい道です。ナガバノモミジイチゴは食べ放題、食っても食ってもオレンジ色の大粒な実が現れます。不思議・・・林の中に転がる火山砕屑物スコリア、お鉢噴火の時代の物と言われてますが、なぜ未だに落ち葉の上に転がっているんだろうか??

どこかで1つはピークを踏みたいと考えるたぁ~さんの淡い期待は儚くも消し飛びY字分岐から炭化木の谷へ直行。そしてここからが本日のメイン!新燃岳・竜王山・大幡山に囲まれた裏霧島の更に静かな一帯を新燃岳・獅子戸岳分岐目指して歩きます。一気に高度を稼いだ後は新燃岳の山腹に幾重も麓に向かって走る崩壊の筋を越えてみたり、少し大幡山側の斜面に取り付いてみたり、ミヤマキリシマの大株が増えてきます、見上げた新燃岳の火口淵は縦走者が数珠繋ぎに見えます。遠くに見える高千穂峰も御鉢に取り付く登山者がたくさん喘いでいるようです。でも僕等はたった二人きりで花畑!(男同士がタマニキズですが、、)

静かです!そして、この咲き誇るミヤマキリシマの群落、どこから見たらいいのか、どれを眺めたらいいのか、、静かです!ただただ眺めているだけでこの地に立っている幸せがこみ上げてきます、満足です。そして、、


眺めているだけで満足と思う僕たちの気持ちが、霧島の神々に届いたのでしょうか?あまりに珍しいが為に常に盗掘のターゲットとされる白いミヤマキリシマです。ほんの小さな一株でしたがその可憐な姿を僕たちの前に見せてくれた。霧島の神にただただ感謝!そして殿様間伏?へ抜け、新燃・獅子戸分岐から新湯へ。まったく山頂を踏まないヘンテコな徘徊登山でしたが、来年も、、また、会えるといいな、白いミヤマキリシマ、じっとそこにいつまでも隠れていて欲しいと切に思うのでした。





散髪にいった。

2009-05-10 16:46:33 | 日常日記
待ち時間に手にした、昨日の朝日新聞1面。おりょ!?、、、
なんか見慣れた写真が載っかってるぞぉ!!

なんか、、タイミングが絶妙すぎて、、もっと早く徘徊の記を書き上げるべきだったなぁ、、、因みに今回も、お花、大っきくなります、ポチっとな。

祝杯!

2009-05-06 19:44:22 | 日常日記
娘のバスケの遠征に同行できる最後のGW。今年も鹿児島の鹿屋市の某大会に参戦。2日間の激戦を制止念願の一等賞!あまりの喜びに不謹慎な親父・お袋達は本当に祝杯をあげてしまいました!二度と味わえぬ至福の一杯、、ありがとう。

あとは今月末から総体予選。必ず見に行くつもりである!!

霧島縦走

2009-05-02 22:04:47 | 徘徊の記(霧島山系)
GWです!我が家のスケジュールは下っ娘中心。5月2日は都城市で練習試合。3・4日は鹿児島県鹿屋市の大会に参戦。5日もやっぱり宮崎市内で練習試合らしい、6日は下関への移動日としても、ほぼ高校バスケットボール漬けの連休ですねぇ。娘が卒業するとこんなGWも味わえなくなる訳で、最後のバスケ漬け黄金週間を楽しもう!しかし、しかし、どこかに登ってみたい訳でして、アレコレ考えた結果、2日15時の都城での練習試合終了に間に合わせられそうな霧島連山縦走に決めた。

1日の22時に下関ICより高速へ。2日2時に鹿児島県側登山口の高千穂河原到着。高原町で仕入れたビールを煽って爆睡。目覚めれば5時半、出発は6時半!早咲きのミヤマキリシマを眺めながら、少々肌寒いが、だ~れもいない中岳への道を登る。朝日に逆光の高千穂峰が眩しい。

ジャスト1時間で中岳山頂1345m。

振り返ると高千穂峰山頂が雲に巻かれ始めた。GWは人出が更に多い縦走路ですが何処まで人に会わずに歩けるのかな?目指す新燃岳にも雲がかかり凄い速さで流れてる。火口の淵は突風だろうか?ユルユルと中岳を下り新燃岳への登り、、今来た道を振り返る、ゆったりとした展望です。中岳の向うにガスってますが高千穂峰、霧島の景色の中でも1番好きな眺めです。

7時50分新燃岳山頂。

昨年の8月、噴火活動の活発化した新燃岳。往年のコバルトブルーの火口湖はあれれれ?見る影もなく茶色に変色。火口内は噴気孔の数も増えていた。火口淵の縦走路上前方にこれから向かう獅子戸岳、韓国岳が重なって見える。右手は大幡山、丸岡山、夷守岳方面。

新燃岳の火口淵を回りこみ下降。獅子戸岳との鞍部、新湯・大幡山の分岐を超え一気に獅子戸岳の登りに取り付く。獅子戸岳山頂8時35分到着。先着者が4人いた。ここで本日初の登山者に遭遇、みな男性。それぞれが単独行なのだろう。「おはようございます」と挨拶したあとはそれぞれが景色を眺めたり行動食を口にしたり、黙々と行動し気持ちがよい。私もここで15分の小休止。あとは最後の難関、韓国岳への登り。縦走者も増えてくるだろう。

獅子戸岳と韓国岳の鞍部は心地よい新緑、韓国方面からたまに下ってくる縦走者も2人連れか3人連れで心地よく挨拶しすれ違う。新燃岳の側面をズームで覗き込む、、新湯側の側面の亀裂からの噴気も前に比べると随分と多い。韓国岳の登りでヘロヘロです、、自虐のシルエット。

左手に大浪池が見えてきた。あと一息!

ふり返れば高千穂峰、新燃岳、そして獅子戸岳が見渡せる、、満足感!!

そして韓国岳山頂は10時20分着。高千穂河原を歩き始めてからここまで3時間50分、、獅子戸岳から韓国岳までが1時間30分ですか、、普段、登りは亀足の私としては頑張った方だろうと思う。