歌うように語ろう

観劇や観戦(主にフィギュアスケート)等について語るブログです
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JGP7戦 女子総合結果 およびJGPF進出者決定

2011年10月16日 | フィギュアスケート

男子に遅れ先ほど女子も結果を確認しました。まずは庄司選手おめでとう!以下結果上位5名です。

1・グレイシー・ゴールド 172.69

2.庄司理紗        157.83

3.サマンサ・セサリオ  145.96

4.Gerli LIINAMAE  140.30

5.西野友毬        132.40

ゴールド選手SP FS共に1位の完全優勝です。しかし残念ながら2戦出ていないのでファイナルに出られません。アメリカのスケ連、判断を誤りましたかね。

庄司選手もFSで順位を落とさず無事に表彰台です。良かった良かった。しかしとりこぼしがいくつかあるのが気になります。ステップ、本来そんなに下手な選手ではないと思うのですが……。まあ、まだシーズンは続きますので、うまく滑り込んでいけるといいですね。3,4位はとばして(すみません)5位に西野選手。SPから順位落としちゃいましたね。あと少しのところでもったいないことが続きますね。うーん、そろそろシニアに向けていい成績を残して欲しかったのですが残念です。でも入賞できてよかったですね。

今大会終了により、女子もJGPF出場者が決まりました。日本からは庄司選手一人、後はシジュンセンシュ(中国)ヴァネッサ・ラムセンシュ(米)そしてロシアからは、リプニツカヤ選手、シェレペン選手、コロベニコワ選手の3名です。ロシやっぱり強いな~。

さて、明日は日曜なのに野暮用のためいつもと同じ時間に起きねばなりません。短いですがこれにて。


JGPS7戦 男子総合結果とJGPFメンバー+国内戦について少し

2011年10月15日 | フィギュアスケート

男子のFSが終わりまして、総合結果が出ました。1位2位はともかく3位にちょっと驚き。

1.Joshua FARRIS 207.67

2.Maxim KOVTUN 186.87

3.宇野昌磨        175.15

4.木原龍一        170.12

5.Shotaro OMORI  168.28

 

1位2位はSPと変わらず。今度はFARRIS選手にミスが出ましたが、SPでも貯金がありましたし、FSでも大崩れと言うほどではなかったので十分な点差を保ったまま逃げ切りました。2位のKOVTUN選手もFSではFARRIS選手と5点以下の点差にまで迫っての2位です。

そして3位ですが、なんとあのちっちゃい(これは余計か)ジュニアデビューしたばかりの宇野選手が堂々の表彰台です。FSで3位に入って巻き返しに成功しました。相変わらずルッツはアレですが、彼の場合はスピンやステップでしっかり点数が取れるのが強みですね。この長所を保ちつつ、今度は3A習得を目指して欲しいところです。ルッツも直せるといいですが……かなり重度のエラーですから難しいかな。

4位に木原選手。SPから順位を落としてしまいました。残念……。また次の試合で頑張って下さいね。ちなみに5位はショウタロウ オオモリ選手(アメリカ)でした。彼もFSで巻き返しましたね。

 

これで男子のJPSは全て終わりましたので、JGPFへの出場者6名が決まりました。日本からは田中選手と日野選手2名が出られるようです。男子で2名は過去もありましたっけ? 大健闘ですね。

 

一方、日本国内では地区戦が行われておりまして、西から順次開催されたようです。

気になるところでは中部地区大会で村上選手が3F+3Tを成功させていました。セカンドが足りているかどうかは国際試合だと判定が微妙ではありますが、まずは見た目クリーンに降りられているので後はブラッシュアップですね。3Loと2Aはまだ苦手なままなのかな? それにしてもSPのタラソワプロ、見たかったです。今季は無理でも、来季以降見せてもらいたいですね。

東北・北海道ブロックでは男子部門でただ一人、羽生選手が出場しました。SPでは88点台の高得点が出ていますが、4T単独だったようなのでご本人は不満足なのかな? でも国内とはいえSPで88点台はすごいですね。GPシリーズでの活躍を期待したいと思います。

いよいよ今夜、JGP7戦女子FSです。吉報が入りますように。


JGP7戦 エストニア大会男女SP結果

2011年10月14日 | フィギュアスケート

無事、FPUへの退会届は届いて処理してくださったようなので先ほどのエントリーは削除いたしました。

さて、本題のJGP7戦エストニア大会です。男女ともSPまで終わっております。

以下女子から上位のみ記述します。

1.グレーシー・ゴールド TSS60.18 TES 35.32 PCS 24.86

2.庄司理紗    TSS 55.19 TES 31.01 PCS 24.18

3.サマンサ・セサリオ TSS 54.74 TES 30.64 PCS 24.10

4.西野友毬 TSS 50.04 TES 26.65 PCS 23.39

 

ゴールド選手は全ての要素でプラス評価でした。ジュニアで60点オーバーは上出来ですね。コンボも3F+3Tをきっちり飛んでいるので基礎点でもリードしています。スピンもすべてLV4で取りこぼしナシです。FSではどうでしょうか?

庄司選手はコンボを3S+3Tにしてきましたね。基礎点は下がりますが、この方がサルコウが得意な彼女にとって手堅い構成だと思うのでいい選択だと思います。ルッツの減点や、スピンやステップでの取りこぼしがもったいなかったですね。でも彼女はFSに強いと思うので、落ち着いてFSに望んでほしいと思います。頑張って!

セサリオ選手はルッツでe付き、減点も1.2とちょっと痛いですね。でも後はまずまずの出来のようです。2位の庄司選手と僅差ですね。怖いなー。

西野選手も頑張りましたが、コンボの3T+3TのセカンドにDG判定が下りました。更に減点で結局4.00。うーん、残念……。ルッツも減点です。でもスピンステップの取りこぼしは最小限度です。FS頑張ってくださいね。

 

続いて男子。

1.Joshua FARRIS TSS 74.55 TES 41.41 PCS 33.14

2.Maxim KOVTUN TSS 58.47 TES 29.39 PCS 30.08 De.-1

3.木原龍一  TSS 57.52 TES 29.48 PCS 28.04

4.宇野昌摩 TSS 56.29 TES 29.50 PCS 26.79 PB

 

1位のFARRIS選手がかなりのリードです。3Aでの加点も大きいですね。スピンステップでの取りこぼしもないのですが、3Fにエラーがついています。軽微なロッグエッジ扱いなのか、減点はわずか0.3ですが。

2位のKOVTUN選手は3Aでの転倒と減点が痛かったですね。コンボが3T+2Tなので、ルッツくらいの点数しか稼げなかったのも伸び悩んだ点でしょう。取りこぼしもちょっと。まだ若い選手なのかな?

3位に木原選手ですが、やはりフリップにエラーが。中程度ロッグエッジ判定でしょうか。おまけにセカンドの3TがURです。もったいないもったいない。取りこぼしもいくつか。FSでは頑張ってください、是非とも。

4位に宇野選手。PB更新です!彼のルッツはなかなかキツイエッジエラー減点になっていますが、全然直してないのかな……。まだ今のうちなら間に合うと思うんですがどうですか山田先生!(こんなとこ見てるわけないですが)でもスピンは全てLv4でそろえて加点ももらえています。とりこぼしがないのは良かったです。PB更新しましたしね。是非FSもこの調子で頑張ってください。

ちょうど今夜から明日早朝にかけてFSが実施のはずですが、皆さん良い演技が出来ますように。特に庄司選手、木原選手、ベストを尽くせますよう祈ってます。


遅ればせながらJGP6戦&フィンランディアについて。そしてJGP7戦の展望と採点傾向

2011年10月11日 | フィギュアスケート

タイトルがムダに長くなりました。この3連休、出かけることが多くて情報収集にすっかり遅れを取りましたが、ようやく上位選手および日本人選手の結果などを見ました。更に今までの採点傾向とか、JGP7戦の展望など、つらつらと綴ってみます。

まずはフィンランディアについて。

男子は無良君が制しましたね。おめでとうございます。GPシリーズには残念ながらエントリーされませんでしたが、こうして出られる試合でこつこつと実績を積んでいってもらえればと思います。

女子は1位がソフィア・ビリュコワ選手、2位にエレーナ・グレボワ選手、3~6位がフィンランド勢、8位に河野選手が入りました。国内大会メインの選手だと思いますが、あまり存じ上げない選手です。勉強不足で申し訳ないです。でも、国内とは全然違う環境の中試合に出たのはいい経験になりますよね。頑張ってください。

続いてJGP6戦

男子はHan YAN選手がぶっちぎりでの優勝でした。男子シングルでも中国の選手が上がってきましたね~。ソチを目指して育成に力を入れているのは、なにもロシアだけではないのだと静かにアピールしているかのようです。3位には韓国の選手も入っていました。……なるほど。日本勢は17位に坪井選手、18位に中村選手でした。うーん、頑張れ!

女子は日本期待の宮原選手が出ていましたが、厳しく回転不足を取られましたね。それでも5位入賞ですが、才能を大いに感じさせる選手なだけに、次をまた期待しています。今季ジュニアデビューですしね。なお、女子1位のユリア・リプニツカヤ選手が出した183.05の総合の点数は、浅田選手以来のレコード更新だそうです。ま、記録はいつか塗り替えられるものですから仕方ないですが、その割には構成が(もにょもにょ)いえなんでもありません。

さて、ここまで見てきて感じた採点傾向ですが、今まで比較的緩かったジュニアでも回転不足を厳しく取るようになったのをしみじみ感じます。それと、これも昨年まではシニアより緩かったエッジ判定もきっちり取っていますね。シニアの採点でブーイングが出るくらいなら、ジュニアからきっちり取りますよってことかとついうがった(?)物の見方をしてしまいそうですが、あんまりジュニアのうちから重箱の隅つつきというのは見ていて面白くないなと感じてしまいます。体の軽いうちに、選手たちには3-3やあわよくば3Aをバンバン飛んで欲しいのは私だけでしょうか? もちろん、SSやスピン、つなぎの充実など総合的な力をつけていくのも大事ですけどね。

そんな風に見ながら、7戦のエントリーを見てみました。申し訳ありませんがハイライト?ということで日米露の三国からのエントリーで、今朝の段階での選手について列記してみます。

日本>庄司理紗、西野友毬  米>サマンサ・セサリオ、グレーシ-・ゴールド 露>アンナ・シェルシャク、アリーナ・ペトロワ

日本はともかく、米露はどのくらいのポテンシャルの選手かイマイチ分からない面子が来てます。ゴールド選手がなかなかだという噂も聞きましたが、ここは是非庄司選手に頑張っていただいて、是非JGPFに進んでいただきたいところです。もちろん西野選手にも期待しています。

まだシーズンは始まったばかりではありますが、確実にソチ五輪に向けた布陣が出来つつあることを感じます。ただし、今度はガチでの実力勝負だろうと思われるのだけが救いといえば救いですが、いざとなれば何をやるかわからない怖さもロシアにはあります。ともあれ、しばらくは採点傾向を注視しつつ選手たちを応援するしかないですね。


ロミオ&ジュリエット 総括雑感

2011年10月04日 | 観劇関係

まだ大阪公演を残しているのに早いような気もしますが、一応プリンのWキャストは一通り見てたので総括的な感想をまとめて書きたいと思います。

あ、その前に。そろそろ公式で詳細が載るころかもしれませんが、今回の公演のライブ版CDが出るそうです。2枚組みで、ロミジュリの組み合わせは城田&フランク、山崎&昆だそうです。できればDVDも欲しいところですが、CDだけでも出るのは楽しみです。

さて、本題に入りたいと思います。開幕前はタイトルロールであるジュリエットの発表前にチケット発売が開始されるわ、発表されたらされたで本当に二人とも新人だわ、あげくに劇中に携帯だのFacebookだのでてくるらしいだの、不安要素山盛りでしたが、ふたを開けてみれば二人のジュリエットは予想以上に聞かせてくれましたし、またフレッシュな可憐さも初々しさもジュリエットにふさわしいものでした。歌唱力については昆さんを押す声をよく聞きますが、確かに上手いものの、早くも自分のスタイルが固まりつつあるように見えるので、個人的にはフランクさんの方に延び幅も期待したいと思います。

そして二人のロミオですが、これはそれぞれの得意分野を生かした全く別の役作りをしているように感じました。言うまでもなく山崎さんは日本ミュージカル界のホープですので、歌唱力には問題はなく、安心して聞かせてくれました。一方の城田さんは癖のない歌唱ながらも、やや不安定な部分がありました。ただ、ミュージカルといえども演技もまた重要なわけで、演じるという部分では山崎さんの感情表現、ことにジュリエットへの情熱はいささか薄くてロミオとしての役上のアイデンティティは弱く感じました。逆に城田さんはもう一歩過ぎるとtoo machになりかねないほど溢れるほどのジュリエット愛が演技から伝わってきたように思います。要は一長一短かなというのが私の見解です。後は完全に好みで分かれるでしょう。あくまで歌唱力命の観客なら山崎ロミオを好むでしょうし、演技も重視したい観客なら、城田ロミオを好ましく思うだろうと推測しています。

それからいろんなところで同様の意見を聞きましたが、ロミオとジュリエットの組み合わせバランスについてはCDと同じ組あわせで固定が良かったのではないかと私も思っています。城田&昆の組み合わせで2回ほど見ましたが、身長差がありすぎるので常に城田ロミオが猫背になりがちで、また見た目のバランスも良くなかったです。まるで大人と小学生のように見えて、背徳感すら漂いかねない(家同士が云々ではなく、倫理的な面で)雰囲気でした。むろんこれはキャストのせいではないので、キャスティングを考えたスタッフや演出の小池さんに物申したいところです。

同日同公演を見る前に話した友人も言っていましたが、思いの外演出などの不満を我慢してでもそのうち慣れてしまって、気がつくと何度も通いたくなるいい舞台になっていったのは嬉しい誤算でした。特に若手キャストの成長振りが目覚しく、それも楽しく拝見しました。

来年にはフランスオリジナル版で上演が決定しているとのこと。今度はオリジナルのよさをこれでもかと見せ付けるような舞台を期待しています。