今年は台風が少なく紅葉は期待できると聞いた、、ならば、ウツウツを削ぎ落としに出かけてみよう、、と福岡県の英彦山へ。
豊前坊よりまずは北岳を目指します。英彦山と言えば古くからの修験の山。豊前坊は天狗の宮とも呼ばれてます。雰囲気は十分です。修験者の気持ちで登ってみようかな。
15分かけ望雲台との分岐、左上よりなにやらギャ~ギャ~と悲鳴に似た喧しい声が。望雲台の鎖場に団体さんが取り付いているようで、この手の輩に遭遇すると狭い鎖場は大混雑。垂直100mを超える岩壁から望む景色は素晴らしいんですが、今日は止めときましょう。大汗カキカキ20分も登るとやっとお目当ての紅葉がチラホラ。一週間早かったかな?10年程前に登った時にはなかった木段なんかがあったりして登山道も変わるもんだねと思ってみたり。
北岳山頂まで1時間20分もかかってしった。生憎、斜面を這い上がってくるガスで展望はなし、色づき始めた紅葉だけが唯一の救いです。
中岳までは大した登りもなくブナの黄葉を楽しみます。下草が笹で大好きな趣の道です。
英彦山中岳山頂は思いの外、大勢の登山者で賑わってます。人の少ない一画に陣取り山頂ビール。お湯を沸かし暖かカレーヌードルにお握り。幸せですね!人心地ついて気づくと山頂上空は青空!紅葉も1200mのこの辺りはちょうど良い時期なのかも知れません。更にうれしい事に雲の上に覗く九重の峰々も見えました。つい「あっ、九重だ。」と呟いたらしく、、「どこ?どこ?」、「やっぱりそうですか!?」なんて周りがガヤガヤとカメラを向けだす始末、、少々気恥ずかしくなり、、スタコラ来た道を戻ります。
下りは1時間弱で駐車場に到着、、、さてさて、どこかで汗でも流してかえろうか?と発進したマービーの中で考えながらゴソゴソ、、、と、、、と、、、と、、、け、け、携帯電話がありません!?やっちゃいました、、山の藻屑です(涙)、、、腰のカメラバックのサイドに入れてたのを北岳山頂を過ぎる時には確認してます。公衆電話をやっと見つけ自分の携帯を呼び出しますが、圏外。田川市のauショップでGPSで所在確認をしてもらいますが、、圏外では探査の方法なし、、やむなく一時利用停止の手続きをして、、帰宅。
結構お気に入りの端末でしたので、モヤモヤと、ならば、「よっしゃ、明日もう一回登って探す!!絶対探す!」まだ人の登る前に朝一登山決行です。翌朝、暗い内に出発、登山口の神社に拾得物の届けはないかを確認し入山。ペットボトル2本のみでスピード登山です、でも目を皿のように地面や藪の確認をします。、北岳直下まで35分、鎖場の途中の岩と岩の間の窪みの落ち葉の上に転がる朝露に濡れた我が黄色い端末発見!!電池は消耗し切ってますが、何処にも傷なし!朝露も防水仕様なので問題なし!!落とした場所が左右どちらに5センチづれてても谷底マッ逆さまの本当に山の藻屑の危機一髪。俺の日頃の行いが良いから出てきたんだ!!って、非常に喜んだのですが、よくよく考えれば、行いの良い方は、そもそも、携帯紛失の挙句、2日連続同じ山の登山なんて、、目にはあわない訳でして、、普段行いのあまり良くない、私への英彦山の神の軽い警告!?だった、、の、、かな??