papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

Fire in the kitchen 暖炉の火を囲んで

2008年03月28日 | ドラム・ケイジ
先週の土曜日に、飯田橋まで「Fire in the kitchen 暖炉の火を囲んで」ビーチ君(HELSINKI ON THE BEACH)出演のライブを見に行った。ライブ会場は会社の一室で、その会社の入ったビルは学校のような建物で、会社も教室のような作りになっていた。まるで、大学時代に学生開館で入学シーズンや七夕時期にやったような、手作り感あふれるライブ会場だった。
ライブは、ビーチ君お得意のMCと歌で、おまけに途中で声がラジオボイスになったり、途中でマイクがフェードアウトしたり(偶然アンプがへたっただけだったが、絶妙のタイミングだった)と、抜群の構成をみせてくれた。
そのライブの模様は出来れば、許可が出れば、動画配信したいな。

ライブの前に、フランスの劇団・カンパニー・ジョリモームの 路上ライブを映像で流していたのだが、これまた、なかなか面白かった。日本もフランスも事情は同じだろうけど、彼らの表現方法が全く違っていて、考えさせられる。カンパニー・ジョリモームの発想と表現が素晴らしいから、こうやって日本で映像を見る事が出来たのだろうけど。

最近、チベット暴動が話題になっている。ビョークが北京で「チベット!」と叫んで導火線に火が点いて、徐々に爆発したかのような雰囲気。と、そんなニュースを見て、色々調べてみると、その問題の深刻さに驚いた。その辺りの掲示板をみても、かなりやばい事がわかる。自分がその問題を知らなかった事も恥ずかしいが、知れば知るほど、憤りを感じる。人権って言葉は、小学生の頃に習った程度で、どれほどの意味があるのかはまるで理解して無かったこともわかった。
人権。身近で考えればマックの店長や徹夜続きのサラリーマンから、チベットやダルフール。大きな組織にバカにされている個を守る権利。人が生活するための根幹を阻害されることがないよう、長い時間を積み上げて作りあげた権利。
調べていると、チベット問題に意見を述べている有名人のサイトにやっと出くわした。野口健の公式サイト。身近でヒマラヤを見続けた人だけに説得力が有る。健さんの言うように、チョモランマの聖火登頂に全く意味はないと思える。

そんな思いを片腹に外国人力士の出身国を調べてみると、それぞれの出身国に色々な問題を抱えている事も知った。しかもマイノリティーが多い。
相撲界も最近色々問題を抱えているが、日本の伝統を守る事よりも、まず第一に人権や個のアイデンティティーを大切にする事を基本に、改革して欲しいです。

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