写真:ウチョウラン 三蝶咲き
先月上旬に咲き始めたウチョウランの変化咲き。
一か月後の今頃に唸ってやっと全部の花が開花して満開と成りました。
一般にウチョウランの花はそこまで持つ事は少ないのですが、この株は毎年のように1ヶ月ほどかけて咲いてくれるのです。
やはり変化咲きと言う事が影響しているのでしょうか…?
写真:ウチョウラン原種(参考)
写真:三蝶咲き アップ
この三蝶咲きとは奇形に咲いたものですが見た感じが違和感をあまり感じず、却って豪華に見えるので愛好家も多いとの事です。
ウチョウランの基本形は、原種の写真を見てお判りの様に天弁(ドーサルセパル)と棒心(ペタル)で蕊柱(コラム)をきちっと守り、ぴんと張った側萼片(ラテラルセパル)と大きな舌(リップ)が特徴的なのです。
この三蝶咲きは、その側花弁が不完全ながらも舌化しており、距すら発生させているのです。
そんな事で、恰も3つの花が一緒に咲いているかのような豪華な花容と成っています。
ウチョウランは基本的に舌の形や模様そして花全体の色の変化を楽しむのですが、たまにはこのような変わり咲きも楽しいものです。
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