いつまでも悲しみに浸っていられないところ、お名前がない方に渇を入れていただきましたので(笑)気持ちを入れ替えていくつかの要素について細かく語りたいと思います。ただしフィギュアに関してですが。
それと言いますのも、木曜金曜とJスポで2010年ワールド、2008年ワールドを見ていて気になったことや、これは後日別エントリーにしますがひっかかるスピンのレベル認定についても。まず今日はスパイラルとつなぎについてです。
特に今日放送の2008年ワールドは採点がまだ比較的まともだった頃なので余計に感じたのですが、スパイラルもスピンほどではないかもしれませんが上手い下手・ポジションの美しさの差異が結構出てしまう要素だと思います。
現状のルールでは、スパイラル(女子のみ)はレベルなしのコレオスパイラルになってしまいましたが、個人的にこれは非常に残念なルール改定だったと思っています。SPでは要素から消え、FSではコレオスパイラルだけになっているので、女子の見せ場だったスパイラルが減ってしまったわけです。SPにもつなぎとして入れている選手もいますが、ごく短いですね。
現状でもコレオスパイラルにGOEで加点はつくものの、レベル判定があったことに比べると武器の一つにできるくらい上手な選手にとっては点数を得られるポイントが減ったり、また当初言われたように思ったほど選手独自の個性はそれほど出せていないと思います。むしろたった6秒ですから逆にみんな似たり寄ったりになっているように私には見受けられます。今季で独創性が高いのはワグナー選手と浅田選手くらいではないでしょうか?両選手とも、独自のスパイラルが素晴らしいので、佐野さんではないですが+3点差し上げたいくらいです(笑)
それとつなぎですが、やはり3年前の各選手のプログラムを見ていても、今の方がつなぎが沢山入っているのではないでしょうか?こういうところもDGシステムと共に高難度ジャンプ(コンビネーション)が減ってしまった要因ではないのかなと考えます。ジャンプの前後につなぎや工夫があれば加点があるのはいいんですが、ジャンプの入りが難しいと成功確率が落ちてしまうこともあり、やはり全体的にジャンプの難度が落ちてしまうのは非常に残念です。
言うまでもなく、フィギュアはジャンプだけでなくスピン、ステップ、スパイラル、そしてなによりベースになるスケーティングのトータルで競うものなのは百も承知の上ですが、要素が減ったり短くなったりしている割には、最近選手たちがプログラムをこなすことに苦労しているように見えるのが残念なのです。私のめがね違いならそれでいいのですが、多くの場合ジャンプ構成が落ちているのは事実です。最大の理由は厳しすぎるDG判定が原因ではありますが。
もちろん選手によって得意とする要素でそれぞれ得点源とし演じればよいと思うのですが、ジャッジやISUの幹部の皆様(こんなところは見てないのは分かってますが)スパイラルを是非またレベル認定有にしてみないか検討して欲しいなと、大変個人的ながらひっそり思っております。つなぎはあんまりみっしりでなければ今のままでもいいかもしれませんが、その多さによってもっと評価をつけてあげて欲しいです。正直、スカスカの選手とみっしりの選手とそれほど点差が離れていないですしね。
まあいつもどおり好き勝手に語りましたが、スパイラルやつなぎについてご意見がある方がいらしたら是非お聞かせ下さい。スパイラル好きな方、結構いらっしゃると思うんですけどねー。