見晴らしの岩を下り先を急ぎます。と、、、、九十九折れを下り曲がり切ったそこで、、、バッタリと出くわしてしまった!獣が2頭、道のド真ん中に、、距離は2mもなく、、お互いに固まった、、、と思った瞬間。パンと跳ねて谷をドドッと懸け下る、、もう心臓がバクバクです。先ほどからの気配の正体が判明、そう。鹿!だ~れもいない山の中で突然に出会うと結構ビビるものですね。更に馬つなぎ場でも1頭目撃。GPSの地図ではこの辺りに三角点1443.7mがあるようだ。帰りに探してみようか。
気を取り直し歩きます。思わず見とれてしまった朝日の木漏れ日に紅葉。
二本ブナを8時45分通過。
見返りの坂の標を過ぎて暫く、、右手の稜線方向に何気なく送った視線の先に、、マタマタ木々の間からジッとこちらを窺う鹿!カメラを構えたら既に姿はない、、残念!と、、カメラを下ろすとマタマタ居る!ザァザァと走り去る音が3回、、3頭が走り去ったようです。走り去った方向から「ケーン」「ケーン」と鳴き声が聞こえます、、近場の仲間に危険信号を発している様子、、白岩岩峰の鹿よけネットの必要性を改めて感じます。霧立越は彼らの濃密な生活圏なのですね。
平家ブナ9時15分、滝・尾前古道分岐9時25分、9時50分扇山山小屋に到着。立派な山小屋ですね。
10時15分、待望の扇山山頂1661mに到着!だ~れも居ない。3連休のド真ん中ですから結構な人が登っていると思っていたのですが。360度の展望と言っていいでしょう。風もなく広がる青空にたった独りの山頂。贅沢な時間ですね。
今来た霧立越の方向を眺めます。水呑の頭と向坂山は重なっちゃってるようです。その下辺りに林道が山腹を横切ります、、その林道下に縦に流れる崩壊跡が何本か、その内の1本は、
おおっ!これは滝ですね。有名な幻の滝ですか!?
一通り回りを眺め満足したところで燃料補給。大口開けてオムスビを頬張っていると、本日初の人との出会い、、ご夫婦が二組でした。11時、下山開始。
復路は紅葉を楽しみながらペースを落として歩きました。見晴らし岩下で休憩中に縦走者1名とすれ違い本日5人目の人との出会い、、しかし、鹿さんにはもう10頭以上、、2倍返しの頻度で出会ってます。三角点1443.7mは結局見つからないまま15時、ゴボウ畠に無事到着。いや~ぁ、我ながらよく歩いたもんだと、、小さな満足感。素晴らしいコースだと思います。霧立越!次は向坂山から三方山までのピストンを考えてみたり、いつになるやら?