アーユルヴェーダ(インド医学)には西洋医学のように専門が8つに分化されています。内科・外科・小児婦人科など馴染み深い専門科のほかに強壮法科・強精法科という独自の部門があります。
強壮法科は若返りを目的にしています。これは見た目の若返りも含みますが、たとえば内臓機能や代謝力など、特に内面の若返りに重点をおいています。なぜなら内面の若さが、結果長寿に結びつくからです。メタボリック・シンドロームなど以前は成人病といわれていた分野の治療もここに含みます。
この強壮法を専門用語でラサーヤナといいます。そして、このラサーヤナが今、各国の医療部門から注目されています。
日本の大学病院でも健康的に年齢を重ねる研究が近年盛んです。国家予算内に占める高齢者の治療費を削減するのが大きな目的です。そして、実際インド医学からヒントを得ている大学も多いそうです。
今回のセミナーでは、このラサーヤナ(若返り方法)についても触れる予定です。