9月13日20時過ぎ、熊本県山都町「道の駅清和文楽邑」。今や、この辺りの山を歩く時の定宿です。一杯やって21時半に車中泊にて就寝。明けて14日3時半過ぎ、すぐ横に止まった車のかけっ放しエンジン音で半覚醒。何も隣に止まる事はないでしょ!?こんなに広い駐車場ですよ。「うるせぇ!!」と怒鳴った自分の声に、完全に目覚める。
5時30分カシバル峠に到着。そろそろ夜明けかな?ヘッデン点けてのパッキングに少々手間取り登山口ゴボウ畠に駐車。
ゴボウ畠から6時5分に五ヶ瀬ハイランドスキー場を目指して歩き始める。視界が開けると既にお日様はこんなに登ってました。快晴です!!
6時25分スキー場。どーも荷物の詰め方が悪かったようで、レストハウス前で再パッキング。ふと見上げると、ゲレンデ脇を登って行くご夫婦の姿発見。
向坂山山頂に到着。今日は九州脊梁山地を成す二筋の連なりである霧立越と向霧立越の間、向坂山1684.7m~三方山1577.9mを歩きます。できれば椎矢峠まで、気力があれば更にその先、高岳までの往復をできれば、目指してみたい!!そして、山頂で追いついたご夫婦も。なんと!三方山ピストンだとか!
それじゃ、と言う事で、一緒に下ります。こんな道をどんどん下ります、でも、ここで、今度は、手袋が半分有りません、独り山頂へ戻ります。
山頂手前まで登り返し、手袋発見、、再び下ります。展望を楽しむお二方にやっとの思いで追いつきました。遥か彼方に見える雲海は、、椎葉の方向?以後最低鞍部まで道々お話を伺いながら下って行くと、、やはり、このご夫婦は唯ものではなかった!国東半島のじなしさんでした。なんと先週は我が家の前の竜王山に登られたとか!そして1週間後には脊梁ですか?すごい!
最低鞍部から先行させていただき歩きます。あと2.1km。道はジワジワと登ります。
そして急登にあえぐと天女ケ岩。岩によじ登り振り返ると出発点の向坂山。
南側にスパッと展望が開けます。今日は快晴ですが見えているのは市房山辺りまでかな?ここで一服し5分休憩、復路はここでゆっくり昼飯ですね。
アップダウンを繰り返す道を急ぎます。ええっ、落雷かな?バックリ縦裂きになっても生きている古木。おおっ?分水古桜だ、ゴツゴツとした樹表に年齢を感じます。
そして、、最後の登りにヨタヨタと、で、やっと、9時10分三方山山頂1577.9mに到着です。樹林に囲まれ展望はありません。
山頂先が展望地。しばし景色を眺めます。向霧立の盟主国見岳の稜線手前に高岳が望めます。よ~し、、ここまで来たら椎矢峠までは下ってみよう。って気になり9時25分出発。
しばらく下ると天主山・遠見山方面と椎矢峠方面への分岐。向坂山からずっと標されていた九州脊梁ロングトレイルランコースはここから天主山方面へ向かうようです。ところが!?トレランコースを外れた途端、、道は荒れて?ます。いや、道はしっかりついているのですが倒木や風で落ちたと思われる大枝・小枝が道を塞いで歩きにくいことこの上なし。九十九折の下りでは道を外してショートカットで一気に直下、これが失敗。何本か道に出会った後に、、下れど下れど次の道に出会わない!?途中で道は水平に続いていた様子、、やむなし約50m登り直し以降は忠実に道をたどります。
10時ちょうど椎矢峠に到着。
しかし!驚いた事に、、峠にはリフトアップされたジムニー2台とエクストレイル、軽の箱バンの4台もの車が!?私の認識としては、、内大臣側は広河原以降の土砂崩れと椎葉側の橋の架替工事で登ってこれないはず!ジムニーのドライバーさんにお聞きすると、内大臣側が極々最近開通したとの事。しかし道は狭くかなり荒れた状態でやはり4駆でないと辛いらしい。
と、、言う事は次回ここまで来れば椎矢峠~高岳~国見岳のピストンが可能な訳で、今日はここまでとして、高岳登山口だけ確認。林道端に腰を下ろしカロリーメイトを齧る。じなしさんたちもそろそろ復路を歩き始めた頃かな?10時20分三方山目指し出発。
11時三方山に戻ってきました。山頂を一気に通り越し天女ケ岩へ。大休止。昼飯お握り前に冷え冷えビールを一本呑んじゃおうと心待ちにしてましたが、、うおっ!?クーラーボックスの中からゴロリと出てきたのは、、辛口焼酎ハイボール!パッキングの時に間違えたか、度数は同じなのですが、なんか酔っ払いそうで、、案の定、、すきっ腹にはジワリと効いて酔っ払い。
12時天女ケ岩出発。向坂山への登り返しは疲れと焼酎で、もうグズグズです、、ガックシ落ちたペースで、、どうにか2時ちょうど、、向坂山まで戻ってきました。大の字休止。杉越を下りへとへとで2時50分ゴボウ畠着。五ヶ瀬川源流で頭から水をかぶり汗を流すと少し元気に。とうとうじなしさんには追いつけなかったなぁ~、、やっぱり山で焼酎はイカン!と悔やみながら帰路につく。