国見岳へ向かいます。この下辺りが五勇谷というのだろうか?向うにも高い山の連なりがありますね。つなげて歩くことができるのかな?
国見岳への稜線は今までに比べググッと横幅が広がります。向霧立のど真ん中です。古い倒木がたくさんありますね。驚くほどデカい木も、役目を終えて横たわってます。この木なぞは両サイドに幹の中ほどから引き裂かれたようになりながらまだ生きています。
小刻みなアップダウンを繰り返しながら高さは確実に上がって行きます。
霧立越とはまた一味違った稜線歩き。椎矢峠~国見岳の間に見られた古道らしき踏み跡もところどころに現れますがそれほど明瞭ではありません。
11時過ぎ、、かなりの疲労を感じ始めた頃、、先のピークの先端に、、何か見えます!ひょっとして国見岳山頂の祠かな?
最後の登り上げはもう、ヨタヨタで、シャクナゲの中を抜け、一週間ぶりの国見岳山頂!11時30分到着、先客6名。今日は先週と違いグルリ青空です。
見えてます!霧立越「扇山」から「水呑頭」「向坂山」、「三方山」への連なりに「高岳」。振り返ればいま歩いてきた向霧立、やっとつながったU字型の稜線を眺めながら烏帽子岳山頂以降の大休止。コンビニお握り2つを食いながら、気づいたのは、あれ?向うに見えてるピークはなんだっけ?あっ、小国見岳。ヨタヨタで分岐を見落としたか。
11時50分。来たからには帰らなければなりません。復路に取りかかります。12時15分きっちりと小国見岳山頂1708mを踏んで五勇山へ向かいます。復路は少し気持ちが緩んでいたのか、、途中の倒木をくぐり抜けようとした時にガッと左目に激しい痛み、枯れ枝にヒット。サングラスはふっ飛び、その場にうずくまってしまった。そっと右手で押さえてみますが、大丈夫。出血なし。左瞼がズキズキと痛みますが数センチの差で眼球に異常なし、見えてます。
五勇山13時10分。五勇山~烏帽子岳間の笹道で熊本からの男性と鉢合わせ、お互い驚いたり、しばし笹薮の中で情報交換し烏帽子岳分岐14時20分到着。さて後は長~い峰越峠までの下り、、とまたまた気が緩んだのか、、小刻みなアップダウンが辛い。汗が流れると左目上に沁みて痛い痛い、、悪戦苦闘で16時10分、、やっと到着した峰越峠でへたり込む。